広報ふちゅう 令和6年(2024年) 6月15日号 第2052号 自分らしく あなたらしく 男女共同参画社会の 実現に向けて 発行:府中市 編集:政策経営部秘書広報課 〒183-8703(個別郵便番号) 府中市宮西町2の24 電話:042-364-4111(代表) FAX:042-366-1457 (府中市の市外局番は042) ホームページ:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/ それぞれが自分らしく生きることができる「男女共同参画社会」の実現を 家庭、職場、地域等あらゆる場面で、人々が性別にかかわらず対等に責任と義務を果たし、権利や機会を得られる社会を「男女共同参画社会」といいます。 男女共同参画社会では、それぞれがお互いに自立し、性別にとらわれることなく、個人の自由な意思で自分らしい生き方を選択することができます。 市では、「男女共同参画都市宣言」(平成11年11月3日)や、「府中市パートナーシップ宣誓制度」(平成31年4月1日)を実施するなど、多様な価値観を受け入れられる社会の実現を目指しています。 問合せ:男女共同参画センター「フチュール」(電話351-4600) 普段何気なく使っているその表現や意識…思い込みではありませんか? 女性は桃色、男性は青色 女の子は人形遊び、男の子はボール遊び 性別で印象を決めつけていませんか? 服装、好きなこと、性格、ライフスタイル等は、性別によって決まるものではなく、一人ひとり異なります。 「トラック運転手」と「保育士」の夫婦はどっちが妻でどっちが夫? 性別で役割を決めつけていませんか? 性別によって役割や職業・職種は決まりません。 個人の特性や能力を尊重した多様な生き方があります。 私たちが普段使っている表現や意識の中には、「女性は◯◯、男性は●●」といった性別にまつわる無意識の思い込みを含んでいる可能性があり、それは意図せず誰かの心を傷つけてしまったり、その人が本当にやりたいことを阻害してしまったりすることがあります。 今一度、無意識な思い込みがないか、考えてみましょう。 家庭で家事・育児をするのは女性、外で働くのは男性?  近年では、共働き世帯数が雇用者の夫と無職の妻からなる世帯数の2倍以上になっています。  「女性は家事・育児」、「男性は仕事」とする家庭は減少し、共働き世帯は増加し続けています。時代とともに生活様式は変化しています。 家事・育児等と働き方の現状と課題  共働き世帯における妻・夫の家事関連に使用する時間の調査において、共働きが一般的となっている令和3年においても、週に妻が391分、夫が114分と、共働きであっても家事に関連する時間の多くを妻が担っています。  また、子どもがいる20〜39歳の男女の時間の使い方に関するアンケートにおいて、減らしたいと思っている時間は、女性は「家事・育児時間」、男性は「仕事時間」が多くを占めています。  依然として女性が家事・育児を多く担い、男性が仕事を多く担っていながら、実際にはそれぞれがそれらの時間を減らしたいと考えている傾向があります。 家事・育児で、働きたくても働く時間がない… 仕事に時間をとられて家事・育児の時間がとれない… 全ての人が希望に応じて、家庭でも仕事でも活躍できる社会となるよう、理想と現実の差を埋める環境づくりが課題となっています。 市の取組  男女共同参画センター「フチュール」では、男女共同参画社会の推進のため、男性が家事・育児に参加しやすくなるような講座や女性の就職支援講座を開催するなど、誰もが家庭でも仕事でも活躍できる環境づくりに取り組んでいます。  また、日常の中で、配偶者・家族・育児のことで困っている方に対し、相談を受け付け、自分らしく生きることができるよう、支援を行っています。  ぜひ、お気軽にお越しください。 男女共同参画センター「フチュール」 場所:住吉町1の84 ステーザ府中中河原4階 休館日:年末年始、臨時休館日 問合せ:電話351-4600(午前9時〜午後10時) 学習事業  男女共同参画社会の推進のため、男性向け家事・育児講座や女性の就職支援講座の開催等の意識啓発事業を行っています。詳細は、市のホームページをご確認ください。 女性問題相談  夫婦・パートナー・親子関係、DV、自分自身の生き方等、様々な悩みについて相談員が電話、または面接による相談を受け付けます。 ※原則、予約での相談を優先します。 ※男女を問わず相談できます。 電話、または面接相談…平日の午前9時〜午後5時(正午〜午後1時を除く) 電話相談…水・金曜日程:午後6時〜9時、土曜日程:午前9時〜午後5時(正午〜午後1時を除く) 予約・相談電話…電話351-4602 6月23日(日)から29日(土)は男女共同参画週間  男女共同参画社会についての理解を深めることを目的として、毎年6月23日から29日を「男女共同参画週間」としています。  この機会に、男女共同参画について考えてみませんか。