令和5年度第2回府中市障害者等地域自立支援協議会会議録 ■日 時:令和5年10月16日(月)午前10時 ■場 所:旧みどり幼稚園 1階打合せ室 ■出席者:(敬称略) <委員> 山口真佐子、中川さゆり、長﨑昌尚、原郷史、麻生千恵美、松林宏、 瀬川彩奈、高橋史、西浦智惠、荒畑正子、田中研二、清水孝子、 原綾子、中村嘉人、椛島剛之 <事務局> 福祉保健部長、福祉保健部次長兼生活福祉課長、障害者福祉課長、 障害者福祉課長補佐兼生活係長、障害者福祉課主査(3名)、 障害者福祉課事務職員(2名) ■傍聴者:なし ■議事: 1.前回会議録の確認について     【資料1】 2.報告事項  (1) 運営会議からの報告      【参考資料1・2】  (2) 相談・くらしの部会からの報告  【資料2】【参考資料3】  (3) 地域移行部会からの報告    【資料3】【参考資料4・5】 3.府中市児童発達支援センター(仮称)について 4.その他 ■資料 【事前送付資料】 資料1   令和5年度第1回府中市障害者等地域自立支援協議会会議録(案) 資料2   相談・くらしの部会中間報告 資料3   地域移行部会中間報告 参考資料1 運営会議中間報告 参考資料2 障害者等地域自立支援協議会・地域課題検討シート 参考資料3 くらしや将来に関するアンケート 参考資料4 地域移行に関するアンケート調査 参考資料5 地域移行・地域生活に関する情報提供のお願い 【当日配付資料】 次第 席次表 議事 ■事務局  ただ今より、令和5年度第2回府中市障害者等地域自立支援協議会を開会いたします。本日、委員18名中、15名のご出席を予定しております。本協議会規則第4条第2項に規定する定足数を満たし、会議が有効に成立しておりますことを報告いたします。本日の会議ですが、概ね2時間程度を予定しております。ご協力の方、よろしくお願いいたします。始めにお手元の資料のご確認をさせていただきます。事前に郵送いたしました資料1「令和5年度第1回府中市障害者等地域自立支援協議会会議録(案)」、資料2「相談・くらしの部会中間報告」、資料3「地域移行部会中間報告」、参考資料1「運営会議中間報告」、参考資料2「障害者等地域自立支援協議会・地域課題検討シート」、参考資料3「くらしや将来に関するアンケート」、参考資料4「地域移行に関するアンケート調査」、参考資料5「地域移行・地域生活に関する情報提供のお願い」、また本日机上にご用意させていただきましたものとして席次表、会議次第でございます。不足等ございましたら挙手によりお知らせください。よろしいでしょうか。それではお手元に配付してございます次第に従い、進めてまいります。ここからは進行を会長にお願いいたします。 ■会長  改めまして大変お忙しい中、本日はお集まりいただきましてありがとうございます。本日、傍聴希望の方がおりませんので、次第に従い、議事を進めてまいります。 1.前回会議録の確認について ■会長  次第の1番「前回会議録の確認について」、事務局から説明をお願いします。 ■事務局  資料1についてご説明いたします。令和5年度第1回全体会の会議録(案)でございます。内容については記載のとおりで、この内容でよろしければ通常どおり会議録の公開を予定しております。ご確認をよろしくお願いいたします。以上です。 ■会長  特に内容に問題がなければこのまま公開の手続きを取るということでございますが、ご意見のある方はいらっしゃいますか。特にないということを確認いたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。次の議事に移ります。 2.報告事項 ■会長  次第の2番「報告事項」です。ここで各部会の代表の方から簡単に報告をしていただきたいと思います。各部会からの報告の後、質疑応答の時間を設けますので、何かご質問のある方はその時にお願いいたします。 (1)運営会議からの報告 ■会長  それでは始めに(1)運営会議からの報告を委員からお願いいたします。 ■委員  参考資料1と参考資料2をご覧ください。自立支援協議会の運営会議は月1回、開催されております。第1回は前期の懇話会の振り返りと地域課題検討シートについて検討をいたしました。地域課題検討シートは、地域生活支援拠点等の機能ごとに、府中市特定相談支援機関連絡会にて検討しています。この結果を運営会議で報告をしています。第2回運営会議は第1回の全体会について確認いたしました。第3回は地域課題の抽出について話し合いました。相談の地域課題は、当事者の相談先の確保、専門的な人材の確保・養成の地域課題は相談員の学ぶ機会や意思決定支援の勉強会の必要性がある、地域の体制づくりの地域課題は医療との連携が必要であるというようなことを報告しています。第4回では相談・くらしの部会と地域移行部会の部会長、副部会長が運営会議に参加することを検討し、円滑な協議の進行のために参加していただくということといたしました。