2019年4月11日 市長コラム83 「未来につなげる」

■未来につなげる


あまりにも達筆で私には到底読めないので、学芸員に解読を依頼しました。中世前期から存在した頼母子講(たのもしこう)という民間の救済的互助組織をつくり、現在の南町交番隣にある八幡神社を再建するために、資金を工面したものだそうです。講金額、利子割合及び支払い記録、世話人などが明記されています。

新しい元号は令和。この帳簿は明治・大正・昭和・平成を経て次の時代を迎えることになりました。当時の人々は神社再建に何を託したのでしょうか。きっと、人々のつながりをつくる拠点として、安全と平和、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と地域の発展を願ったことと思います。故きを温ねて新しきを知った(ふるきをたずねてあたらしきをしった)感じです。今年度は市制施行65周年。歴史を知る大切さと、未来につなげる責任を強く意識していきます。

画像 府中市長 高野律雄のサイン
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