2016年10月11日 市長コラム53 「府中駅百歳」

■府中駅百歳


子どもたちの夏休みと同時期に郷土の森博物館で特別展を開催したことから御存じの方(かた)も多いかと思いますが、京王電気軌道(現在の京王線)の新宿‐府中の開通から100年、つまり、京王線府中駅が10月31日(月曜日)に百歳の誕生日を迎えます。これは、甲武鉄道(こうぶてつどう)(現在のJR中央線)の新宿‐八王子の開通からなんと27年後ということですので、まさに待ちに待った出来事だったでしょう。

府中‐東八王子は玉南鉄道(ぎょくなんてつどう)が9年後に開通。軌道幅の関係から当時の府中駅は2つ別々で、直通運転はさらに3年後の昭和3年まで待たねばなりませんでした。それでも京王線の開通は、多磨霊園、東京競馬場、明星学苑(めいせいがくえん)、東京農工大学、日本製鋼所(現インテリジェントパーク)、東芝府中事業所、サントリー武蔵野ビール工場、日本電気府中事業場の誘致につながり、まちに大きな発展をもたらしたのです。

現在、府中駅南口では再開発工事が着々と進み、新しい建物がいよいよ来年7月に、駅前交通広場が来年度内に完成します。「伊勢丹・フォーリス」や「くるる」とともにこの事業が都市計画決定されたのは昭和57年のこと。完成までに要した歳月は35年になります。先人たちの夢は単なる施設の完成ではなかったはずです。未来へのさらなる飛躍が私たちに課せられた使命です。

画像 府中市長 高野律雄のサイン
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