第5回は地域課題の抽出および抽出した地域課題についてどのように取り扱っていくかということを考えました。結論としては、相談・くらしの部会に報告をして、課題の分析をしていくことが望ましいということになっております。第6回は懇話会について開催と内容について検討いたしました。 ■会長  大変丁寧にご説明いただき、ありがとうございました。何かご意見・ご質問はございますか。はい。お願いいたします。 ■委員  第5回のところで地域課題の抽出についてということで、7月開催の府中市特定相談支援機関連絡会の事例検討会で出た地域課題については下のように整理したというところで、通院のための移動支援の確立ということが書かれておりますが、自分は訪問系サービスの所属なので、そちらに関わってくる事例であったというふうに思ったので、概要はどのような事例が出されたのかということを教えていただくことは可能でしょうか。 ■会長  委員、お願いいたします。 ■委員  一人暮らしの方であまり他の方と関わりがない精神障害の方で、いろいろな病気をお持ちになっているのですが、なかなか外に出ないという方でした。今は就労継続支援B型だけと繋がっていて、身体的にもいろいろなことがあったり、一人でいることの辛さがあったりするので、通院できた方が良いとか、訪問のサービスをもっと利用してご本人の生活が良くなれば良いのではないかというようなお話でした。この方は入院も何回かされていて、医療の方も必要ということで、精神障害に対応できるヘルパーをもっと養成した方が良いのではないかということも話されていました。印象としては何か今すぐ必要というよりは先々を見据えてきちんと関わって行った方が高齢になった時にご本人が困ることが少ないのではないかというような事例かと思います。 ■会長  委員、よろしいですか。 ■委員  1点だけよろしいでしょうか。そういう方に対して訪問系のサービスが何か必要ではないかというようなアプローチ自体があったのか、なかったのか、それが届かないのか、あるいはサービス自体が確保できないから入れない状態になっているのか、その辺りの事情などがわかりましたら教えてください。 ■委員  相談支援事業者が、受診が不安定だったり、身体的疾患があったりする方なので、訪問看護を提案したが、拒否されているということでした。 ■委員  ありがとうございました。 ■会長  他にご質問やご意見はありますでしょうか。引きこもりの方について、ヘルパーの人材の養成というところが課題となっているというふうに思います。運営会議の皆様におかれましては今後も協議を進めていただきますようお願いいたします。続いて(2)相談・くらしの部会からの報告を委員からお願いいたします。 (2)相談・くらしの部会からの報告 ■委員  相談・くらし部会からの報告をさせていただきます。資料2をご覧ください。 現状としましては、地域課題の抽出及び解決に向けて協議される場として機能を高めていく必要があるというところで、今年度の相談・くらしの部会としては、当事者の方がいつまでも地域で暮らしていけることということをテーマとして、地域における障害がある方のニーズの把握、それと課題の整理を行うということで話し合った結果、アンケートを実施していくということになりました。内容といたしましては、長く地域で暮らしていくためには、どういったことが必要なのかということで、今の生活に何があれば安心して暮らしを継続していけるかということを比較的リスクの高い重度心身障害の方を対象にアンケートをまず実施していくということ、あとはアンケートだけで埋められない行間の部分といったところを実際にヒアリングも行うというところで、ヒアリングについてはアンケートの状況を精査した中で考えていくということで今後の検討の課題ではありますが、概ねそういった形で考えております。検討の結果といたしましては、アンケートの考え方については、障害当事者の方、もしくはご本人の意向を勘案して回答できる近しい方に、回答を求めるというようなことを考えております。時代背景といたしまして、性別などセンシティブな設問については、どういうふうに伺ったら良いかというところで、そういったところの内容についても委員の中でそれぞれ意見を交わして、概ねどなたが答えても違和感なくお答えいただけるのであろうかというような内容としております。裏面にまいりまして、今後のスケジュールというところでございますが、内容について概ね決定したところでございますので、10月中に郵送というふうになると考えております。11月中旬には締め切りまして、その後集計、そして集計結果によって先ほど申しあげたように、ヒアリングを検討して実施する方向でおります。具体的にはそのような形なのですが、役割分担としては具体的な封入作業等がありますのでそういったことは委員が行うこと、それから宛名シールの準備やそういったものを貼ることに関しては事務局にお願いすること、そういったことを一応考えております。