広報ふちゅう 令和6年(2024年) 9月15日号 第2058号 動物愛護週間 発行:府中市 編集:政策経営部秘書広報課 〒183-8703(個別郵便番号)府中市宮西町2の24 電話:042-364-4111(代表) FAX:042-366-1457 (府中市の市外局番は042) ホームページ:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/ 人も動物も快適に暮らせるまちを目指して 9月20日(金)から26日(木)は、動物の愛護と適正な飼育への理解を深めることを目的とした動物愛護週間です。 市は、動物を飼っている人もそうでない人も動物も、誰もが快適に暮らせるまちを目指しています。 今号では、私たちの生活に身近な犬・猫について、地域での取組や知っておいてほしいこと等を紹介します。 この機会に、身近な動物との暮らし方を考えてみませんか。 問合せ:環境政策課(電話335‐4195) 地域と犬・猫の関わり 飼い主のいない猫と地域猫活動 市には、飼い主のいない猫のふん尿や発情期の鳴き声等による環境被害に関して、多くの相談が寄せられています。 飼い主のいない猫による被害の問題を解決・改善するためには、市・市民・ボランティア等が協働し、地域が一丸となって取り組むことが重要です。皆さんのご理解・ご協力をお願いします。 「飼い主のいない猫」とは 捨てられた飼い猫や、去勢・不妊手術をせずに屋外で放し飼いにされた猫から繁殖して増えた猫のことです。 飼い主のいない猫を増やさないためには、飼い主が責任を持って飼育しなければなりません。 また、愛護動物である猫を傷つけたり、捨てるといった行為は法律においても禁止されています。 「地域猫活動」とは 地域で決められたルールに基づき、飼い主のいない猫に去勢・不妊手術を施し、餌やりやトイレの設置等のルールを定めて、適正に管理しながらその猫の命を一代限りで全うさせる活動です。 この活動により、飼い主のいない猫を徐々に減らし、環境被害を解消していくことができます。 TNR活動にご理解をお願いします 市では、飼い主のいない猫を捕獲(Trap)し、去勢・不妊手術(Neuter)を施し、元の場所に戻す(Return)、TNR活動を行っているボランティア団体を支援しています。 また、地域に戻った猫は、地域のボランティアの方等が世話をしています。 この活動は、飼い主のいない猫をこれ以上増やさないことを目的としています。 去勢・不妊手術済みの猫は耳先が花びらのようにV字にカットされているため、「さくらねこ」と呼ばれます 市民の皆さんにお願いしたいこと 飼い主のいない猫に餌をあげるときは、決まった時間・場所で与えるようにし、食べ残した場合は放置せずに清掃をお願いします。 わんわんパトロール わんわんパトロールとは、愛犬といつもの散歩をしながら、子どもたちやまちの安全・安心を見守るボランティア活動です。 ご協力いただける方には、専用バンダナや、リードに付ける専用リード標を差し上げます。 問合せ:地域安全対策課(電話335-4147) オードリーちゃんと深澤さん  わんわんパトロールのバンダナやリードをつけていると、登下校中の子どもたちから「いつもありがとう」という言葉を掛けてもらったり、最近は不審者が少なくなったと聞いており、犯罪防止につながっていると実感できるため、やりがいを感じています。  また、犬の散歩中の方にも声を掛けていただくことが多く、わんわんパトロールのおかげで犬仲間も増えました。 動物は最期まで責任を持って飼いましょう 飼い主は、ペットの習性や生理を理解し、愛情をもって寿命を迎えるまで飼う責任があります。 飼う前には飼育環境や費用等も含めて飼うことができるかを判断し、飼い始めたら日頃からペットの健康管理に気を配りましょう。 また、飼い主の突然の入院等に備えて一時的な預け先を見つけておくことや、飼い主が高齢になる等で世話をすることがどうしても難しくなってしまった場合に、知人に頼んだり、かかりつけの動物病院等に相談して新しい飼い主を探したりするなど、ペットが常に安全・安心に暮らせる環境を整えることも重要です。 去勢・不妊手術、身元の表示 繁殖を望まない場合は、去勢・不妊手術を受けさせましょう。 手術をすると性質がおとなしくなるほか、生殖器系の病気の予防にもなります。 また、迷子や災害、事故等の際に飼い主を把握しやすくするため、ペットにはマイクロチップや鑑札、迷子札等を装着しましょう。 犬の飼育 犬の散歩をする時はリードできちんとつなぎましょう。排せつはできるだけ散歩前に済ませ、散歩中に尿をした時は すぐに水で流し、ふんをした時は必ず持ち帰るなど、ルールを守って散歩させましょう。 また、飼い主には、毎年4月から6月に狂犬病の予防注射を受けさせることが義務付けられています。 問合せ:狂犬病の予防注射に関すること…保健センター(電話368-5311、ガイダンス番号1) 猫の飼育 猫はできるだけ屋内で飼育しましょう。上下運動ができる遊具や、専用のトイレ・爪研ぎ等を用意すると、 屋内飼育がしやすくなります。 災害に備えて 災害時にペットと飼い主が離れ離れになると、ペットがけがをしたり、衰弱して死亡したりする恐れがあるため、避難する際はペットと飼い主の同行避難が基本です。 市には、ペットを連れて一緒に避難することができる避難所があるため、どこに避難するのか等を日頃から確認しておくことが大切です。 また、動物アレルギーがある方や動物が苦手な方への配慮も必要なため、避難所では、決められた場所で係員の指示に従い、ルールを守りましょう。 問合せ:防災危機管理課(電話 335-4098) 風水害時に同行避難できる避難所 詳細はお問い合わせください。 ※ケージやキャリーバッグを持参した方に限り、屋内での同室による避難が可能です。 ※犬・猫・小鳥等の一般的なペット以外の動物は、避難所での受入れが難しい場合があります。 ※要配慮者専用の避難所は、高齢者、障害のある方、妊産婦等が付き添いの方と一緒にご利用いただけます。また、専用の駐車場があります。 ※震災時に自宅等での生活が困難になり、避難所への避難が必要な場合は、市立小・中学校へ避難してください。 ※それぞれの避難所の場所等の詳細は、市のホームページをご確認ください。 日頃の備え ●ケージやキャリーバッグに入れるように慣らしておく ●決められた場所で排せつができるようにする ●必要なワクチン等を接種しておく ●避難所以外の避難先やペットの預け先がないか確認しておく ●犬の場合は、不必要にほえたり、人や他の動物を怖がって攻撃的にならないようしつけをしておく ペット用の防災用品例 □ペットに関する情報 □ケージ、キャリーバッグ □餌・水(5日分以上)、食器 □首輪、リード   □トイレ用品 ほか ペットのプロフィールシートをご活用ください ペットのプロフィールシートは、ペットの特徴やワクチンの接種状況、かかりつけの動物病院等、ペットに関する情報をまとめて記載することができます。市のホームページからダウンロードできますので、ぜひ、ご活用ください。 動物愛護週間関連イベント どうぶつ愛護フェスティバル 日時:@9月21日(土)午前10時〜午後5時・A23日(休)午後1時〜4時 場所:@都立駒沢オリンピック公園、A国立科学博物館 内容:@スタンプラリー、パネル展、ペットと防災に関するトークショーほか、Aシンポジウム「子どもも大人も一緒に考えよう、私たちと動物」ほか ※詳細は、特設ホームページをご覧ください。 問合せ:都保健医療局環境保健衛生課(電話03-5320-4412)