3面 掲示板整備事業 事業内容は 委員 掲示板整備事業の内容について聞きたい。 地域コミュニティ課長 地域コミュニティの円滑化等を目的として、自治会・町会等が所有する掲示板の設置に対して補助する。各自治会において設置する場所等により異なるが、据置き型タイプの新設や既存掲示板のボード部分の交換、補修などが一般的な例である。この事業をきっかけに、自治会内の既存掲示板の設置場所や居住者の動線を確認して、改めて適切な掲示板活用の検討を行った結果、町内の協力が得られた別の場所に、自治会が日常管理、運用を行いやすいサイズや形状の掲示板を設置した事例もある。 公園施設遊具改修 現状と今後の予定は 委員 市内の公園遊具について、改修などを行っている箇所を見かけるが、その現状と今後の予定は。 公園緑地課長補佐  市ではれいわ元年に公園施設の長寿命化計画を策定し、それに基づいて遊具のリニューアルなどを順次進めている。また法令上の遊具の点検等を平行して行 っており、その際に不具合または劣化が判明した場合も、撤去や修繕等を行っている。  5年度には今までの公園施設長寿命化計画を見直し、新たに公園等のリニューアルなどのスケジュールも含めた同計画を策定する予定であり、その周知等を行いながら、リニューアル等の工事を順次行っていく。 私立幼稚園を利用する2歳児に対する 保育料補助の内容は 委員 満3歳を迎える前から私立幼稚園を利用する2歳児に対する保育料の補助が、レベルアップ事業として予算計上されているが、その内容は。 また、対象者は、都が今後実施する予定の、第2子の保育料無償化の対象となるのか。 保育支援課長補佐 本事業は、2歳児の受入れを行っている私立幼稚園を利用する児童の保護者を対象に、月額3万2000円を上限に補助を行うものである。現状、2か所の私立幼稚園が受入れを実施しており、対象人数は、30人を想定している。都が行う第2子の保育料無償化は、認可保育所の保育料に関するものであるため、対象外である。 リユース食器貸出委託事業 その内容は 委員 リユース食器貸出委託事業について、新規事業として予算計上されているが、その内容は。また、子ども食堂への活用は考えているか。 資源循環推進課長 市内に活動拠点のある町会や自治会、子ども会等の団体が主催する飲食物を出すようなお祭り等、各種イベントで食器を貸出すことを想定しており、リユース食器の管理や洗浄、配送及び貸出しについて委託するものである。貸出し先の団体には、イベントの参加者に対するリデュースやリユースの意識啓発に協力いただくことを考えている。 なお、現在のところ、子ども食堂の利用は想定していない。 合理的配慮支援員 配置の考え方は 委員 れいわ5年度における合理的配慮支援員の配置の考え方について聞きたい。また、 支援員の確保やスキルアップについての取組は。 指導室主幹 配置については、学校長からの申請を受け、配置の要否や時間数等も含め、 必要な合理的配慮の在り方を教育委員会の職員が学校とともに実態を見て判断していく。支援員の確保については、特別支援学級の補助員経験者への声かけを想定している。 統括指導主事 スキルアップについては、5年度に始動する第4次府中市特別支援教育推進計画の考え方を基に、支援員等の研修の充実を図る。 総  括 都市計画の推進 委員 市都市計画マスタープランに示されている、鉄道駅を中核とした地域拠点の整備に向け、多磨駅及び分倍河原駅周辺においてれいわ5年度に取り組む内容は。 都市整備部長 多磨駅周辺については、同駅前広場の整備を含む府中都市計画道路3・4・11号などの整備に取り組んでおり、5年度予算では公共用地特別会計に物件等補償料などを計上するほか、一般会計において、工事着手まで事業予定地を適切に維持する費用を計上している。 まちづくり拠点整備推進本部長 分倍河原駅周辺については、鉄道事業者との基本協定を踏まえ、5年度からたまり空間、東西及び南北自由通路並びに一体的に整備する駅舎の基本設計を行うための費用や、地区周辺道路の測量に係る費用等を計上している。 安定した財源確保 委員 れいわ5年度予算における安定した財源確保の考え方、及び新たな財源について聞きたい。 