3面  新総合体育館基本構想策定 その概要は 委員 新総合体育館の基本構想策定について、その概要は。 スポーツタウン推進課長補佐 総合体育館移転関連事業は第7次府中市総合計画前期基本計画における重点プロジェクトに位置付けられており、れいわ7年度までの取組として、新たな総合体育館の役割や機能などを明確にし、移転に向けた整備方針等を定めることとしている。そのような中で、基本構想の策定に当たっては、専門性の確保と効果的で効率的な検討体制の整備のため、コンサルタント等に業務支援を委託する予定である。また、検討の場として学識経験者等による新総合体育館基本構想検討協議会を組織する。 教育センター跡地 検討に関わる予算は 委員 教育センター移転後の跡地の検討状況及びそれに関わるれいわ6年度予算の内容は。 財産活用課長補佐 7年度に、教育センター機能が旧しみずがおか高齢者在宅サービスセンターへ移転することに伴い、4年度から敷地活用の検討を進めている。6年度は、公有財産活用推進事業費として1670万1000円を予算計上して、教育センター敷地に係る公民連携アドバイザリー等業務を委託する。委託内容は、これまで実施してきたサウンディング調査結果や事業手法などの整理、敷地の活用方針の策定支援及び、事業者の募集要項等の作成についての支援が挙げられる。 子ども発達支援センターの 教育相談体制は 委員 れいわ6年4月から供用が開始される、子ども発達支援センター「はばたき」における教育相談の体制は。 教育支援担当主幹 現行の教育センターでの教育相談は、心理士等を12人配置し平日午前9時から午後5時まで開設している。「はばたき」移転後は、現在の受付時間に加え水曜日は午後7時まで、第2及び第4土曜日は午前9時から正午まで相談時間を拡充し、その時間に対応できる心理士を増員予定である。また、相談記録システムを導入し、就学などライフステージが変わる際に、保護者同意のもと次の支援担当へ相談内容等を引き継ぐことを想定している。 防災意識啓発事業 学生との連携に関する内容は 委員 防災意識啓発事業のうち、学生と連携して取り組む子どもたちの防災教育について、れいわ6年度の内容は。 防災危機管理課長補佐 5年度の総合防災訓練で、子どもが楽しみながら防災について学ぶ機会として、中央大学の学生と協働した事業を実施したが、学生の発想力や行動力の高さ等から大変好評であった。そこで、6年度も引き続き中央大学の学生と総合防災訓練で連携を図ることを考えている。内容は、親子で楽しんで防災訓練に参加し、防災を身近に感じられるものを、4月以降に進級して新たに携わることになった学生と共に協議していく。 生活保護費予算減額の要因と 外国人の生活保護受給状況は 委員 生活保護費予算はここ2年の傾向において前年度比で減少し続けているが、その理由は。また、一方で外国人の受給者は増えているのか。 生活福祉課長補佐 コロナ後に景気が回復してきている中で、生活保護廃止となる方も増加している。一方で、申請の件数は減少傾向にある。また、高齢世帯数の増加に伴い、死亡による廃止が増えている。こうした要因により、生活保護受給世帯は減少しており、予算についても近年の実績や動向を勘案して計上している。なお、外国人の受給世帯数は、過去5年程度の傾向としては横ばいである。 総  括 財政調整基金 委員 財政調整基金は、突発的な財政需要が生じた際に非常に有効であると聞くが、れいわ6年度における、当該基金の目標設定額は。 また、その設定額に対する市の評価について聞きたい。 政策経営部長 4年度からの基金の積立てと活用の方針において、財政調整基金の基本額は80億円とすることを基本方針としている。 また、この基本額を維持している現状の評価としては、社会経済情勢が不透明な時代において、状況に応じたきめ細やかな対策を機動的に実施するための、財政的なよりどころになるものであると捉えている。 予算の特徴 委員 れいわ6年度における予算の特徴を聞きたい。 政策経営部長 6年度は、市制施行70周年を記念する事業や、府中の森芸術劇場整備など投資的経費に係る事業のほか、国の給付金事業を実施することなどから、過去最大の予算規模となった。