2020年2月11日 市長コラム92 「令和初、必見」

■令和初、必見


さて、暦は春。令和初のお正月はあまりにも忙しくあっという間に過ぎた感じです。そして立春を経て梅の見頃となりました。郷土の森博物館は都内屈指の梅の名所で、2月上旬から3月中旬まで約1100本の梅が敷地内を彩りますが、この中に「令和初の早春」だからこそ見ていただきたい梅があります。

それは5年前の市制施行60周年を記念して太宰府天満宮から寄贈いただいた2本です。一本は鹿児島紅梅。かわいらしい紅色です。もう一本は大和牡丹で、清らかな(きよらかな)白色です。ご存知のように新元号名の由来は、奈良時代に地方行政機関「大宰府(だざいふ)」の長官だった大伴旅人(おおとものたびと)が自分の庭で開いた宴で梅の花の美しさを詠んだ一連の歌の序文です。現代の私たちと同じように春の訪れを喜び、宴を楽しんだのですね。学問の神様といわれる菅原道真も慕うこの梅花。皆さんが、見て美しさを楽しみ、近づいて香りを楽しみ、写真を撮って友人に伝える。それが全国にシェアされることをつい期待してしまいます。

画像 府中市長 高野律雄のサイン
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