対象といたしましては、身障手帳の1・2級の方それから 療育手帳の1・2度の方、だいたい対象といたしましては、現在200名ぐらいを予定して、アンケートの実施というような流れになっております。部会の経過といたしましては、7月8月9月に計3回実施しておりまして、1回目はそういった何をするか、どういったことを今年度取り組んでいくかということの話し合い、それからアンケートについては、それぞれ委員が出し合ったアンケートの設問について、それを集約した形で事務局がまとめてきたものに対してそれぞれ協議をいたしまして、9月では具体的な手法や今後のスケジューリングのところを精査するというような形で3回実施しております。4回目としていたしましてはアンケートの集計があらかたできているところでございますので、11月24日でアンケートの集計結果の検討、またヒアリングについて精査していくそんな流れになっております。簡単ではありますが、相談・くらしの部会からの経過報告は以上になります。 ■会長 ありがとうございました。ただ今、委員からご説明がございましたが、何かご質問、ご意見等ございましたらお願いいたします。委員、お願いします。 ■委員 先ほど委員の方からも200名ほどという話が出たところなのですが、事務局にまず伺いたいのですが、200名ぐらいに収まりそうという感じになった感じですかね。 ■事務局  はい。 ■委員 一応そこだけ確認したかったので。あとスケジュール的に一応10月中にとなると結構そろそろ10月も半ばなのでそろそろこうやっていくというところですかね。 ■事務局  はい。 ■委員 封入封緘作業とかはまた声かけていただくような感じですかね。一応確認です。 ■事務局  はい。 ■委員 わかりました。10月末に発送のイメージですか。 ■事務局  そうですね。 ■委員 わかりました。ありがとうございました。 ■会長  ありがとうございました。大変な作業ですが、よろしくお願いいたします。他にございますか。委員、お願いいたします。 ■委員  アンケートの内容とかの本体的な部分ではないことなのですが、大事なことなのかなと思ったので、アンケートを作成される際にアンケートの考え方についてというところで、性別などのセンシティブな設問について時代を反映して言葉選びを行ったというふうに書かれていて、アンケートの本体を見ると設問の2番のところであなたの性別を教えてくださいというところが書かれていますが、3.無回答と入れたというところがたぶん議論をいろいろされて考えられたところなのかなと拝察したのですよ。私は別の部会の構成員なので、議論には参加してないのですが、ただこれはもう出来上がったものだと思いますし、私は別の部会の人間なのでこれからどう変えてくれとかそういうわけでもないのですが、意見として思ったのは、3.無回答の前に3.その他、4.無回答の方が良いのではないかなというふうに思いました。というのはやはり性自認や性的指向については様々なグラデーションがあるというようなことは、共通のものになりつつあるところだと思いますので、そういったところを明らかにしたくないという方は無回答でいくと思うのですが、昨今ではそういった自分自身の多様な性自認や性的指向の在り方をそのまま認めてほしいと思われる方も出てきておられるのかなとも思いますので、そうなるとそういう方にとっては男でも女でもないからでは無回答かというのもなんだか寂しいような、その他と堂々と書ける項目もあっても良いのではないかなというふうに思ったので、これは私の意見なので皆様どうお考えになるかわからないですが、ただ多様性を大事にするというのは、この協議会の根本的な精神でもあるとは思いますので、意見として触れさせていただきました。以上です。 ■会長  貴重なご意見ありがとうございました。これは伺っておくということでよろしいでしょうか。 ■委員  構いません。既に出来上がったものだと思いますので。 ■会長 時間の関係もありますので、アンケートも封入作業に入っていくところもあるので、今回につきましてはこのまま実施という形で、今後はこの部会に限らずアンケート用紙を作成する際の性別を問う時には、今のご意見を参考にさせていただきながらまた皆さんで協議していくという形でよろしいですか。でも貴重なご意見をありがとうございました。ではその他のことで皆様から何かご意見ございますか。 (発言者なし) ■会長 はい。それでは相談・くらしの部会の皆様におかれましては、それ以外の部会の方におかれましても今のご意見を踏まえて、引き続き協議をお願いしたいと思います。 (3)地域移行部会からの報告 ■会長 最後に(3)地域移行部会からの報告を委員からお願いいたします。 ■委員 地域移行部会なのですが、現状のところで、資料3をご参照いただきたいと思います。