令和5年度 市の予算編成  令和5年度一般会計予算、特別会計予算及び公営企業会計予算が、第1回市議会定例会で可決されましたので、そのあらましをお知らせします。 問合せ 財政課(電話 335-4025)  本市の財政状況について、一般会計では、市税で前年度と比較して約13億6000万円の増収を見込むとともに、堅調な個人消費等から、地方消費税交付金は約8億円の増収を見込んでいます。また、競走事業からの収益事業収入は、電話投票等による堅調な売上げにより、前年度と比較して1億6000万円の増収の33億円を見込んでいます。  歳出では、社会保障関係経費が依然として伸び続けているほか、子育て支援、防災・減災対策、環境施策や長期化するコロナ禍への対応等、社会経済情勢の変化に合わせた施策が求められています。さらには、老朽化する公共施設に対する大規模な投資的事業への対応も必要となっており、将来的に見込まれる財政負担に対して、基金と起債を効果的に活用し、計画的に対応していく必要があります。  このような中、各施策事業の見直しを進めるなど、より一層の効率化を図りつつ、10億円を超える新規・レベルアップ事業を予算計上しています。  この結果、一般会計の予算額は、1194億円となり、特別会計・公営企業会計を含めた予算総額は、2672億4461万3千円となっています。 一般会計1194億円の内訳 歳入 ■市税:518億5628万9千円(43.4%)  市民税、固定資産税、都市計画税、市たばこ税ほか ■国・都支出金:331億746万3千円(27.7%)  国や都からの負担金、補助金、委託金 ■繰入金:75億7490万3千円(6.3%)  基金の取崩し ■市債:57億2030万円(4.8%)  国等からの借入金 ■使用料及び手数料:37億8337万9千円(3.2%)  施設使用料、証明手数料ほか ■その他:173億5766万6千円(14.6%) 《 歳入のあらまし 》 ○市税は、前年度と比較して2.7%、13億5922万7千円の増額となっています。国有資産等所在市町村交付金が減額となるものの、個人市民税、法人市民税、固定資産税等の増額により、市税全体で増額となっています ○各種譲与税・交付金は、株式等譲渡所得割交付金は減額となっており、地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、法人事業税交付金、地方消費税交付金、環境性能割交付金、地方特例交付金は増額となっています ○使用料及び手数料は、保育所保育料等が減額となる一方で、塵芥処理手数料等の増額により、2156万円の増額となっています ○国庫・都支出金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金やとうきょうママパパ応援事業補助金等が増額となる一方で、学校施設環境改善交付金や公立学校施設トイレ整備事業費補助金等の減額により、国庫・都支出金全体で減額となっています ○繰入金は、庁舎建設基金繰入金や公共施設整備基金繰入金等が増額となる一方で、学校施設改築基金繰入金の減額等により、14億4309万6千円の減額となっています ○市債は、義務教育施設整備事業債で18億7840万円、庁舎新築事業債で10億800万円、児童発達支援センター新築事業債で9億50万円、府中の森芸術劇場整備事業債で5億9900万円等、合計で57億2030万円となっています 歳出 ■民生費:581億1326万3千円(48.7%)  高齢者、障害のある方、児童等の福祉 ■教育費:226億4295万6千円(19.0%)  小・中学校教育、生涯学習、スポーツ振興ほか ■総務費:152億6264万1千円(12.8%)  庁舎管理、文化振興、交通安全、選挙ほか ■衛生費:86億8381万1千円(7.3%)  健康管理、ごみ処理、環境対策ほか ■土木費:63億2346万7千円(5.3%)  道路、公園、住宅等の整備 ■公債費:38億4797万8千円(3.2%)  市債の返済 ■その他:45億2588万4千円(3.7%)  議会、商工、消防ほか 《 歳出のあらまし 》 ○総務費は、新庁舎の建設工事費等が減額となる一方で、新庁舎移転に伴うネットワーク再構築事業費や端末機器等借上費のほか、府中の森芸術劇場整備事業費の増額等により、0.3%、4143万3千円の増額となっています ○民生費は、児童手当費等が減額となる一方で、国民健康保険特別会計への繰出金のほか、障害者の自立支援訓練等給付費の増額等により、4.0%、22億5304万6千円の増額となっています ○衛生費は、定期予防接種費等が減額となる一方で、出産・子育て応援事業に係る経費の増額のほか、多摩川衛生組合への負担金の増額等により、5.5%、4億5436万4千円の増額となっています ○土木費は、電線類の地中化事業費等が増額となる一方で、市営住宅の外部塗装工事費や路面下空洞調査に係る経費等の減額により、2.3%、1億4918万1千円の減額となっています ○教育費は、三小・六小の校舎等改築事業費や郷土の森博物館本館改修工事費等が増額となる一方で、早期改築着手校である八小や一中の校舎等改築事業費の大幅な減額等により、14.5%、38億3198万7千円の減額となっています 令和4年度 一般・特別・公営企業会計補正予算  令和4年度一般会計等の補正予算が第1回市議会定例会で可決されましたので、お知らせします。  各会計とも事業の執行状況に即して既定予算の過不足の整理を行いました。一般会計では市税や収益事業収入の増等に伴い、今後の公共施設の老朽化対策に備えるため、公共施設整備基金への積立てを行った結果、歳入・歳出ともに38億8567万8千円増となる、1333億8886万7千円となりました。  各会計の補正予算の概要は市のでご覧になれます。 問合せ 財政課(電話 335-4025)