人件費や扶助費など増加する義務的経費に確実な財源措置を行うとともに、新設する子ども・子育て応援基金や各種基金を活用することで、98の新規・レベルアップ事業をはじめ、子育て支援、防災・減災対策、環境・資源循環、DX、にぎわいの創出など、近年の行政課題に幅広く対応した予算となっている。 公共施設マネジメント 委員 第3次府中市公共施設マネジメント推進プランのモデル事業「府中駅周辺公共施設の効率的な更新と活用」における対象施設の今後の方向性は。 総務管理部長 市公共施設マネジメントモデル事業検討協議会からの答申では、対象施設のうち中央文化センター、保健センター及びふれあい会館の3施設は複合化し、これにより生じるふれあい会館跡地を民間利活用すること、また、 府中駅北第2庁舎は、行政としての活用を継続することが示されており、この内容を踏まえてれいわ6年度の基本方針を策定していく。。 子ども・子育て応援基金 委員 子ども・子育て応援基金が創設されるが、その活用策は。 政策経営部長 保健・福祉基金から、子ども・子育て支援の充実を担う役割を抽出し、更に、第7次府中市総合計画前期基本計画に掲げる4つの基本目標に係る教育や文化・スポーツの分野など、幅広く子どものために実施する施策・事業に対して、分野横断的に活用することを想定している。また、 基金という性質上、臨時的に実施する事業に対して活用する財源という考えがあり、子どもや子育て家庭への支援に関する各主管部課からの提案事業に対して、幅広く活用していきたい。 けやき並木の保全計画 委員 馬場大門のケヤキ並木は、 国の天然記念物指定から100年を迎えるが、今後の保全に向けた計画等について聞きたい。 文化スポーツ部長 れいわ6年度から、策定後16年が経過した保護管理計画の更新に取り組み、古木の再生や落枝による事故の防止に適した剪定を検討していく。また、都立農業高校と連携協定を締結したケヤキ並木保護更新プロジェクトでは、府中第一小学校及び府中第一中学校の児童・生徒を含めた小中高連携により、けやきの古木の種子から苗木を育成しており、保護管理計画更新の中で、けやき並木への補植も検討していきたい。 れいわ6年度各会計別予算額 一般会計 れいわ6年度 1278億3000万円 れいわ5年度 1194億円 伸び率7.1% 特別会計 国民健康保険 れいわ6年度 242億7618万1千円 れいわ5年度 247億2808万3千円 伸び率マイナス1.8% 後期高齢者医療 れいわ6年度 66億6431万3千円 れいわ5年度 63億1687万円 伸び率5.5% 介護保険 れいわ6年度 193億7508万6千円 れいわ5年度 202億2958万7千円 伸び率マイナス4.2% 公共用地 れいわ6年度 16億6217万8千円 れいわ5年度 9億2056万5千円 伸び率80.6% 計 れいわ6年度 519億7775万8千円  521億9510万5千円 伸び率マイナス0.4% 合  計 れいわ6年度 1798億0775万8千円  れいわ6年度 1715億9510万5千円 伸び率4.8% 公営企業会計 競走事業 れいわ6年度 873億7390万7千円 れいわ5年度 893億3512万円 伸び率マイナス2.2% 下水道事業 れいわ6年度 66億1421万6千円 れいわ5年度 63億1438万8千円 伸び率4.5% 合計 れいわ6年度 939億7412万3千円 れいわ5年度 956億4950万8千円 伸び率マイナス1.8% 全会計の合計 れいわ6年度 2737億8188万1千円 れいわ5年度 2672億4461万3千円 伸び率2.4% れいわ6年度一般会計予算款(科目)別内訳 1278億3000万円 歳入 市税518億8070万円(40.6%) 国庫・都支出金366億78万6千円(28.6%) 繰入金108億5875万1千円(8.5%) 市債72億3650万円(5.7%) その他 212億5326万3千円(16.6%) 歳出 民生費621億8994万2千円(48.6%) 教育費266億5239万3千円(20.8%) 総務費151億4379万4千円(11.8%) 衛生費81億6784万円(6.4%)  土木費71億548万2千円(5.6%) 公債費39億6961万7千円(3.1%) その他46億93万2千円(3.7%)