7面 一問一答 困難な問題を抱える女性への 支援における本市の課題は 継続的に支援を行う 体制整備が課題と捉えている 前川浩子議員(市フォ) れいわ6年4月に施行される、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律についての市の考えは。 市長 困難な問題を抱える女性が最適な支援を受けられるよう努めることで、女性が安心・自立して暮らせる社会の実現に寄与できると考えている。今後は、第7次府中市男女共同参画計画の策定に合わせ、対応を検討していく。 議員 困難な問題を抱える女性への支援における本市の課題は。 市民協働推進部長 生活困窮や家庭環境等の問題に加え、心身の障害や成育歴などに起因する問題を抱える女性からの相談が増加傾向にあり、これまでの支援体制に加え、これら解決が困難な問題にも丁寧に向き合いながら継続的に支援する体制の整備が課題と考える。 その他〇社会福祉法人清陽会について 一問一答 れいわ4年度の府中駐車場管理公社の 純利益を市民に還元するつもりはないか 公社の配当金は純利益を参考に 市民サービスへの経費として 市民に還元している 野口なかお議員(れ仲) 市営駐車場は市が行う営利目的の事業か。 生活環境部長 営利目的ではなく、公共性を保ちつつより良いサービスを提供するため民間企業との共同出資により株式会社府中駐車場管理公社を設立し、運営している。 議員 れいわ4年度の純利益5890万円を市民に還元するつもりはないか。 生活環境部長 同公社の配当金は純利益等を参考に市などの出資者へ支出しており、それを市民サービス経費の財源という形で市民に還元している。市としては今後も府中駅周辺の変化を注視し、市民の良好な生活環境の確保や駅周辺のにぎわいにつながる取組を進める。 その他〇高架下けやき通りの広場封鎖について〇中河原駅のエレベーターについて〇ちょこりんスポット及び無料駐輪場について〇府中の街の活性化について 常任委員会の審査報告から 総務委員会 第6号議案 府中市手数料条例の一部を改正する条例  この議案は、コンビニエンスストア等に設置されている多機能端末機による交付サービスの利用促進に向けた特例料金を設定するほか、住民票の写しなどのオンライン請求の受付を開始すること、また、建築基準法の一部改正に伴い、手数料の徴収が必要な事務が新たに生じたことなどから、手数料の新設等を行うため、所要の改正を行うもの  委員から、「時限的ではあるが、特例料金の設定は窓口の混雑緩和や職場環境の改善、市民の利便性向上等につながる必要な対応であると思うため、本案に賛成する」「現在もマイナンバーカードがあれば、コンビニで住民票の写し等を取得できる利便性はある。そのことを周知していけば、市の歳入を減少させ、また、システム改修に費用をかけて特例料金を設定する必要はないと思うため、本案に反対する」等の意見があった。  審査の結果、本案については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定した。 文教委員会 第11号議案 府中市学校給食費の徴収に関する条例の一部を改正する条例  この議案は、昨今のエネルギー価格や物価の高騰が、引き続き市民生活に多大な影響を及ぼしている状況を踏まえ、給食費を支払っている学齢期の子どもがいる家庭の負担軽減のため、学校給食費の徴収に関する特例措置を継続して、当分の間公費負担を行うことに伴い、所要の改正を行うもの  質疑に対して、「れいわ6年度の予算額については小・中学校合わせて約10億5000万円となり、全て子ども・子育て応援基金から充当する予定である」「6年度の新規事業として市立の小・中学校に在籍・通学し、食物アレルギー疾患等により学校給食を食べることができず、弁当を持参している児童・生徒の保護者に対して、学校給食費相当額を支給する」等の答弁があった。  審査の結果、本案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した。 厚生委員会 第15号議案 府中市手話の普及及び障害者の意思疎通の促進に関する条例の一部を改正する条例  この議案は、手話の普及における基本理念等を見直すとともに、災害時等における障害の特性に応じた意思疎通の促進に関する措置を追加するため、所要の改正を行うもの  質疑に対して、「手話の普及に向け、手話通訳者の養成のために実施している手話講習会とは別に、手話を体験できるような講座を検討する」「本庁舎以外の市の施設においても、遠隔手話通訳サービスを自身のスマートフォンで利用できるよう、サービスの拡充を予定している」との答弁があった。  委員から、「手話が言語であるという文言を追加することや、災害時における障害の特性に応じたコミュニケーションの保障と支援に努めることは、大変重要な観点であるため、本案に賛成する」等の意見があった。  審査の結果、本案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した。 建設環境委員会 第16号議案 府中市娯楽・レクリエーション地区建築条例の一部を改正する条例  この議案は、府中都市計画特別用途地区娯楽・レクリエーション地区の種類の変更に伴い、地区名を府中市民健康センター及び府中市郷土の森地区から郷土の森公園地区に変更するなど、所要の改正を行うもの  質疑に対して、「条例の趣旨は、建築物の用途制限について、土地利用の増進や環境の保護などを目的として特別用途地区を指定することにより、本来、用途地域上建築できない観覧場や駐車場の建築を当該地区内では可能とするものである」「地区内での駐車場の運営については、別の条例で定めることとなる」等の答弁があった。  委員から、「実務上において問題点がある改正ではないと思うため、本案に賛成する」等の意見があった。  審査の結果、本案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した。 特別委員会の概要 基地等跡地対策特別委員会  調布基地跡地の状況について、調布飛行場における米軍ヘリコプターの緊急着陸に対し、れいわ6年2月、在日米軍横田基地及び北関東防衛局へ、地元3市のほか都も加わり、4者の連名で安全確保の徹底等の口頭要請を実施したなどの報告があり、これを了承した。  府中基地跡地留保地の状況について、総合体育館の配置については、生涯学習センター等の敷地と一体的な土地利用を図り、美術館通り沿いに配置する予定であり、その北側部分にサッカー場を設置するなど、利用可能なエリア全体を公共利用とする方向で検討を進めたいなどの報告があった。これに対し、委員から、「サッカー場等について、もう少し情報が出てから議論を行い、今後検討していく方が良い」などの要望・意見があったことから、聞きおくこととした。 市庁舎建設特別委員会  れいわ6年度事業計画について、旧庁舎の解体工事は、6年11月までに完了させ、6年12月から「はなれ」の建設工事に着手する。「はなれ」工事の着手前には、改めて近隣住民の方を対象に説明会を行う。  「おもや」の引渡延伸に伴う損害賠償について、相手方から請求額どおりの支払いがあり対応が完了した。 「おもや」に係る市民アンケートで寄せられた、携帯電話の電波がつながりにくいとの意見について、暫定的な対応として共用部を対象に電波拡幅装置の設置を行い、おおむね改善されたと認識しているが、抜本的な対策として6年度中に執務室を含めた「おもや」内の全てのエリアで対応していくなどの報告があり、これを了承した。 学校施設老朽化対策特別委員会  学校の適正規模・適正配置に係る取組については、市学校適正規模・適正配置検討協議会から答申があった。その答申によると、れいわ3年度に策定された府中市立学校の適正規模・適正配置の基本的な考え方において定義された条件に基づき、検討時期の基準に当てはまる学校を抽出し、今後も小規模校化が進行していくことが見込まれる武蔵台小学校、府中第七中学校及び大規模校である府中第一小学校、府中第二小学校の4校については、対策検討校として重点的な検討を行った。その結果、適正規模の範囲に近づけるための対応策として、府中第一小学校と府中第二小学校は通学区域の一部見直し、武蔵台小学校と府中第七中学校は隣接する学校との統合が効果的という結論に至ったとのことであるなどの報告があり、これを了承した。