障害福祉計画に係る国の指針に基づき、地域移行の成果目標というのを定めておりますが、現状府中市ではその達成率が低い状況にありまして、地域移行支援というものが更に必要であろうということで、そのような現状があるということです。そこで地域移行の支援対象者にアンケート調査をしまして、当事者のニーズを含めて実態把握を本部会では行っていこうということになっております。検討のテーマなのですが、第1回で部会の委員と共有して始めておりますが、「府中市に暮らす人が住み慣れたまち(府中市)で安心して暮らすことができる地域社会を目指す」ということが検討テーマで始まっております。その下、取り組みの経過です。まず身体障害、知的障害の入所施設者にアンケートを実施いたしまして、実際に施設を出たいという人がまずどのぐらいいるのかとかそういったものを調査で明らかにしていきたいという取り組みです。次が地域移行は知的、身体だけではないので、精神障害の方に対しては精神科病院に長期入院している方に対しまして、退院支援に関するアンケートを実施していくという取り組みです。最後にこの地域移行に関する制度上の課題、地域課題などのそういったものを今度は実際に地域移行を支援している事業者の方々から意見を吸い上げることができないかということで座談会の実施ということを検討しましょうということになっています。検討結果なのですけれども、地域移行に関するアンケートとしましては、対象者、まず身体、知的の入所施設へのアンケートなのですが、市が援護元となっている全国82施設164名を対象に実施を行う。その下ア、イ、ウなのですけれども、ここはこのアンケート調査の検討をしたところで委員からいろいろ出たところなのですが、まずアンケートで何を明らかにするのかということは、まず出たいと思っている人がどのくらいいるのかということを明らかにしましょう。ただ意思決定が難しい人も中にはもちろんいらっしゃるので、その際は意思決定ガイドライン等を参考にしながら、ご本人の意向を確認してもらうようにしましょう。ただ回答を支援する人が地域移行について理解できているかによっては回答が変わってしまうというようなご意見もいただいております。裏面にまいります。次は精神科病院に長期入院する方に関するアンケート調査の経緯です。アなのですがこれは私も実は知らなかったことなのですが、市の担当部署でもどの病院に誰が長期入院しているかの把握はできていないという現状があるということでした。そうしますとアンケートを実施するためには病院に協力してもらわなくてはいけないということがありまして、病院を通じて対象者にアプローチという形になるので、まずは病院への関わりを進めていくという必要があるということになっております。イなのですが、市外の病院に関しては近隣で市民が入院していそうな病院にアプローチをしていくしかない、実際に入院されているかどうかというのは先ほども申しあげた通り把握ができない状況ですので、市民が入院していそうな病院にあたっていくしかない。これは近隣の市でもそのような取り組みをしているというような委員からのそういう情報もいただいております。ウなのですが、生活保護の情報を基にどの病院に何人入院しているか把握できると良いが、担当部署からは情報の目的外利用とされ実現できていないところですね。精神科病院に長期入院されている方、生活保護の方が一定数いらっしゃるだろうという想定はできるのですが、ただその個人情報の絡みで生活福祉課の方では今回のそういう情報をもらうということは目的外利用となってしまうので、なかなか難しいというような状況になっているようです。ここはこのままなのか、もしかすると少しすり合わせてこの辺りの情報をうまくやり取りできるようになるのかというのは、今後の課題というふうに思っております。2番、地域移行支援を実施している事業所を対象とした座談会の実施についてというところなのですが、先ほど申しあげたようにその実際に地域移行を行っている事業所の担当者に来ていただきまして、そこでその支援する側の制度上の課題や府中市独自の地域課題みたいなそういったものがあるのか、ないのかといったものを座談会形式でやっていけると良いということになりました。詳細はこれから詰めていくところでございます。3番、地域移行に関する課題なのですが、地域移行をしていこうという動きと反して、その地域に社会資源がないので入所施設を探すケースというのが増えているというのが、委員からの話で上がっておりました。施設から出したいと思いつつ、でも実際は探すケースが増えていると相反するような状況があると聞いたのですね。(2)は入所施設側の課題として出された意見ですが、入所施設は入所したらそのままになってしまう。入所施設側でピアサポートや体験の場を検討しながら、入所施設を出て生活がしたいという気持ちになるような支援が進んでいくといいという意見でした。ですので、我々だけで取り組むということではなくて、入所施設側も地域移行に理解を示していただいて、その取り組みに参画していただくという動きを作っていけるといいのではないかというところです。