4面   一般質問 (4~7面 上段まで) 市議会定例会では、提出された議案を審議するほかに、一般質問として、各議員が市政全般に対して質問することができます。 今回は25人43件の一般質問がありました。(〇はその他の質問) ※( )内は、会派名を略して掲載しました。 市政…府中市議会市政会 市フォ…府中市議会市民フォーラム(立憲民主党・都民ファーストの会・無所属) 公明…公明府中 自由…自由クラブ共産…日本共産党府中市議団 維新…日本維新の会 ネット…生活者ネットワーク 無所…無所属 れ仲…れいわ野口なかおと仲間たち 一括質問 旧府中グリーンプラザ別館 改築後の施設の考え方は にぎわいの創出や 発信力の向上に資する施設を整備する 横田実議員(市政) 旧府中グリーンプラザ別館改築後の施設について、市の考えを聞きたい。 総務管理部長 当該施設は馬場大門のケヤキ並木に面していることから、府中駅周辺公共施設の再編に係る基本方針において、にぎわいの創出を図る資産活用として機能を位置付けており、改築後は利用者数の増加を図り、にぎわいの創出や発信力の向上に資する施設を整備するものと考えている。 議員 当該施設を改築する際の課題は。 総務管理部長 工事期間中の喫茶・福祉ショップ及び府中特産品直売所の一時移転先等の考え方を整理する必要があることや、道路用地確保のために現在と同様の運営や施設利用が見込めないことなどが改築の課題であると認識している。 その他〇現業事務所敷地の今後の活用について 一括質問 終活相談等を一体的に行う 終活センターの開設 市の考えは 終活情報の登録事業を含め 推進体制を調査・研究していく ゆうきりょう議員(自由) 都はれいわ6年度から、終活に関わる事業を実施する市区町村へ支援を行うと聞くが、当該支援も活用し、死後の連絡先等を事前登録する事業を本市で行う考えはあるか。 福祉保健部長 当該事業は安心した終末期の実現などに、効果的なものと捉えており、他市の事例を参考に検討していく。 議員 終活相談や終活情報の事前登録等を一体的に行う終活センターの開設について、市の考えは。 福祉保健部長 現在、終活の相談や普及啓発は、市や各関係機関が業務の中で行っており、今後、終活情報の登録事業を含め推進体制を調査・研究していく。 その他〇子どもの居場所の課題について〇緊急の災害時における正しくリアルな情報伝達手段の課題、行政とコミュニティFM放送局との連携の在り方について 一問一答 商店街の街路灯を広告媒体にして 大手企業から広告収入を得る 仕組みの構築は可能か 商店街が事業計画等を作成し 商店街フラッグ事業を 活用する必要がある 佐藤新悟議員(市政) 商店街の街路灯が倒壊するなどして人や物に損害を与えた場合の責任は、所有者である商店会にあると思うが、商店会は対応できているのか。 生活環境部長 そのような場合の責任は自らにあることを商店会も認識していると捉えているが、多くは損害保険加入などの対策がなされていないのが現状である。 議員 商店会に独自の収入があれば保険加入にもつながると思う。そこで、商店街の街路灯を広告媒体とし、市と関連する大手企業から広告収入を得る仕組みの構築は可能か。 生活環境部長 提案の仕組みで広告収入を得るには、商店会が景観ルールや事業計画等を作成し、商店街フラッグ事業を活用することとなるが、それを商店街連合会と市で連携して支援する必要があると考える。 一問一答 団塊の世代が後期高齢者になる 2025年問題について 市が取り組んだ対策と成果は 福祉圏域の見直しに早くから取り組み 地域で高齢者を支える体制が 整備されてきている 松村祐樹議員(市政)  団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年問題について、市が取り組んだ対策と成果は。 市長 福祉圏域の見直しに早くから取り組み、地域福祉コーディネーターの配置や、高齢者同士の交流を促進する居場所づくりなどに努めた。これらの取組の結果、地域で高齢者を支える体制が整備されてきている。 議員 地域の相談窓口である地域包括支援センターの年間の相談件数及び福祉圏域見直しの展望は。 福祉保健部長 れいわ4年度の相談件数は、4万5800件である。展望としては、圏域の変更により関係者連絡会等において住民団体と専門機関が圏域内で一体化することで、顔の見える関係性が深まるものと考えている。 今後も、市民の暮らし等と連動した支援体制の構築に努める。 一問一答 女性のスポーツ実施率が 低くなっていると聞くが 実施率向上に向けた取組は 女子野球タウンとしての 各種取組等を通じて 女性のスポーツ機会の提供に努めている 秋山としゆき議員(市政)  市の調査によると、特に30代を中心に女性のスポーツ実施率が低くなっていると聞くが、実施率向上に向けた取組は。 文化スポーツ部長 育児期にある女性を中心に気軽にスポーツに親しめるよう、武蔵国 府中大使によるヨガ体験教室などを実施するほか、女子野球タウンとしての各種取組や東京女子体育大学と連携した親子参加型のスポーツ教室の開催等を通じて、女性のスポーツ機会の提供に努めている。 議員 れいわ6年6月にジャイアンツのイースタンリーグ公式戦が市民球場で開催される。この試合は市制施行70周年の大きな事業の一つになると思うが、期待される効果は。 文化スポーツ部長 市内外から観覧者が多数訪れるため、本市の知名度や市民球場のブランド力向上にもつながると考える。 一括質問 けやき並木通りで車いす利用者が タクシーから乗り降りできる 空間の確保などの工夫は可能か 市地域公共交通協議会等の場で 機会を捉え協議していく にしみや幸一議員(市フォ) まちがにぎわい、来街者が増すにつれて、対応を求められるのが交通安全対策である。そこで、けやき並木通りの歩道及び車道における安全確保のための取組や対策は。 生活環境部長 西側歩道の公共物側面には、歩行者は建物側、自転車は車道側と表示し、東側歩道には自転車が降りて通行できるよう促すサインをフォーリスの協力で設置した。また、車道には路上駐車防止のカラーコーン等を設置している。 議員 けやき並木通りにおけるバリアフリー対応の一つとして、車いす利用者がタクシーから乗り降りできる空間の確保などの工夫は可能か。 都市整備部長 市地域公共交通協議会等の場で、機会を捉え協議していく。 その他〇府中市役所におけるカスタマーハラスメント対応について 一問一答 市民の意識付け等のために 防災訓練を毎年同日に市内で 一斉実施する考えは 同日一斉の訓練は 効果的であると捉えており 今後検討していく 増山あすか議員(市政) 平成28年の熊本地震では震災による直接の死者よりも、その後の避難生活での死者の方が多かったと聞く。そこで、避難所の生活環境を改善し、災害関連死を防ぐための本市での具体的な取組は。 市長 トイレ機能の拡充や、要配慮者及び女性の視点で着替えや授乳などを安心して行える場所の確保に努めるほか、関係機関等の協力を得つつ被災者の精神的な負担の軽減策を講じ、安全で安心な避難所運営を実現する。 議員 市民の意識付けや訓練参加の促進に向け、各地域でそれぞれの団体が個別に実施している防災訓練を、毎年同日に市内で一斉実施する考えは。 危機管理監 地域の理解や調整等の課題があり、実施までに時間はかかるが、同日一斉の訓練は効果的であると考えるため、今後検討していく。