5面 一括質問 府中市美術館を誰もが使いやすい 環境にするための課題は 外国語表記や展示の位置などの 課題があり効果的な手法等について 継続的な研究が必要である 大室はじめ議員(市政) 美術館に対する市の評価は。また、文化芸術のまち・府中としてのイメージ向上のため、美術館を活用する考えは。 文化スポーツ部長 展覧会事業に多くの方が訪れていることや、開館当初と比較して利用者数が増加傾向にあることなどから、一定の評価ができると捉えている。また、美術館では質の高い所蔵作品を管理するとともに、ユニークな企画展を実施しており、今後もこうした施策をより一層推進することで、更なるイメージ向上に寄与していく。 議員 美術館を誰もが使いやすい環境にするための課題は。 文化スポーツ部長 展示に外国語表記がなかったり、車いすの方には展示位置が高かったりするなどの課題があるため、効果的な手法について継続的な研究が必要である。 一括質問 「小1の壁」の解消に向け 朝の校庭開放を望むが 本市で実施する際の課題は 見守りを担う大人の安定的な確保や 事故等に対するリスク管理などの 課題があると考えている おぎの雄太郎議員(市フォ) 長期休業期間中に、学童クラブで昼食提供をする場合、保護者が昼食提供事業者と直接契約する手法が考えられると聞くが、その検討状況は。 子ども家庭部長 直接契約の実施事例を調査するなど、情報収集に努めている。また、本市の学童クラブ運営事業を受託している事業者に、他自治体での実施状況などを確認し、本市における導入の可否や実現可能性等を検討している。 議員 子どもの小学校入学を機に仕事と育児の両立が困難になる「小1の壁」の解消に向け、朝の校庭開放を望むが、本市で実施する際の課題は。 子ども家庭部長 見守りを担う大人の安定的な確保や事故等に対するリスク管理、施設使用に係る庁内連携等が課題になると考えている。 他 府中市美術館について 一括質問 「ちゅうファイル」の学校における 活用について市が期待することは 学校生活を過ごす上での 最適な教育支援に つなげるツールとして期待している 坂本 けんいち 議員(公明) 第4次府中市特別支援教育推進計画に、学校生活支援シートの活用とあるが、その趣旨は。 教育部長 障がいのある児童・生徒への一貫した支援を行うに当たり、個別の教育支援計画の作成と活用が重要と認識しており、学校生活支援シートを作成することで、支援の充実を図っている。 議員 同計画においてはライフステージが変化しても支援を継続させるための記録である「ちゅうファイル」の活用も掲げられており、学校生活支援シートと合わせた、切れ目のない支援体制づくりを要望するが、「ちゅうファイル」の学校における活用について、市が期待することは。 福祉保健部長 就学後の一貫した支援や、学校生活を過ごす上での最適な教育支援につなげるツールとして期待している。 一問一答 RSウイルスワクチン接種費用 市として公費助成を 検討できないか 助成が一部自治体に限られている ことなどから先行事例の状況等 情報収集に努めていく 福田千夏議員(公明) れいわ5年9月に60歳以上向けのRSウイルスワクチンが承認され、感染防止が大きく進むと期待される。そこで、RSウイルス感染症の周知や注意喚起の徹底をすべきと考えるが、市の見解は。 市長 新型コロナウイルスと同様、RSウイルスにも基本的な予防対策である手洗い等の徹底が重要と考えるため、国の動きを注視しながら、市ホームページのほか様々な媒体を活用し注意喚起や予防対策の周知に努める。 議員 ワクチンの接種費用について市として公費助成を検討できないか。 福祉保健部長 感染による発熱等の予防に効果があるものと期待しているが、助成が一部自治体に限られていることなどから先行事例の状況等、情報収集に努めていく。 他 結婚支援について 一問一答 50年先の府中市を考えた際に 府中基地跡地の活用はどのように 行っていくことが必要か 本市の未来を左右する最も重要な ミッションであると認識しており まずは総合体育館移転を進めていく 秋田 りゅういち 議員(市フォ) 50年先の府中市を考えた際に、府中基地跡地の活用はどのように行っていくことが必要か。 市長 府中基地跡地の活用は、本市の未来を左右する、最も重要なミッションであると認識している。まずは喫緊の課題である総合体育館の移転について、国や都とも調整を行いながら、遅滞なく進めていきたい。 議員 新しい総合体育館に求める機能と役割は。 文化スポーツ部長 「する」スポーツの推進や、トップチームの観戦・応援環境としての「みる」スポーツの機能、災害時に必要となる機能や役割などに加え、れいわ6年度から新しい総合体育館の基本構想の策定を進める中で、スポーツタウン府中を象徴するような施設となるように、新たに求められる機能や役割を検討していく。 一括質問 ヤングケアラー実態調査結果を受けての 市の考えは 配慮ある対応や具体的な支援を 行う際の連携体制を整えていく 必要等があると改めて認識した 渡辺しょう議員(市フォ)  市はれいわ5年度にヤングケアラー実態調査を実施したと聞くが、調査結果を受けての考えは。 市長 本市のヤングケアラーと思われる子どもの割合は5・4%で、全国平均と同程度と捉えている。また、ヤングケアラーの周知や理解が不十分であることが把握でき、配慮ある対応や具体的な支援を行う際の連携体制を整えていく必要等があると改めて認識した。 議員 実態調査を実施した経緯を聞きたい。 子ども家庭部長 ヤングケアラーに対する国の近年の積極的な支援の動きや社会的な関心の高まりの中で、市においても喫緊の課題と認識し、実態把握のため調査を行った。 他 オリンピック・パラリンピックについて●府中市市制施行70周年記念事業について 一括質問 ちゅうバス 導入から20年の評価は 公共交通ネットワークの構築に 大きな役割を果たしている 奈良ア久和議員(公明)  ちゅうバスの運行目的と導入から20年の評価は。また、バス路線再編に向けた検討状況と課題は。 市長 交通不便地域の解消や中心市街地へのアクセス性向上によるまちづくりへの寄与などを目的としており、年間約200万人に利用される身近な足として、公共交通ネットワークの構築に大きな役割を果たしてきたと評価する。バス路線再編については、協議会等で需給課題を整理したほか、地域意見交換会やアンケートを実施している。 課題としては、高齢化や退職者の増加に伴う深刻な乗務員不足等がある。 議員 運行経費が増加する中での収支改善について、市の考え方は。 都市整備部長 計画上、収支率の目標を6割としており、運賃の見直しは、その必要性等を踏まえて検討することとしている。 一問一答 食品表示基準の改正 市として把握している課題は 食品表示が分かりにくいという 相談が一定数あり表示に関する 市民への周知が課題である 西のなおみ議員(無所) 平成29年9月の食品表示基準の改正により原料の原産地が海外でも、国内で製造された加工食品は国内製造と表記するため、国内か海外か、どの国からかも分からない。 このことで生じる課題で市が把握していることは。 市長 市の消費生活センターには、食品表示が分かりにくいという趣旨の相談が一定数あり、基準が定期的に改正されていることからも食品表示に関する市民への周知が課題である。 議員 学校給食における国産食材の利用率が、海外の調味料の使用等によりわずかに低下したが、調味料の原材料の産地についての表記方法は。 教育部長 主原料の産地表記は、産地もしくは加工地となるため、加工食品が主原料となる場合、個々の原材料の、産地までの把握は困難である。