ふちゅう市議会だより323号 れいわ7年2月5日発行 発行:府中市議会 郵便番号:183−8703 府中市宮町2−24 電話:042−335−4506 FAX:042−364−5415 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gikai 1面 れいわ6年11月6日、当時現職議員であった秋田りゅういち氏が不同意わいせつの疑いで逮捕されました。まず初めに、その後に発覚した事件も含め、被害に遭われた方々に対しまして、市議会を代表して心よりお詫び申しあげます。また、市民並びに市関係者の皆様には、この事件により府中市の名誉と信頼が損なわれたことにつきまして、深くお詫び申しあげます。  今後、このようなことが二度と起きないよう、市民に選ばれた議員には高い倫理的義務が課せられていることを府中市議会議員全員が改めて自覚するとともに、コンプライアンス研修を実施するなど、再発防止に取り組む所存です。議員一同、市民の皆様の信頼を取り戻すため全力で取り組んでまいります。 府中市議会議長 手塚 としひさ れいわ6年第4回定例会 物品の買入れについて(トイレカー購入)など 26議案を審議  今定例会で市長から、「物品の買入れについて」の議案が提出されました。この議案は、災害時におけるトイレ対策として、防災用モビリティトイレ車両1台を買い入れるものです。総務委員会で審査され、主な内容として、「随意契約に向けた見積りを行い、契約金額2654万6750円で仮契約を締結した」「支出科目はれいわ6年度一般会計消防費の債務負担行為とし、納期は7年8月としている」「当該車両の駆動方式は四輪駆動で、乗車定員は3人となっている。主な附属設備として、普通トイレ4室、多機能トイレ1室、清水タンク、汚水タンク及びソーラー発電システムを備えている」等の説明がありました。質疑に対し、「購入後に、契約の相手方である一般社団法人が運営する災害派遣トイレネットワークプロジェクトに加盟することにより、加盟自治体の相互支援が可能になる」「平時においては、総合防災訓練や合同水防訓練などの際に活用するほか防災イベントなどで市民に広く周知していく予定である」「購入に際し、7年度にクラウドファンディングを実施する予定である」「導入するのは、トイレトレーラーではなく、自走が可能なトラックタイプのトイレカーである。トイレトレーラーはけん引免許が必要になるが、自走式のトイレカーは準中型免許があれば運転可能である」「車両のデザインについて、先行自治体ではその自治体のキャラクターや名勝、シンボルなど、特徴のあるデザインを導入しているところが多い。そこで、被災地に派遣される車両として、火災や津波等の災害を想起するものは避けつつ、府中市といえばこれであるといえるような明るく癒されるデザインを考えていきたい」等の答弁がありました。委員から、「クラウドファンディングも行うとのことから、本市の災害対策というだけでなく、他自治体との相互支援も意図して購入するということをしっかりアピールしてもらいたい」等の意見がありました。審査の結果、本案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定し、最終日の本会議において、総務委員会委員長から審査報告があり、審議の結果、全会一致で可決されました。 意見書(要旨) ◎公営競技納付金制度の廃止に関する意見書  モーターボート競走事業施行者は、健全な事業運営を実現するため不断の努力を続けている。各種業務の効率化による開催経費の削減等、諸施策を積極的に推進し、事業の安定性確保に全力を尽くしている。  公営競技納付金制度は昭和45年度に創設されたものであるが、これは当時、公営競技の収益が著しい増加を示し、公営競技の施行団体と非施行団体との行政水準・財政力の不均衡が問題となったため、公営競技収益の均てん化を目的に、10年間の時限措置として導入されたものである。しかしながら、その後累次にわたり期限延長されてきている。  地方公共団体の社会資本整備のための貸付利率の利下げ財源として、モーターボート競走事業施行者が今までに地方公共団体金融機構に納付した金額は、約6000億円、他の公営競技施行者のものを含めた地方公共団体健全化基金積立金額は、約9000億円以上と膨大な金額であり、ここ数年は基金への積立ても行われるなど、十分に所期の目的は達せられたと考える。  我々施行者は、今後も健全なモーターボート競走事業の経営のために、競走場等の大規模施設改善や昨今頻発している大規模災害への備え等に係る内部留保の拡充を行う必要があるほか、近年課題となっているギャンブル等依存症対策やカーボンニュートラルなどといった、新たな社会課題への対応に係る事業費の確保も必要となっている。  一方で、公営競技納付金制度以外にもふるさと納税制度等の新たな税制度が普及し、地方公共団体を取り巻く環境は変化している。  よって、本議会は、政府に対し、公営競技納付金制度の廃止を実現するよう強く求める。 秋田議員が辞職  れいわ6年11月8日に、秋田りゅういち議員(府中市議会市民フォーラム)から、一身上の理由で辞職したいとの申出があり、11日に許可されました。 秋田りゅういち氏の不祥事に関する経緯 れいわ6年11月6日 不同意わいせつの疑いにより逮捕 れいわ6年11月8日 辞職願が提出される れいわ6年11月11日 議長により辞職が許可される れいわ6年11月27日 起訴及び準強制わいせつと準強制性交の疑いで再逮捕 れいわ7年1月8日 準強制わいせつの疑いで3度目の逮捕 なお、条例の規定に基づき、逮捕日以降の議員報酬は支給しておりません。 コンプライアンス研修を実施  議会運営委員会の提案を踏まえ、れいわ6年12月13日、全議員が参加し、コンプライアンス研修を実施しました。 定例会日誌(次の日程で開催しました) 11月     29日 本会議(委員会付託等) 12月  2日 本会議(一般質問) 3日 本会議(一般質問) 4日 本会議(一般質問) 5日 総務委員会 6日 文教委員会 9日 厚生委員会 10日 建設環境委員会 11日 基地等跡地対策特別委員会 12日 市庁舎建設特別委員会 13日 学校施設老朽化対策特別委員会 17日 議会運営委員会 本会議(常任・特別委員会審査報告等) 総務委員会