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府中市美術館 Fuchu Art Museum
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長谷川繁公開制作プロセス

更新日:2010年6月20日

およそ2か月間の公開制作の様子をレポートしていきます。お楽しみに!

第1日目

4月10日(土曜日)

気持ちよく晴れた土曜日に、長谷川繁さんの公開制作が始まりました。長谷川さんは開館前から美術館に来て、公開制作室とエントランスに完成作品を展示し、また画材や白いキャンバスを作業しやすいように配置していきました。
午後からお客さんがいらして、作品を見たり、長谷川さんと話したり。そして、絵の題材がたくさん集まりました。「めがね」「Tシャツ」「ひつじ」「竹」「階段」など、本当にさまざまな物がリクエストされています。さて、これらの中から、長谷川さんは何を選び、どのように絵に描いていくのでしょうか。

第2日目

4月11日(日曜日)

長谷川さんは、一晩かけて初日に集まった題材を検討し、描くイメージを決めてきました。「博士と銅像と電球」「カレーライスと宇宙」「目玉焼きと豆腐」の3点です。
長谷川さんは、それぞれに合った大きさのキャンバスを選び、スケッチを見ながら、キャンバスに直に油絵具で描いていきます。長谷川さんはいくつかの作品を同時並行して描くのを常としているようです。台座を塗ったオレンジ色で、宇宙の渦巻きを描いたり、見守る私たちの意表を突いた進行具合です。
同時に、この日もたくさんの題材が寄せられました。ありがとうございました。

第3日目

4月18日(日曜日)

先週寄せていただいた題材は、100を超えました。長谷川さんは、この中からいくつかを選んで、描いていきます。今日は、人の姿に円盤が重なった作品ともう1点が、描き始められました。どの題材を選んでいるのか、すぐには分かりません。あわせて5点ほどが同時進行で描かれていくようです。

第4日目

4月25日(日曜日)

朝から気持ちよく晴れた日曜日。風邪気味の長谷川さんは少し疲れた様子ですが、大きなキャンバスに人物を描き始めました。小さな作品2点にも色が重ねられます。最後に、青い人物の右側に、茶色の絵の具で何かを書き添えました。一つモチーフを描いては、次にどう展開するか考えながら、次のモチーフを描いていきます。どこにたどりつくのでしょうか。5月から制作は第2段階に入りそうです。

第5・6日目

5月2日(日曜日)・3日(祝日)

平日に来館して描き進めたこともあり、作品の数が増えてきました。また、ずいぶん変化した絵もあります。
3日にふらりと寄った井出館長とは、長谷川さんの絵がシュールレアリスムの流れを汲んでいるのでは、という話で盛り上がりました。井出館長はドイツの画家マックス・エルンストを、長谷川さんは好きな画家としてイタリアのキリコの名前を挙げていました。

第7日目

5月8日(日曜日)

全体に少しずつモチーフや色が加わったり、また消されたりしています。気づくと作品が変化している、という印象です。
この日は来館者からの意見をきいて、作品に手を入れたりしていました。後半には、小さいキャンバスに豆腐の絵を集中して描きました。短時間で決まっていく絵と、少しずつ手が加わって進んでいく絵とがあり、追ったり追われたりの進行具合が興味深いです。

第8日目

5月23日(日曜日)

新たに描き始められた絵があるとともに、いつの間にか裏返されて制作室から外されていく作品もあります。この日は、しばらく手を入れていなかった大作に取りかかりました。白い筋だった部分が、明るい緑色の絵具で描き足されて、竹に変身しました。ベルトを振りかざす人物は、竹に取り囲まれているように見えてきます。何本かの竹を塗り終えたところで筆を置き、その効果を確かめていました。

第9日目

5月30日(日曜日)

2点目の大作のためのキャンバスが制作室に置かれました。前回まで描いていた大作は、控え室と制作室の中間ゾーンに移動しています。また、外からは見えない位置に、ねずみとうさぎを合体させた「ねずみうさぎ」の絵があります。今の段階では灰色にちかい「ねずみうさぎ」ですが、背景に置く色によって、白色に見えてくるそうです。

第10日目

6月1日(火曜日)

2点目の大作には、カラフルなビニール袋、もくもくとした形の煙、カラスのような鳥、黄緑の棒が描かれました。中でも、ビニール袋にはいろんな色が入り混じって、ひときわ際立っているようです。ビニールの表面に映る多彩な色を特に意識して描かれたようです。

第11日目

6月6日(日曜日)

多くの来場者の方があり、長谷川さんも制作の手を休め、絵画談義がはずんでいるようでした。いくつかのお題(キーワード)を組み合わせて絵を描いていますが、1足す1足す1が3ではなくて、0になるような不条理や謎をもった絵を描くこと、それが長谷川さんにとって描く行為の着地点だそうです。なるほど、感心するお話でした。

第12日目

6月12日(土曜日)

「ねずみうさぎ」の背景で黄色を塗らずにいた余白に水色を塗って、それが今回の公開制作において最後に手を入れた部分となりました。明日、手がけた15点の絵をすべて展示するため、今日はその他の作品を梱包し片付けをしました。約2か月にわたった制作を終えました。

第13日目

6月13日(日曜日)

試行錯誤を重ねながら、公開制作室の壁面にバランスよく15点の作品を配置しました。入り口から見て右側の壁の配置から順に決まりました。よく見ると、一番右の絵の「くわ」の柄と、その隣の「うどん」がかかっている「竹」が絵の間を越えてつながっているようです。作品同士をつなぐ、タテヨコの関係やモチーフの関係に注目できます。展示期間は7月11日(日曜日)まで。

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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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