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市制施行60周年記念 東京・ソウル・台北・長春-官展にみる-それぞれの近代美術

最終更新日:2014年5月27日

市制施行60周年記念 東京・ソウル・台北・長春-官展にみる-それぞれの近代美術

画像 安井曾太郎
安井曾太郎《承徳喇嘛廟》1938年 愛知県美術館

公募展のルーツ!

「日展」や「院展」 などをはじめとする様々な美術団体が、定期的に作品を公募し、これに何千という応募作品が寄せられ、審査によって入選作が決められる展覧会が、毎年全国各所で盛んに開かれています。こうした公募展は、新人画家の登竜門や画家の研鑽の場であるばかりでなく、今日の美術の行方をうらなう重要な展覧会となっています。
実は、この公募展は、国の主催で行われたことから広く知られるようになりました。日本初の国(文部省)主催の公募展は、明治40年(1907)に開催された「文展(ぶんてん)」(後に帝展、新文展と改称)で、このような国主催の公募展は特に官展(かんてん)と呼ばれ、公募展の源流となっています。

公設公募展は、ソウルへ、台北へ、長春へ

この公設の公募展は、東京の文展(1907年)に続き、ソウル(朝鮮美展(ちょうせんびてん):1922-44年)、台北(台展(たいてん)府展(ふてん):1927-43年)また長春(満洲国展(まんしゅうこくてん):1938-44年)でも設置開催され、多くの現地の作家が応募し、各国・各地域独自の美術が生まれる素地となりました。本展は、東アジアにひろがった公設の公募展の有り様を紹介し、公募展の始原を辿る日本初の展覧会となります。

それぞれの日本とは異なる美をたたえた絵画たち!

それぞれの地の油彩画は日本の油彩画とは大きく異なります。
まばゆい輝きを発する韓国のイ・インソン(李仁星)。
どこまでものびやかな筆致と色彩の冴えをみせる台湾の陳澄波(チェン・チェンボー)。
また紙や絹に墨や岩絵の具で描く、いわゆる日本画形式でも、その土地らしいモチーフもさることながら、突き抜けるような空間性はやはり日本のそれとはおのおの異なりをみせています。

近代絵画史に加わる新たな一ページ

東アジアの各国・各地域の出品作品と、日本に学んだ留学生や各地に審査員として赴き触発されて描いた日本の画家の作品など、93作家129点で構成いたします。東アジアの近代絵画を見直す絶好の機会であり、美術史に新たな一頁をきざむ必見の展覧会といえます。

ソウル、台北から名品66点!必見!

日本国内ばかりでなく、韓国国立現代美術館、リウム三星美術館、国立台湾美術館、台北市立美術館など各国・地域を代表する国公立・私立美術館等にご協力をいただき、66点もの名品を海外からご出品いただいて実現した大規模な企画展です。

展覧会概要

会期

5月14日(水曜日)から6月8日(日曜日)まで

休館日

5月26日(月曜日)のみ

5月19日(月曜日)、6月2日(月曜日)は開館します

開館時間

午前10時から午後5時(入場は4時30分まで)

観覧料

一般700円、高校生・大学生350円、小学生・中学生150円

注記:20名以上の団体料金は、一般560円、高校生・大学生280円、小学生・中学生120円
注記:未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
注記:常設展もご覧いただけます
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料

会期中、一部作品の展示替えを行います

主催:府中市美術館 読売新聞社 美術館連絡協議会
協賛:ライオン 清水建設 大日本印刷 損保ジャパン・日本興亜損保 日本テレビ放送網
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院

関連企画

講演会

5月17日(土曜日)
13時~「初期朝鮮美術展覧会の画家たち」キム・インへ(韓国国立現代美術館)

5月18日(日曜日)
13時~「日本における官設美術展覧会について」飯尾由貴子(兵庫県立美術館)
15時~「異郷の昭和美術 中国東北部の日本人社会と満洲国美術展覧会」江川佳秀(徳島県立近代美術館)

5月31日(土曜日)
13時~「20世紀前半の台湾美術」薛燕玲(国立台湾美術館)
15時~「朝鮮美展とその周辺の『描かれたおんなたち』」キム・ヘシン(青山学院大学)

6月1日(日曜日)
13時~「日本と台湾をつないだ筆線の画家たち」志賀秀孝(府中市美術館)

いずれも講座室 無料

20分スライドレクチャー

5月25日(日曜日)、6月8日(日曜日) 14時

講座室 無料

木版画家 ジュディ・オング倩玉 ミニトークショー

歌手・女優として、また日展、白日会を舞台に版画家として活躍するジュディ・オングさん。美術との出会いやご自身の作品制作への思いについてお話しいただきます。

5月31日(土曜日)17時15分~ 30分程度 
エントランスロビー 入場時に本展チケットの半券が必要 
定員150名

往復はがきによる申し込みは締め切りました。
残席についてはメール又はファックスで受け付けます。(先着順)
住所・氏名・参加希望人数を明記の上、メール(bijyutu01@city.fuchu.tokyo.jp)又はファックス:042-335-7576でお申し込みください。
美術館からの返信をもって受付終了とさせていただきます。

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このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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