(3)は精神障害の方です。地域移行に関しましては受け入れ側の理解は不可欠であり、今後の地域包括ケアシステムをどのように作っていくかが課題ということで、にも包括と言ってそちらの方で検討しているところではありますが、本人が出たいと言っても受け入れる側の地域が受け入れる体制ができていないと、なかなか地域移行の実現は難しいであろうというところで、受け入れる側の体制づくりというものがとても大事ですねという意見が寄せられております。部会の経過ですが、第1回目、第2回目で身体知的の入所施設へのアンケートの詳細を検討させていただきました。第3回目に関しましては、精神障害の方へのアンケートについて協議をして一部修正を行ったところです。どちらも原案は事務局の方で管轄していただきましてそちらを修正したり、肉付けしたりといった作業を部会の方で行ったところです。第3回目の後半は座談会に関して地域移行を実施している事業所の座談会について検討しております。今後ですが、全6回のうち第4回が今月の20日に予定されておりまして、この回では座談会に関しての詳細を進めていきたいなというところでございました。この部会は委員の方々からとても積極的にいろんな意見を出していただきまして、すごく積極的な意見交換ができたのではないかなというふうに思っております。 残りの3回も引き続き皆さんの協力をいただきまして、貴重な意見を出していただきながら部会の方を進めていければと思います。私の方からは以上です。 ■会長 委員ありがとうございました。ではただいまご説明がありましたが、ご質問ご意見ございましたらお願いします。 ■委員 アンケートについて質問があります。参考4と参考5をいったんとってその後、府中市の職員の方がご本人のところに行くというふうに読めるのですが、これは精神科病院と施設の両方に行くのでしょうか。あと、もう1点がアンケートはいつぐらいにまとまるのかというスケジュールを教えていただけたらと思います。 ■委員 すみません。説明が不足しておりました。まず1点目のアンケート結果の後ですね。実際入所施設から出たいといったような結果が出てきた時には市の方でご本人なり、施設、病院に対してアプローチをしてその先、より具体的な状況の把握をしていただくというような予定でおります。2点目ですが、アンケートの時期ですが、実は知的・身体のアンケートは発送済みでいくつか回答も戻ってきているようです。精神科病院に対してのアンケートですが、こちらの方は第4回目の部会で最終の確認をしまして、その後発送の予定となっていると思います。 以上です。 ■会長 よろしいですか。 ■委員  はい。 ■会長 他にございますか。委員お願いいたします。 ■委員 地域移行に関して部会の方に質問したいというよりは、市の方がお見えになっているので関連することで、もし教えていただけるようであれば教えていただきたいなと思っていることがありまして、今私も地域移行部会の構成員にはなっていまして、施設や精神科病院からの地域移行ということで、基本的に今回議論している地域移行というのは、その施設なり病院もそれなりに適切なケアがされているという前提で、ただその中でどういった居場所をご本人が選んでいくのかというような選択肢を広げると言いますか、そういったところでのアプローチになるかと思いますが、地域移行と考えた際に一方で特に精神科病院などで不適切なケアとか虐待といったことが起こった時に、具体的にいうと滝山病院のことですが、府中市の方が、一応私がデータで把握しているのは4名ほどいらっしゃって、そのうち生保の方が2人いらっしゃったというふうに把握しております。やはりそういったことが実際に起こっているので、自治体としては入院されている方々に対してどのようなアプローチをこの間、されてきているのかということを教えていただけるといいかなと。それで、私も他人事ではないなと思っていて、私も府中市民でもありますが、今後精神疾患を発症して体もボロボロになって生活も破綻して、生活保護のお世話になってどうにもならなくなってということで、なかなか受け手がないからそういった病院を紹介されて、実際にあってはならないことですが、今後絶対ありえないとは言えないことでもあるので、そういった時に自治体として、この間具体的にどのような取り組みをされているのかということを教えていただけると、非常に安心できる部分があるのではないかと思ったものですから。教えていただけるものであれば、ダメならダメでいいですが。以上です。 ■会長 では事務局の方から。 ■事務局 実は今回議会の方からも、滝山病院の案件の質問を受けていまして、その時に調べました。以前確かに生活保護受給者の方が滝山病院に入っていたのですが、現時点ではお一人もいらっしゃらない状況です。障害の方ではありますか。 ■事務局 障害、その他の方については東京都に問い合わせをしたところ、誰が入っているということは教えられないということでした。