政策経営部長 歳入の根幹である市税が、5年度当初予算で前年度から増となる一方で、歳出では、 今後、公共施設の老朽化対策等に多くの財源を要することが見込まれる。このため、引き続き地域経済の発展を図るとともに、収納率の向上に努めるほか、将来的な見通しを持ちながら基金の積立と活用を行うなど、多角的な視点から安定した財源確保に努める。また、新たな財源について、第7次府中市総合計画では積極的な歳入確保策として、ふるさと寄附金の拡充やクラウドファンディング等による新たな歳入の確保のほか、未利用地の売却、貸付など税外収入の確保に取り組むこととしている。 事業者支援策 委員 物価高騰の状況及び市内事業者への影響に対する市の認識と今後の事業者支援の考え方について聞きたい。 生活環境部長 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に加え、ロシアによるウクライナ侵攻や円安などを背景に、暮らしに必要な商品の値上げが続いており、市内事業者の経営環境にも大きな影響があるものと認識している。このため市では、れいわ4年度に補正予算で、消費喚起商品券ふちゅチケの発行や中小企業原油価格・物価高騰臨時対策支援事業を実施してきた。  5年度においては、各種補助金など市内事業者への支援策を当初予算に計上しており、今後、国や都の支援策や市内経済の動向を注視し、緊急的かつ迅速な事業者支援が必要と判断した場合には、そのような支援策を講じていきたい。 予算編成過程における変更点 委員 組織改正が行われたことによる、予算の編成過程などの変更点は。 政策経営部長 主な変更は2点あり、1点目は各部課が実施した行政評価の二次評価を政策経営部が行い、市全体の行政評価の結果をとりまとめた上で、注力すべき事業や見直すべき事業を抽出するなど、れいわ5年度の施策展開の方向性について、理事者を交えた協議を行うこととした。  2点目は、これまで理事者に対する会議体として政策課主体で行 っていた政策会議と財政課主体で行っていた予算編成会議を見直し、政策課、財政課及び行政経営課の3課が主体となる政策経営会議に統一し、行政評価を踏まえた次年度の方向性や政策立案、予算措置の決定を行うこととした。 れいわ5年度各会計別予算額 一般会計  れいわ5年度 1194億円 れいわ4年度 1209億4000万円 伸び率マイナス1.3% 特別会計 国民健康保険  れいわ5年度247億2808万3千円 れいわ4年度238億1342万6千円 伸び率3.8%  後期高齢者医療 れいわ5年度63億1687万円 れいわ4年度59億5700万5千円  伸び率6.0%  介護保険  れいわ5年度202億2958万7千円 れいわ4年度194億8280万8千円 伸び率3.8% 公共用地 れいわ5年度9億2056万5千円 れいわ4年度15億9455万5千円 伸び率マイナス42.3% 計 れいわ5年度521億9510万5千円 れいわ4年度508億4779万4千円 伸び率2.6% 合計 れいわ5年度1715億9510万5千円 れいわ4年度1717億8779万4千円 マイナス0.1% 公営企業会計 競走事業 れいわ5年度893億3512万円 れいわ4年度911億6515万5千円 伸び率マイナス2.0% 下水道事業 れいわ5年度63億1438万8千円 れいわ4年度58億7425万9千円 伸び率7.5% 合計 れいわ5年度956億4950万8千円 れいわ4年度970億3941万4千円 伸び率マイナス1.4% 全会計の合計 れいわ5年度2672億4461万3千円 れいわ4年度2688億2720万8千円 伸び率マイナス0.6% れいわ5年度一般会計予算款(科目)別内訳 1194億万円 歳入 市税518億5628万9千円(43.4%) 国庫・都支出金331億746万3千円(27.7%)繰入金75億7490万3千円(6.3%) 市債57億2030万円(4.8%)その他211億4104万5千円(17.8%) 歳出 民生費581億1326万3千円(48.7%) 教育費226億4295万6千円(19.0%)総務費152億6264万1千円(12.8%) 衛生費86億8381万1千円(7.3%)土木費63億2346万7千円(5.3%) 公債費38億4797万8千円(3.2%)その他45億2588万4千円(3.7%)