市政の運営方針 令和3年度 市の予算編成 本市の財政状況について、歳入では、税制改正や新型コロナウイルス感染症の影響などにより、前年度と比較して約18億円の減収を見込む一方、法人事業税交付金など各種交付金は、9億円の増収を見込んでいます。また、競走事業からの収益事業収入は、堅調な売上げにより、8億円の増収を見込んでいます。  歳出では、社会保障関係経費が依然として伸び続けており、さらには、老朽化する公共施設に対する適切な維持管理などの対応も必要となっています。このほか、新型コロナウイルス感染症対策の継続、まちのにぎわいや防災・減災、子育て支援、教育環境の充実など、時代の要請に応じた施策が求められており、引き続き予断を許さない財政状況が続くものと考えています。  このような中、各施策事業の見直しを進めるなど、より一層の効率化を図りつつ、数多くの新規・レベルアップ事業を予算計上しています。  この結果、一般会計の予算額は、1097億1千万円で、前年度と比較して、53億8千万円、5.2%の増となっています。  また、特別会計の合計は、495億9021万9千円、公営企業会計は893億822万2千円となり、全ての会計を合わせた予算総額は、2486億844万1千円で、令和2年度と比較して、87億9632万6千円、3.7%の増となっています。 問合せ 政策課(電話335-4188) 令和3年度一般・特別・公営企業会計予算  令和3年度一般会計予算、特別会計予算及び公営企業会計予算が、第1回市議会定例会で可決されましたので、そのあらましをお知らせします。 問合せ 財政課(電話335-4025) 歳入のあらまし ● 市税は、前年度と比較して3.7%、18億3824万5千円の減額となっています。国有資産等所在市町村交付金、市たばこ税が増額となるものの、個人市民税、法人市民税、固定資産税などの減額により、市税全体で減額となっています ● 各種譲与税・交付金は、株式等譲渡所得割交付金、法人事業税交付金、地方消費税交付金、地方特例交付金は増額となっており、地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、環境性能割交付金は減額となっています ● 使用料及び手数料は、公立保育所の保育料などが減額となり、2億6192万7千円の減額となっています ● 国庫・都支出金は、学校施設環境改善交付金や新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金の増などにより、国庫・都支出金全体で増額となっています ● 繰入金は、新庁舎建設に係る庁舎建設基金繰入金や各施設の老朽化対策に係る公共施設整備基金繰入金の増などにより、29億1779万2千円の増額となっています ● 市債は、庁舎新築事業債で16億5千万円、保育所整備事業債で4億290万円、義務教育施設整備事業債で12億8350万円など、合計で32億3400万円となっています 歳出のあらまし ● 総務費は、旧グリーンプラザ等解体費に係る負担金などが減となる一方で、庁舎新築事業費や府中ふるさと寄附金推進事業費のほか、PCB廃棄物処分委託費の増などにより、20.2%、21億4715万2千円の増額となっています ● 民生費は、一部の学童クラブ運営の民間事業者への委託に係る管理運営費や私立保育所2園の新設に伴う入所運営費などのほか、障害者の自立支援介護給付費の増などにより、1.7%、9億3292万6千円の増額となり、予算総額に占める構成比は50.1%となっています ● 衛生費は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る経費の皆増やリサイクルプラザの資源棟設備改修工事費のほか、多摩川衛生組合への負担金の増などにより、13.7%、9億1165万1千円の増額となっています ● 土木費は、府中駅北側昇降機設置事業費などが増となる一方で、多磨駅の自由通路整備や駅舎改良に係る経費のほか、道路改良整備事業費や道路拡幅改修整備事業費の減などにより、15.3%、12億2021万6千円の減額となっています ● 教育費は、早期改築着手校である第八小学校や第一中学校の校舎等改築事業費のほか、郷土の森博物館本館の常設展示室などの天井改修工事費の増などにより、20.8%、32億7182万3千円の増額となっています