ふちゅう市議会だより 322号 れいわ6年11月8日発行 発行:府中市議会 郵便番号:183−8703 府中市宮町2−24 電話:042−335−4506 FAX:042−364−5415 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gikai 1面 府中市子ども議会を開催しました  市制施行70周年を記念して「府中市子ども議会」を開催しました。これは、市内在学の中学生が子ども議員となり、市議会の仕組みや流れを体験的に学ぶことで市政への関心を深めてもらうことを目的として開催したもので、12校から推薦された24名の生徒が子ども議員として活動しました。  子ども議員を務める生徒は、日頃自分たちが感じている身の回りの不思議に思うことや疑問について見つめ直し、それを「一般質問」という実際の市議会で行われている仕組みにのっとって質問し、現職の市議会議員が市の取組や今後の方向性について答弁しました。 7月23日(火) 事前交流会  本会議に先立ち、一般質問の内容をより的確に捉えるとともに、答弁を受けての自身の考えを整理するための機会として、子ども議員と市議会議員との交流会を開催しました。 7月29日(月) 本会議  子ども議長の開会宣告後に一般質問が始まると、子ども議員は、それぞれの出番で大人顔負けの質問を行い、他の子ども議員の出番でも質問や答弁についてメモを取るなど熱心に耳を傾けており、良い緊張感の中、会議が進行しました。 れいわ6年第3回定例会 れいわ5年度各会計の決算を認定 一般会計歳出総額1257億円  れいわ5年度の決算は、歳入歳出予算総額1299億1247万6000円に対し、歳入決算額は1283億2828万9000円で、執行率は98・8%、歳出決算額は1257億2544万1000円で、執行率は96・8%です。その結果、歳入歳出差引額は26億284万8000円となり、このうち1億8300万円については、法の規定により公共施設整備基金に編入しています。  この議案の提出に当たり、市長から「歳出では、第7次府中市総合計画の2年目を迎え、これまでの市政運営の成果を踏まえながら、『地域でつながる安心の絆』『未来を担うひとの育み』『活気に満ちたにぎわいと魅力』をテーマに各種施策を積極的に展開するとともに、長期化する新型コロナウイルス感染症への対応や原油価格・物価高騰対策等として、市民生活と地域経済活動を支える施策を継続し、現状と将来を見据えた財源の配分を行いながら、健全財政の維持にも努めた」との説明がありました。  9月19日から9月26日にかけて開催された決算特別委員会で、慎重な審査が行われ、9月30日の本会議において、賛成・反対討論を行い、採決の結果、賛成多数でれいわ5年度一般会計歳入歳出決算は認定されました。 (関連記事2・3面) れいわ6年度 一般会計補正予算  今定例会で、市長かられいわ6年度一般会計補正予算(第2号)の議案が提出され、定例会最終日の本会議で、採決の結果、全会一致で可決されました。  補正額は、歳入・歳出それぞれ24億3238万1000円となり、これによって6年度一般会計予算額は、1303億1672万1000円となりました。  今回の補正予算においては、商店街の活性化とデジタル化の推進を目的とする市内商店街で使用可能なデジタルポイントの交付事業への補助や、国や都の制度改正に伴う新型コロナウイルスワクチンの接種単価改定への対応、及び認証保育所の運営費補助金の増額等を行うほか、建築資材などの物価高騰、資材単価水準などの変動に伴う工事請負契約書のインフレスライド条項を適用した契約金額の変更請求への対応として7事業を実施するなど、当初予算編成後の状況の変化により対応が必要な事業等についての予算が計上されました。 意見書(要旨) ◎沖縄米空軍兵による少女誘拐・暴行事件に抗議する意見書  沖縄県嘉手納基地所属の米空軍兵が、少女を誘拐し性的暴行を加えたとしてれいわ6年3月に起訴されたが、政府は沖縄県に通知しておらず、同県は6月の新聞報道で初めて事件を知ることとなった。沖縄県では米兵等の犯罪が繰り返されており、平成9年に地域社会への新たな通報ルールとして「在日米軍に係る事件・事故等発生時における通報手続」が定められたが、他の都県を含めて守られていないことが今回の問題から明らかになった。  よって、本市議会は国会及び政府に対し、事件等発生の情報を得た際に政府が手続に従い、地元自治体へ速やかに情報提供する体制の再構築など、3つの事項を実施するよう強く求める。 ◎「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」の存続・強化のための安定財源を求める意見書  「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」は、性暴力被害者の訴えを聞き取り、医療・法律相談等につなげ、被害者の身体の安全を確保するとともに、人権、尊厳を守る機関であり、全都道府県に設置されている。近年、センターへの性暴力相談件数は増加し、その役割はますます重要となっている。  しかしながら、医療支援に係る自治体や国からの補助は不十分であり、自治体の判断により支援の除外規定が設けられているケースもあることから、地域格差が顕著となり、またセンターの運営が非常に不安定となっている。  よって、本市議会は国会及び政府に対し、全国どこでも迅速・確実に性暴力被害者が支援を受けられるよう、3つの事項を要望する。 人事議案  定例会最終日の本会議に、市長からオンブズパーソンの委嘱の同意を求める議案が提出され、次の方々が同意されました。 ■オンブズパーソン 田中 嘉彦 氏 菅井 紀子 氏 市制施行70周年記念 第2回 議場コンサート 11月29日(金)に開催します 詳細は8面または市議会ホームページをご覧ください。