府中市美術館企画展 Beautiful Japan 吉田初三郎の世界  大正から昭和にかけて、鳥や飛行機から見下ろした視点による鳥かん図のスタイルで、数多くの名所案内を描いた吉田初三郎。吉田による鳥かん図は、実際の地形を正確に表現するものでなく、変幻自在の工夫が施された、理想化された姿でした。  本展では10点以上の大型肉筆鳥かん図をはじめ、ポスターや絵葉書、絵画作品等から吉田初三郎の世界の魅力に迫ります。 問合せ:府中市美術館(電話336-3371) 日時:5月18日(土)から7月7日(日)の午前10時〜午後5時(入場は午後4時半まで) 休館日:月曜日 観覧料:800円(640円)、高校・大学生400円(320円)、小・中学生200円(160円)/( )内は20人以上の団体料金/未就学児、障害者手帳(ミライロID可)を持つ方と同伴者1人、「学びのパスポート」を持つ市内の小・中学生は無料/コレクション展の観覧可 展覧会講座 「吉田初三郎の世界」 日時:6月9日(日)午後2時 場所:講座室 費用:無料 講師:当館学芸員 申込み:当日直接会場へ 親子鑑賞会 「親子で楽しむ初三郎の世界」 日時:5月26日(日)、6月29日(土)午後2時(各30分程度) 場所:企画展示室 対象:小学生と保護者 費用:企画展観覧料のみ 申込み:当日直接会場へ ワークショップ「館長と府中市美術館の鳥かん図を描こう」 日時:6月22日(土)午後2時 場所:創作室 対象:中学生以上の方 定員:12人(抽せん) 費用:300円 講師:藪野 健氏(当館館長) 申込み:6月3日(月)まで(必着)に、往復はがき(1人1枚)に、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、返信用宛名を記入して、当館「鳥かん図を描こう」係(〒183-0001浅間町1の3)へ/オンライン申込み可 市長コラム132 笑顔の府中 注伝  社会人になって40年が経過しました。そのイロハを教えてくれた会社での仕事は婦人既製服の百貨店営業担当。自社ブランドの売り場に商品を納入するのが主な業務でした。最初の試練が注伝。注文伝票の略ですが、百貨店の仕入れ担当(バイヤー)に商品の魅力や売上げの状況を説明し、機会損失がないよう、少しでも多く仕入れていただくために交渉するのが大変でした。  相手に電話をしてその場を設けていただけるのはまれで、売り場に張り付いて話せるタイミングを待つのが常でした。もちろん、注伝に承認印が欲しいのは私だけではなくライバルたちも同じ。みんな納品準備のため少しでも早くもらいたい熾烈な競争でした。注伝を会社に持ち帰って出荷の作業。急ぐ時は自分で値札をつけて車に積み込み、直接検品所に行くこともありました。通信技術が発達した現在では考えられない作業でしたが、あの月日が私自身を成長させてくれたと思っています。渋谷や新宿にある百貨店の検品所でモタモタして叱られたのも良い思い出です。  僭越ながら、新しい世界に飛び込んだ新人たちに伝えたいことがあります。それは、一生懸命取り組むことに無駄なことは一つもないということです。嫌だなと思ってもやってみること。面倒くさい回り道でも歩いてみることです。「ちゅうでん」をインターネットで調べると「中伝」とありました。修行の半ばで授けられる伝授だそうです。まずは、「やってみなはれ」でしょう。 府中市長 高野律雄 令和6年4月1日現在の世帯と人口 世帯数:13万70(523増) 人口 男:12万9949(179増) 女:12万9992(94増) 計:25万9941(273増) うち外国人住民数:5971 ( )は前月比