5面 野口なかお (れいわ) けやき並木の石積み 清掃について 今後の展開は 適切な時期や範囲の 検討が重要と考える 議員 けやき並木の石積みを低く改修した目的と時期、費用は。 都市整備部長 貴重な歴史的遺産であるけやき並木を生かした憩いの空間を創出し、魅力あふれるまちづくりを実現するため、平成23年度に一部区間をベンチ化する改修工事を行った。その後、市民から好評だったことなどを踏まえ、24年度及び29年度から31年度に残りの全区間の改修を実施した。費用は、全体で、約2億3000万円である。 議員 石積みの清掃について、市からは可能な限り早い時期に対応したいとの話があったが、今後の展開について聞きたい。 都市整備部長 適切な時期や範囲を検討した上で実施することが重要と考えている。 他 人権に関わる差別や偏見や社会的排除や排外主義について 松村 祐樹 (市政会) 特定空家等の認定 について聞きたい 市空家等対策協議会 による現地確認等を 行い判断している 議員 特定空家等の認定と認定後の課題について聞きたい。 環境担当参事 特定空家等は「倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態」などに該当した空き家が対象であり、市空家等対策協議会で現地確認等を行った上で総合的に判断し、認定している。  また、認定後の課題としては、指導等を行ったにも関わらず、状況が改善されないことが挙げられる。 議員 他自治体では、行政が所有者に代わって解体工事等を行う行政代執行の例もあるが、本市における執行の可能性と課題は。 環境担当参事 本市でも行政代執行が必要になり得る特定空家等があり、今後その実施も含めた検討を行う必要があるが、解体費用の徴収方法など、専門家と相談しながら慎重に進める必要がある。 宮田よしひと (市政会) 高齢者の健康寿命 延伸等に対する 考えを聞きたい 住み慣れた地域で 生き生きと暮らせる まちづくりを進める 議員 高齢者の健康寿命の延伸と生きがい形成に対する取組や考え方を聞きたい。 市長 保健センターや介護予防推進センターを拠点とした健康づくりと介護予防の取組を一体的に推進するとともに、身近な地域で交流できる居場所づくりや就労・地域貢献活動の機会の充実に努めている。今後も高齢者が住み慣れた地域で生き生きと暮らせるまちづくりを進めていく。 議員 地域で新たなつながりをつくれず、孤独に過ごしている高齢者への支援内容は。 福祉保健部長 地域包括支援センターにおいて孤独・孤立に悩む高齢者からの相談を受けているほか、自宅に直接訪問し、生活状況などを伺い的確な支援につなげていく活動も行っている。 他 ごみ収集作業員の安全と労働環境の改善 大室はじめ (市政会) 5歳児健診を 行う予定はあるか れいわ9年度以降の 実施に向けて 調整を行っている 議員 5歳児健診を行う予定はあるか。また、導入においての課題は。 こども家庭部長 発達障害等を早期に把握して支援を開始することは、その後の成長に大きな影響を与えるため、健診の実施は大変重要と捉えている。このことから、れいわ9年度以降の実施に向け、府中市医師会や庁内関係課との調整を行っている。 導入に当たっては、医師の派遣調整や実施場所の選定など準備を進めながら、まずは本市の実情に適した実施体制を整備することが課題と捉えている。 議員 健診で発達障害の可能性が指摘された子どもや保護者へのフォローアップ体制について、市の考えは。 子ども家庭部長 関係課が連携した上で、医療機関等や保育所などの協力も得ながら、支援体制を構築する必要があると認識している。 そなえ邦彦 (自由クラブ) ヤングケアラーに ついて教員への 育成方針は 関係機関等と連携し た対応ができるよう 研修等を行っている 議員 ヤングケアラーについて、学校での研修等は行っているのか。 子ども家庭部長 れいわ6年度は、市立小・中学校の養護教諭を対象に講座及び事例検討会を実施したほか、府中第五小学校及び住吉小学校において教員に対する研修会を開催した。なお、府中第五小学校では教員とは別に保護者向けの講座を、住吉小学校では小学五年生向けの授業も実施した。 議員 教員育成についての方針等はあるか。 教育部長 苦しんでいる児童・生徒を速やかに発見し、具体的な対応につなげるため、5年度に実施した実態把握調査に基づき、ヤングケアラーに関する正しい現状認識を持ち、 適切に関係機関等と連携した対応ができるよう、研修等を実施している。 他 市の終末期の高齢者等への対応について 稲津 憲護 (フォーラム) 精神科オンライン 初診への市の支援 今後の展望は 他自治体の取組等を 注視していきたい 議員 子どもを含め市民の健康を支える施策として、精神科オンライン初診を市で支えていくことについて、今後の展望を聞きたい。 福祉保健部長 本人の受診に対する動機付けや、市から既往歴や服薬情報等を事前提供する体制づくりなどに課題があり、現時点での実現は難しいと考えているが、今後も他自治体の取組等を注視していきたい。 議員 それら課題に対して、何が必要と考えているか。 福祉保健部長 体制づくりを課題として考えた場合、地域の精神保健を所管する多摩府中保健所との役割の整理や人材・財源の確保等について慎重に検討する必要があるものと考えている。 他 誰にでもやさしい選挙を進めていこう ― 選挙へのハードルをなくす取組を ― 髙津みどり (公明府中) 下水道調査に AIやドローンを 活用する考えは 実用化の可能性を 見極めていきたい 議員 下水道管の維持管理の状況と課題は。 都市整備部長 計画的な下水道管内の清掃作業を実施し、流下能力の確保に取り組んでいる。近年では資材・電気等の単価が著しく上昇しているため、持続可能な下水道経営基盤の確立、また人材の育成と確保が課題である。 議員 下水道調査に、AIやドローン等のDX技術を活用する考えはあるのか聞きたい。 都市整備部長 DX技術の活用は、今後の安定的な維持管理に期待が持てると捉えている。これからは、国や自治体はもとより、企業などが技術開発とその普及環境の整備を連携して進めていくことが想定されるため、本市でも調査・研究をする中で、実用化の可能性を見極めていきたいと考えている。 他「支援対象児童等見守り強化事業」の充実を