令和5年(2023年) 10月15日号 第2036号 発行:府中市 編集:政策経営部秘書広報課 〒183-8703(個別郵便番号)府中市宮西町2の24 電話042-364-4111(代表) FAX042-366-1457(府中市の市外局番は042) ホームページ:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/ 特集 府中のまちとともに 東京競馬場開設90周年 東京競馬場開設90周年 今年、東京競馬場が目黒の地から現在の府中市に移転して90年の節目を迎えます。 今号では、本市のまちづくりと深い関わりのある、同競馬場の歴史等をご紹介します。 東京競馬場の歴史 1933年(昭和8年)当時の目黒村から府中町へ移転  当時の目黒競馬場は施設拡張ができない敷地であったことから、移転の必要があり、 府中町が誘致に熱心だったことや地形が適していることなどから移転先に選ばれました。 1955年(昭和30年)府中競馬正門前駅が完成し、競馬場線が開通  「東京競馬場」の名称を駅名に使用していない理由は、 現在の矢崎町防災公園にあった国鉄下河原線「東京競馬場前駅」と 混同されないようにするためと言われています。 2007年(平成19年)フジビュースタンドが完成  平成12年から改築工事に着工し、7年の歳月をかけて世界最大級の観戦スタンドが完成しました。 同時に府中競馬正門前駅からスタンドをつなぐ連絡通路も完成し、現在の競馬場の形となりました。 競馬場と市の関わり まちづくりにJRAからの寄附金を活用しています 毎年、会営競馬寄附金として、JRAから約8億円の寄付をいただき、市のまちづくりに活用しています。 これまで、道路のバリアフリー化や小学校の改修工事、公園の施設整備等、生活を支える社会インフラに活用されました。 こんな場所で活用されました 美好町通りの整備 矢崎町防災公園トイレの改築 青少年の健全育成にも貢献しています  東京競馬場では、府中乗馬スポーツ少年団に所属する子どもたちが活動しています。  活動は朝早く、午前6時半頃に開始しますが、馬のことが大好きな子どもたちは、 乗馬や馬のお世話等、とても楽しそうに取り組んでいます。 競馬場を支える人たち さまざまな専門職の職員が働いています 乗馬センタースタッフ 東京競馬場には、競走馬を先導する誘導馬や乗馬体験できる馬が暮らしています。 スタッフは、厩舎の掃除やトレーニングの準備を行うほか、 毎日馬の様子を確認し、シャワーで体を洗ったり、食事をあげたりしています。 馬の生活はこの方々が支えています。 芝生を管理するスタッフ レース開催中は、レースの合間に芝の点検・補修作業を行っています。 開催期間外には、芝の張替えを行うことで、 競走馬が安全に走ることができる、きれいな芝を維持しています。 芝張りのこだわりポイント ○平たん性…凹凸が生じないように芝を配置 ○均一性…芝の状態を一定に保ち、どこでも安定して走れるよう調整 ○クッション性…芝とその下の地面に適度なクッションを利かせ、馬の安定性を確保 東京競馬場 馬場造園課 歌代さん 場所によって芝のばらつきがでないように、細かく点検をしています。 レース後に騎手の方から走りやすい芝だったと言われた時にとてもやりがいを感じました。 競馬場を楽しもう 遊具がたくさん! 大人の方も楽しめます! 馬車に乗ったり、乗馬体験も! 馬車・乗馬体験の実施日や申込方法は、東京競馬場のホームページを確認 知っていますか?府中の名前がついたレース  府中の名前を冠したレースが春と秋に毎年開催されます。  優勝馬には、市長から府中市長賞が贈呈されます。春は府中ステークス、 秋は府中牝馬ステークス(GII)として開催される、注目のレースです。  今年の東京競馬場でのレースは11月26日(日)まで開催しています。  ぜひ、この機会に競馬場へお越しください。 今後のレース情報は、JRAのホームページをご確認ください。