2018年10月11日 市長コラム77 「自然は何を」

■自然は何を


大きな揺れで地滑りが発生し、肌をさらす無数の山々が続く北海道の光景になんとも言えない気持ちになりました。その前日は、滑走路が水に沈み、連絡橋にタンカーが衝突し、まさに孤島になった関西国際空港の非常事態を見たばかりだったので、これらを事実として受け止めるのに時間を要した方は多かったと思います。北海道胆振東部地震の発生翌日にテレビのインタビューを受けた方が、「北海道から関西国際空港に向けて帰ろうと思ったら台風21号の影響で飛行機が飛ばず、1日待ったら地震で飛び立てなくなった」とおっしゃっていたのが強く印象に残っています。

これまでにない自然の猛威に驚きます。もちろん、地球の歴史から見れば同じように災害が多発した時期は何度もあったでしょうが、想定外の連続は、まるで人類に大きな変化を求めているような気がしてなりません。それが何かはわかりませんが、自然災害が誰にとっても他人ごとでないことは事実です。

本市では5年前から大地震を想定した総合防災訓練を8月下旬から10月後半に時期を移して実施しています。それは、暑い時期に実施するより過ごしやすい季節の方が参加しやすいと考えてのことです。災害から身を守るのは自分ごとです。ぜひ、ご参加いただくか、この際に防災・減災について考えてみましょう。

画像 府中市長 高野律雄のサイン
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