ただ東京都も東京都として地域移行の希望調査はしているということと、それは一通り、面接は終わったということなので、その後市が移行調査等をすることについては差し支えないというふうに伺っていますので、アンケートができましたら、優先順位を高めて滝山病院の方には今回の移行調査を持っていきたいと考えております。 ■事務局  それで一般の方の中には家族の方と病院と直接市を介さずに入院をしているケースがあるので、そこをなかなか市が把握するというのが難しい現状ではあります。以前やはり地域移行、地域にどうしても難しい家族の方が滝山病院にお願いをする、それから府中市の方も滝山病院にお願いしている事実もあるのですが、現時点では生活保護を受けている方で滝山病院にいる方はいらっしゃいません。あと施設で不適切な虐待とかそういったことがあった場合については、そこの施設から出ていくために、施設の担当のものが別の施設を、直近だと新聞報道等で施設に入所されている市の生活保護を受けている方もいらっしゃったのですが、その方達については別の施設に移っていただくという手当をしておりまして、一応生活保護の部分についてはそういう形で対応させていただいているので、ケースワーカーもおりますので施設・病院とも連携を取りながら対応しているというのが現状でございます。以上です。 ■事務局 虐待に関しては病院の施設なので東京都の方で実際に調査に入って、今後お示し いただけるのかどうかは調整しきれていませんが、何らかの形で東京都には確認を取っていきたいと思います。 ■会長 ありがとうございました。よろしいですか。他にございますか。では、ここまでの経過を踏まえまして、地域移行部会の皆様におかれましては、引き続き協議を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 3.その他 ■会長 では、次第の3「その他」です。事務局から連絡事項があるということですのでお願いいたします。 ■事務局  それでは私の方から改正前ですが、児童発達支援センターのことを自立支援協議会の方でご報告させていただいたのですけれども、また進展がございましたので、本日この場をお借りしてご説明させていただければと思います。現在に府中市において整備を進めております児童発達支援センターにおきまして、令和5年第3回の市議会定例会におきまして、府中市子ども発達支援センター条例として承認されまして、施設の名称が「府中市子ども発達支援センター」に決まりましたのでご報告させていただきます。愛称につきましては、昨日まで募集をしておりまして、今後選定委員会の方でこの施設の愛称も決めていきたいと思います。本センターの概要についてですが、本センターでは児童発達支援事業や保育所等訪問支援といった発達に関する支援だけではなく、教育センターの方から教育相談、就学相談の機能を移転し、一体的に実施することで福祉と教育の連携を図ってまいります。対象としましては、障害者手帳の所持の有無にかかわらず、発達または学校生活における課題などを抱える0歳から18歳の子どもとその家族の方を、この施設の利用対象者としているところでございます。施設のコンセプトであります児童期におけるライフステージが変化しても切れ目ない支援の実現を目指してまいります。なお、このセンターの利用の流れについてご説明させていただきますと、全体のワンストップ窓口として総合相談を設置いたしまして、そこを起点にセンターで実施する各種事業につなげていくことで、利用者の利便性の向上を測ってまいります。また母子保健部門を始めとした関係機関との連携、保育所や幼稚園、学校、障害児通所支援事業所といった市内の子どもが所属する施設との発達に関する支援、および連携体制を強化し、地域支援という視点からも事業を展開してまいります。本センターは、ワンストップ窓口としての総合相談、教育に関する部分を市の直営で実施いたしまして、それ以外の発達障害にかかる専門的な事業につきましては、府中市社会福祉協議会に委託して実施してまいります。開設日は令和6年4月1日を予定しておりまして、現在開設準備を進めております。開設前には内覧会を実施する予定ですので、時期が近くなりましたらまたご連絡をさせていただきたいと思います。報告については以上となります。 ■会長 ありがとうございました。何かご質問はありますか。 (発言者なし) ■会長 ありませんね。それではこれにて議事次第全て終了いたしました。第3回についてですが1月下旬から2月上旬の予定ということです。皆様ご予定いただきますようよろしくお願いいたします。また今年度も懇話会を開催するということが決定しております。これも時期が1月に予定をしておりますので、どうぞ皆様よろしくお願いしたいと思います。ではこれをもちまして令和5年度第2回府中市障害者等地域自立支援協議会会議を終了いたします。どうもお疲れ様でした。ご協力ありがとうございました。