令和4年(2022年) 4月1日 第1986号 発行:府中市 編集:政策経営部秘書広報課 〒183-8703(個別郵便番号) 府中市宮西町2の24 代表電話:電話042-364-4111  FAX:042-366-1457 ホームページ:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/ 世帯数 127,754(65減) 人口 男 130,105(105減) 女 129,801(53減) 計 259,906(158減) うち外国人住民数 5,048 (令和4年3月1日現在、( )は前月比) 令和4年度 市政の運営方針  令和4年第1回市議会定例会で、高野市長が令和4年度の市政の運営方針を発表しましたので、そのあらましをお知らせします。 問合せ:政策課(電話 335-4010) 市政運営の3つのテーマ ●地域でつながる ●未来へ育む ●活力を創る 市政の運営にあたって  昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、度重なる緊急事態宣言が発令されるなど、市政運営はもとより国内においても大変厳しい状況におかれた1年となりました。そのような中、多くの皆様にご協力いただいた2回のワクチン接種や徹底した感染対策などにより、一旦は感染者数が落ち着いた状況が続きました。  しかしながら、新たな変異株による更なる感染拡大が起こるなど、いまだ先行きは見通せず、市民生活や市内経済には大きな影響が及んでおり、回復にはまだしばらく時間がかかるものと認識しています。このような状況から、令和3年度は7度にわたり補正予算を編成し、総額100億円を超える施策を展開してきましたが、今後も、引き続き感染状況や経済情勢を見極め、迅速かつ適切な施策が求められています。  一方、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、大会史上初となる延期を経て、そして、多くの会場で無観客となるなど異例ずくめの中、開催されました。本市では、ホストタウンとしてこれまで培ってきたオーストリア代表やオーストラリア代表との交流をはじめ、自転車競技ロードレースにおいて、市内を通過した映像が世界に配信されるなど、世界とのつながりが確実に広がった年であったと感じています。  今後は、これらの貴重な経験を、大切なレガシーとしてしっかりと次世代に引き継いでいくことが重要であるものと認識しています。  令和4年度は第7次府中市総合計画がスタートします。本計画では、これまでの実績をしっかりと引き継ぐとともに、今後の市の将来を見据え、市政のあらゆる分野において、総合的かつ計画的なまちづくりを展開していきます。そして、本計画のスタートを着実なものとするため、3つのテーマとして「地域でつながる」「未来へ育む」「活力を創る」を掲げました。 地域でつながる  長引くコロナ禍において、今こそ、まちづくりの原点である地域の絆を協働の力で紡ぎ、新たな社会を見据えた施策の展開が必要であると捉えています。それには、市民の健康維持と市内経済の回復、自然災害への対策などが重要です。文化センター圏域を意識した地域のつながりでは、より多くの絆と協働により、地域福祉の拡充や防災力の充実を図ります。 未来へ育む  本市の大きな使命の一つである子育て施策の充実では、次世代を担う子どもたちの未来を育むために、子育て世代包括支援センターの移転による利便性とサービスの向上のほか、児童発達支援センターの完成に向けた準備を行うなど、一層の子育て環境の拡充に取り組みます。また、昨年市内の大学や企業と連携協定を締結したゼロカーボンシティへの取組も重要と捉えており、産学官が連携した、新時代を育むための新たな施策を検討します。 活力を創る  活力には、まず健康であることが大切です。市民の皆様が健康長寿を目指して、元気に過ごすことができるまちづくりを実現し、更なる活力を生み、愛着と笑顔あふれる地域を目指します。また、市内経済では、中心市街地の活性化が大きな課題であると捉えています。昨年はコロナ禍ではありましたが、府中駅南口に新たな大型商業施設が開業しました。ここに、本市ならではの息を吹き込み、魅力を発信し、そしてまちの活力を創るという大事な一年であると捉えています。