新田川緑道
のんびりしたいときの散歩道
実は府中にはたくさんの緑道があります。今回はその中から新田川緑道を紹介します。
休日にちょっと外の風に当たりたくなった時やジョギングしたくなった時、家族と一緒に散歩したり、たまには一人でのんびり過ごしたいなと思った時、そんな時には新田川緑道へ出かけてみてはいかかでしょうか。
新田川緑道

新田川緑道は、農業用の府中用水の流路である新田川にふたをして緑道として整備されたもので、日本電気株式会社府中事業場から郷土の森博物館のあたりまでを結んでいます。道はきれいに整備されていて、緑と水が豊かな道筋となっています。途中には梅の並木道もあり、梅や新緑の季節なら、より自然を満喫できます。
ちなみに、「にったがわ」と思っている方もいるかもしれませんが「しんでんがわ」と読みますので、ご注意を。
分倍河原古戦場碑

緑道の途中には分倍河原古戦場碑があります。
歴史好きな人は知っていると思いますが、鎌倉時代末期、北条泰家率いる鎌倉幕府勢と新田義貞率いる反幕府勢との間で繰り広げられた合戦場跡です。この戦は新田義貞が北条氏を破り、鎌倉幕府滅亡のきっかけとなります。そんな歴史的な場所が府中にはあるんです。ぽつんと。
かつてこの場所で歴史的な一戦が行われた面影を全く感じさせないほど、一帯は静かな憩いの場となっています。散歩の途中で、当時の様子に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
しょうぶ池
分倍河原古戦場碑から少し歩き、地下道を抜け、南町小学校を横目にまた少し歩くと、しょうぶ池があります。新田川緑道の地下水をくみ上げた池で、春先には池の周りの桜が咲き誇ります。また、市ではこの場所で蛍の養殖も試みています。なかなか難しいようですが、そんな環境が整えば、府中市の魅力がまた一つ膨らみます。
しょうぶ池は府中30景にも選ばれています。木々に囲まれた静かな水のある風景を楽しみたい人は、ぜひ立ち寄ってみてください。
そのほかの見どころ
しょうぶ池を過ぎて、下河原緑道と交差したあと、サントリー武蔵野ビール工場の横を通って南へ行くと、いこいの森へと続き、郷土の森博物館のところで新田川緑道は終わります。
サントリー武蔵野ビール工場や郷土の森博物館はそこだけで一日楽しめるスポットですが、新田川緑道を歩いて向かってみたり、楽しんだ後に歩いて帰ってみたりすることで、少し違った気持ちで一日を終えることができると思います。
基本情報
所在地
アクセス
分倍河原古戦場碑まで京王線中河原駅から徒歩10分
しょうぶ池まで京王線・南武線分倍河原駅から徒歩15分
テーマ
ジャンル
電話番号
都市整備部公園緑地課
公園管理係
電話:042-335-4263