このページの先頭です


ページ番号:896347913

2018年11月11日 市長コラム78 「昭和の記憶」

最終更新日:2018年11月11日

昭和の記憶

まだ少し(すこし)気が早いかもしれませんが間もなく師走です。既に来年5月に元号が変わることになっているので、平成としての師走はこれが最後です。これに気付いて考えたのは、昭和の時代が、自分ではつい最近のつもりでも、ずっと昔だと思う人が多くなることです。言い換えれば、昭和を知らない人がどんどん増えるということです。当たり前のことですが、少し寂しい気もします。

昭和の記憶。本市で発生した三億円事件は強烈な記憶です。ちょうど50年前の12月10日、府中刑務所北側の路上で東芝府中工場従業員のボーナス約三億円を積んだ現金輸送車が偽者(にせもの)の白バイ警官に奪われた事件は、当時の社会に大変な衝撃を与えました。小学校1年生だった私のクラスには、お父さんが東芝に勤めていた友達もいて、随分話題になったことを記憶していますし、社会人になってからも、「府中は三億円事件のまちだ」といろいろな方に言われました。犯罪史に残る未解決事件であり、貨幣価値においてはいまだ国内最高の被害額だそうです。

あの事件が残したミステリーは、多くの小説や映画・ドラマを生んでいます。事件現場も知る人ぞ知る観光スポットになっています。そして特に、あのモンタージュ写真は、昭和を代表する1枚といっても過言ではないと思います。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

お問合せ

このページは政策経営部 秘書広報課が担当しています。

本文ここまで