公開制作84 幸田千依
更新日:2022年5月11日
公開制作84 幸田千依 「空と競馬場」
画家の幸田千依は、日本各地に滞在することで、その土地で過ごす時間の積み重ねの中から作品の着想を得つつ、数々の絵画を生み出してきました。幸田の作品の多くは、優しい光や影の表現に満ち、大胆な筆致と繊細な色調の響き合いを通して、そこに暮らす人々の想いや息遣いまで感じさせます。その制作は、アトリエで完結するのではなく、さまざまな土地や人々との出会いによって進化しているのです。
今回、東京・府中を拠点に制作するにあたり、府中市の代表的観光スポットである東京競馬場に注目します。空と競馬場を描いた一枚の小さな油彩を起点として、その絵をもとに日々ドローイングを描くことで、最終的にもう一つの大きな空と競馬場の絵を完成させる予定です。
身近な景色が画家の眼と手によってどのように作品として生まれ変わるのかをお楽しみください。
会期 2022年4月16日(土曜日)から7月10日(日曜日)まで
休館日 月曜日(5月2日をのぞく)、5 月9日(月曜日)から5 月20日(金曜日)、6月14日(火曜日)
開館時間 午前10時から午後5時
観覧無料・公開制作室
公開制作日時
4月: 16日(土曜日)、24日(日曜日)
5月: 1日(日曜日)、4日(水・祝日)、31日(火曜日)
6月: 4日(土曜日)、7日(火曜日)、12日(日曜日)、19日(日曜日)、28日(火曜日)
時間:いずれも正午から午後5時まで
完成作品の展示
7月1日(金曜日)から7月10日(日曜日)まで
注記:7月2日(土曜日)、3日(日曜日)、9日(土曜日)、10日(日曜日)午後1時から午後5時は、当館普及員によるガイドあり。
アーティストトーク
7 月3 日(日曜日) 午後2時から
講座室
無料
事前申込制
定員:20名(抽せん)
申込方法:
往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、電話番号、返信用宛名を記入して当館まで
〒183-0001
府中市浅間町1-3 「幸田トーク」係
締め切り 6月23日(木曜日)必着
◆アーティストトーク電子申請はこちらから↓https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?acs=artisttalk20220703(外部サイト)
ワークショップ「みんなの点が山になる」
7月2日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分
創作室
無料
事前申込制
講師:幸田千依 (美術家)
対象・定員:小学3年生以上、12名(抽せん)
一人ひとりが描いた絵を並べて見えてくる景色をみんなで楽しみます。
申込方法:
往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、電話番号、返信用宛名を記入して当館まで
〒183-0001
府中市浅間町1-3 「幸田ワークショップ」係
締め切り 6月22日(水曜日)必着
◆ワークショップ電子申請はこちらから↓https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?acs=workshop20220702(外部サイト)
《絵と眼を合(逢)わす》2015年 大原美術館蔵
《心が先についてくる》2018年 作家蔵
幸田千依 (こうだちえ)
1983年東京都に生まれ、長崎県で育つ。2007年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。国内外のアートプロジェクトやレジデンスプログラムに参加し、現地での絵画の制作や展示、ワークショップなどに取り組む。
2017年に「VOCA展」(上野の森美術館)大賞受賞。
主なアートプロジェクトに、「こうふのまち芸術祭」(2010・2013・2014年)、「アーツ前橋・磯部湯活用プロジェクト」(2013年)、「六本木アートナイト」(2017年)、「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」(2021年)。主なレジデンスプログラムに、台北国際芸術村(2012年)、大原美術館(2015年)、つなぎ美術館(2016年)。個展・グループ展多数。
埼玉県所沢市在住。
http://kodachie.com/
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