ふちゅう市議会だより327号 1面 れいわ7年第3回定例会 れいわ6年度各会計の決算を認定 一般会計歳出総額1328億円  れいわ6年度の決算は、歳入歳出予算総額1368億4920万3000円に対し、歳入決算額は1369億9141万7000円で、執行率は100・1%、歳出決算額1328億1392万円で、執行率は97・1%です。その結果、歳入歳出差引額は41億7749万7000円となり、このうち7億8700万円については、法の規定により公共施設整備基金に編入しています。  この議案の提出に当たり、市長から「歳出では、市制施行70周年の節目を迎え、多彩な記念事業を実施したほか、第7次府中市総合計画前期基本計画の3年目となり、これまでの成果を踏まえながら、『故きを温ねる』『やさしさで包む』『未来へはばたく』をテーマに、各種施策を積極的に展開した。  6年度の主な成果として、市制施行70周年記念の事業に関して、けやき並木通りにおける市民パレードやちゅうバス車両への記念ラッピングなどの取組を行った。また、市民の良好な生活環境を確保するため、喫煙禁止路線での路上喫煙行為等への過料徴収を開始するとともに、府中駅周辺へ喫煙所を設置するなどの取組を進めたほか、物価高騰対策として、低所得者世帯等への重点支援給付金事業など、市民生活、経済状況の変化に合わせた取組を適宜実施した」との説明がありました。  9月18日から25日にかけて開催された決算特別委員会で、慎重な審査が行われ、9月29日の本会議において、賛成・反対討論を行い、採決の結果、賛成多数でれいわ6年度一般会計歳入歳出決算は認定されました。   (関連記事2・3面) れいわ7年度 一般会計補正予算  今定例会で、市長かられいわ7年度一般会計補正予算(第1号)の議案が提出され、定例会最終日の本会議で、採決の結果、全会一致で可決されました。  補正額は、歳入・歳出それぞれ29億370万3000円となり、これによって7年度一般会計予算額は、1248億1370万3000円となりました。  今回の補正予算においては、市内においても多発している特殊詐欺被害対策として、防犯機器等の購入費の一部補助など2事業を実施するほか、物価高騰に直面する子育て世帯を支援するため、18歳までの子どもたち1人当たりに1万円のデジタルギフトを給付する事業を実施するとともに、保育施設や介護サービス事業所等に対する光熱水費や食材費の補助等9事業を実施するなど、当初予算編成後の状況の変化に対応が必要な事業等についての予算が計上されました。 意見書(要旨) ◎最高裁判決に基づき、対象となる生活保護利用者への速やかな被害回復措置を求める意見書  平成23年から25年にかけて、生活保護基準のうち生活費の部分に当たる生活扶助基準が最大10%引き下げられたが、れいわ7年6月、最高裁判所において、厚生労働大臣の判断に裁量権の範囲を逸脱、又はその濫用があり違法であるとして、本引き下げを理由とする保護変更決定処分を取り消す判決が下された。国は現在、社会保障審議会を設置し、検討を行っており、その検討を踏まえつつ、弁護団からの要望や当事者の意見を真摯に受け止め、国民全体が納得できる対応を急ぐべきと考える。  よって、本市議会は国に対し、対象者の被害回復のために、対象となる生活保護利用者への謝罪及び生活扶助費及び連動する諸制度における減額分の支給を求める。 人事議案  定例会最終日の本会議に、市長から監査委員の選任の同意を求める議案、人権擁護委員候補者の推薦の同意を求める議案が提出され、次の方々が同意されました。 ■監査委員 井上  郁子 氏 ■人権擁護委員候補者 掛川  亜季 氏 鈴木 徳太郎 氏 鈴木  洋介 氏 れいわ6年度に行った府中市議会各会派による議会基本条例の検証について  本市議会ではれいわ5年度から議会基本条例の検証について議論を重ね、6年度には、会派ごとにそれぞれの方法で検証を行うこととし、この度、その結果を公表することになりましたのでお知らせします。  詳細は、下記の二次元コードから市議会のホームページをご覧ください。