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府中市指定有形文化財(建造物)内藤家住宅

最終更新日:2022年4月1日

名称

内藤家住宅(ないとうけじゅうたく)

員数

主屋(書院1棟と土蔵2棟を含む)1棟、表門1棟
土地付き

所在地

美好町3丁目

文化財の概要

 内藤家住宅は、江戸時代に武蔵国多摩郡本宿村の名主(なぬし)を勤めた内藤清兵衛(せいべえ)家の住宅です。明治22年に西府村が誕生した際は、初代村長も勤めました。
 主屋は江戸時代後期の建設と推定されます。主屋はL字型プランで、北側には式台付きの玄関があり、西側には別棟の書院を配すなど、格段に大きな規模を持つ都内有数の農家建築です。市街地化が進む府中市の中で、主屋など一連の建造物群が大きな改変もなく、庭も含めた屋敷地一体が良好に保存されています。
 内藤家は、17世紀半ばの甲州街道の新道整備とともに370年以上この地を守り続け、歴史を重ねてきました。近隣と比べても広い間口(まぐち)冠木門(かぶきもん)を構える当家の佇まいは、現在の府中市域でもほとんど見ることのできない昔日(せきじつ)の街道沿いの風景を留めています。
 


主屋外観

内容・数量

主屋 L字型プランの木造2階建、複合屋根(入母屋造(いりもやづくり)切妻造(きりづまづくり))、銅板葺(どうばんぶき)
書院 木造平屋建、寄棟造(よせむねづくり)、銅板葺
書院のクラ 木造2階建、切妻造、トタン葺
クラ 木造2階建、切妻造、トタン葺
表門 木造一間(いっけん)冠木門(かぶきもん)、間口3.25メートル、両袖塀付(りょうそでへいつき)

お願い

現在、内藤家住宅は一般公開しておりません。
当該文化財は住宅街にありますので、外からの見学や写真撮影等もご遠慮くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

お問合せ

このページは文化スポーツ部 ふるさと文化財課が担当しています。

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