2面 一般質問 (2〜5面 中段まで)  市議会定例会では、提出された議案を審議するほかに、一般質問として、各議員が市政全般に対して質問することができます。今回は24人48件の一般質問がありました。 ※会派名は一部略して掲載しています。 市政会…府中市議会市政会 フォーラム…府中市議会市民フォーラム(立憲民主党・都民ファーストの会・無所属) 日本共産党…日本共産党府中市議団 維新…日本維新の会 ネット…生活者ネットワーク れいわ…れいわ野口なかおと仲間たち 二次元コードから各議員の一般質問の録画映像をご覧いただけます。 ゆうきりょう (自由クラブ) ケアマネジャー業務 介護利用者への周知 を要望するがどうか 利用者への効果的な 周知方法を 検討していく 議員 ケアマネジャーの業務を明確化し、介護利用者への周知徹底を図るべきと思うが、 市の考えを聞きたい。 福祉保健部長 「れいわ7年度版おとしよりのふくし」において、業務と役割について周知するページを設ける方向で作成を進めている。また、要介護認定の結果通知の際に、チラシを同封するなど、利用者への効果的な周知方法を検討していく。 議員 ケアマネジャーに対する利用者からのカスタマーハラスメントも社会問題となっているが、市の対策は。 福祉保健部長 7年度は高齢者虐待防止の取組研修の中で対策について触れる予定であり、今後もより効果的な対策を検討していく。 他 トランプ関税問題と府中市の地域経済、市民生活に関する課題について ●市内北東地域における諸課題について 松村 祐樹 (市政会) 自治会加入率につい て若者の意見を聞く などの取組は 明星大学と連携し 課題の解決案を 学生から募っている 議員 自治会や民生委員等の担い手不足が課題となっている。そのような中、自治会の加入率向上に関して若者の意見を聞くなど、何か取り組んでいることはあるか聞きたい。 市民協働推進部長 市では明星大学と連携し、業務課題の解決案を学生から募る取組を進めている。その一つとして加入率向上に資する取組の検討も進められており、夏頃に結果が報告される予定のため、その提案も含め取組を進めていきたい。 議員 民生委員の担い手拡充のための考えは。 福祉保健部長 民生委員の役割や活動内容を広く周知するほか、オンライン会議など、仕事や子育て、介護をしていても参加しやすい環境づくりを進める必要があると考えるため、引き続き民生委員児童委員協議会と検討していく。 比留間利蔵 (市政会) ちゅうバスで市境を 越えた運行は可能か 近隣市への拡大は困 難だが今後の状況を踏まえ検討していく 議員 ちゅうバスの目的の一つである市内中心部に人を集めるという観点で考えると、市外からも人を集められるような活用も必要ではないかと思う。  そこで、市境を越えたコミュニティバスの運行の例はあるのか。  また、ちゅうバスでその対応は可能であるか聞きたい。 都市整備部長 運行経路の関係で市境を越える場合を除き、武蔵野市のムーバスが小金井市へ、立川市のくるりんバスが昭島市へ乗り入れている事例がある。現時点ではちゅうバスの運行範囲を隣接市まで拡大することは困難であるが、隣接市を含めた利用者の移動範囲の状況等を踏まえ、中心市街地活性化を促進する地域公共交通ネットワークとなるよう引き続き検討していく。 他 市施行100周年事業を目指して えもとひろあき (維新) デジタル採点システ ムを導入する考えは 導入は行っていない が導入効果等を 見極めていく 議員 教育の質を高めていくには、教職員が児童・生徒と向き合う時間を確保することが必要と考える。そこで、教員の仕事量や業務内容を聞きたい。 教育部長 小学校では、登校時の見守りから始まり、授業、食育指導や下校指導を行った後、テストの採点や提出物の確認など。中学校では、朝の打合せの後、授業を行い、授業がない時間帯で採点及び成績処理も行う。また、放課後には部活動の指導もあり、終了後も業務に当たる。 議員 他自治体ではデジタル採点システムが導入されているが、本市で導入する考えは。 教育部長 本市では、保守管理費用の負担が大きいため、当該システムの導入は行っていないが、導入効果等を見極めていきたい。 他 緊急交通路の周知について 手塚としひさ (フォーラム) 少子化対策としての 子育ての無償化拡大 国や都への要望は 内容を見直しながら 継続的に要望して いきたい 議員 4年から5年後には75歳以上の人口が18歳未満を上回ると予測されている。そのような中、少子化対策としての子育ての無償化の拡大に向けて、国や都にどのようなことを要望しているのか。 子ども家庭部長 市長会から都の予算編成に対して、子ども医療費助成制度の拡充や子育て環境の充実など、国への働き掛けも含め、 財政支援や補助制度の拡充を要望している。 しかし、実現に至らない事項もあるため、内容を見直しながら継続的に要望していきたい。 議員 教育について、無償化の今後の予定は。 教育部長 学校給食は全額公費で負担しており、その財源確保については、国への働き掛けと都の制度拡充を要望していく。 他 れいわ7年度重点施策について●四谷文化センター改修について 秋山としゆき (市政会) 市体育施設の管理 における今後の 展望は 民間活力の導入は 持続可能な施設運営 の重要な選択肢である 議員 現在の直営による体育施設の管理課題や民間活力の導入について今後の展望を聞きたい。 文化スポーツ部長 多様化するスポーツニーズに対応していくことなどが課題として挙げられる。このことから、施設管理に民間活力を導入することは、今後の持続可能な施設運営において重要な選択肢の一つであると考えている。 議員 本市の体育施設でネーミングライツ導入の対象として考えられる施設は。 文化スポーツ部長 市内外からの広域的な利用を想定した総合体育館、市民陸上競技場、 市民球場の3施設を対象に、新たな収入確保の検討をすることとしている。なお、市民陸上競技場は、隣接する市民球場と併せてネーミングライツ等の導入を検討する。