広報ふちゅう 令和8年(2026年) 5月1日号 第2097 号 わたしたちのまちの 民生委員・児童委員さん 発行:府中市 編集:政策経営部秘書広報課 〒183-8703(個別郵便番号) 府中市宮西町2の24 電話:042-364-4111(代表) FAX:042-366-1457 (府中市の市外局番は042) ホームページ:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/ 「広報ふちゅう」は毎月1日・15日発行 民生委員・児童委員を知っていますか?  民生委員・児童委員は、厚生労働大臣から委嘱され、市民の皆さんの相談や支援を行う福祉ボランティアです。高齢者や体の不自由な方、生活に不安のある方、ひとり親家庭等、様々な悩みを持っている方々の相談相手となり、必要な福祉サービスが利用できるよう、行政等との橋渡し役として活動しています。  今号では、民生委員・児童委員として活躍されている方々に、日々の活動や、やりがい等を伺いました。 問合せ:地域福祉推進課(電話335-4161) 民生委員・児童委員さんに聞いてみよう! 市内在住の大学生が、市内で活動する 民生委員・児童委員の方々にお話しを伺いました わたしたちが インタビューします! 重谷さん 梶田さん 民生委員・児童委員協議会 会長 石川さん 在任期間:18年 民生委員・児童委員 伊藤さん 在任期間:9年 重谷さん:今日はよろしくお願いします。正直なところ、民生委員さんが何をしているのか、あまり分かっていなくて…。まず、どんな活動をされているのか教えてください。 伊藤さん:民生委員は、地域で困っている方と、市役所や専門機関をつなぐ橋渡し役です。自分たちが解決するというよりも、「ここに相談するといいですよ」と道をつくる役割ですね。 梶田さん:専門的な支援をする、というよりも、まず話を聞く存在なんですね。 伊藤さん:そうです。困りごとは、年齢的なものだけでなく、精神的なもの、身体的なもの、ネグレクトやDV等、色々あります。 困っている方って、実は声を上げづらい。だから、まずは話を聞く。話すだけで気持ちが整理されることも多いですし、必要に応じて行政等と連携し、対応していきます。 梶田さん:活動の中で、大変だと感じることはありますか? 伊藤さん:一番配慮しているのは「距離感」です。近づきすぎると頼り切りになってしまうし、離れすぎると相談してもらえません。困ったときにふと思い出してもらえる、そんな距離を意識しています。また、感情で動かず、「その人にとって一番良い結果は何か」を常に考えることも難しさの一つですね。 地域福祉コーディネーターとの連携の様子 ※地域福祉コーディネーターとは 制度だけでは解決しにくい困りごと等を、解決に向けた調整や支援につなぐ福祉の専門職 コラム 活動の思い「地域を支えるために」 民生委員・児童委員 原田さん 在任期間:30年  民生委員・児童委員として30年、地域の方々の暮らしに寄り添い続けてきました。心掛けているのは、地域の方々を常に気にかけ、笑顔で声を掛けることです。訪問するだけでなく、買い物の途中で会ったときにも、「元気かな」と様子を見るようにしています。一方、子育て世帯の方から「こんなことも相談できるんですね」と言われることも多く、民生委員・児童委員の役割がまだ十分に知られていないと感じます。子どものこと、暮らしのこと、困ったときは何でも相談してほしいですね。地域の方と顔見知りになり、つながりを持てることは、この活動の大きなやりがいです。 あなたの地域の民生委員をご存じですか?  市内では、現在191人の委員(民生委員・児童委員が177人、主任児童委員が14人)が文化センター圏域を基礎とした福祉エリアを基に、市内6地区に分かれて活動しています。  民生委員・児童委員には法律による守秘義務があります。生活で悩みや不安がある方は、地域の民生委員・児童委員に安心してご相談ください。  あなたの地域の民生委員・児童委員を確認してみましょう。 子どもや子育ての相談は主任児童委員へ  児童委員は子どもや子育て家庭に対する相談・支援を行う委員で、全ての民生委員が児童委員を兼ねています。その中でも、主任児童委員は、民生委員・児童委員の中から指名され、児童に関する支援を専門的に行います。いじめや子育ての不安等、内容に応じて児童相談所や学校等と連携して活動しています。また、特定の地域を担当せず、区域担当の児童委員の活動をサポートしています。 梶田さん:その距離感って、難しいですね。 伊藤さん:そうですね。正解はありません。だからこそ、毎回考えますし、反省もします。 重谷さん:活動の中で意識していることはありますか? 石川さん:まずは挨拶です。「おはようございます」「こんにちは」と声を掛けることから、少しずつ関係が生まれます。すぐに心を開いてもらえなくても、続けることが大切です。長年挨拶を続けて、初めて返事をもらえたときのことは、とても印象に残っています。 重谷さん:近所の人への挨拶って、本当に大事なんですね。 石川さん:地域づくりの第一歩だと思っています。 梶田さん:伊藤さんは、お仕事と民生委員の活動を両立されていると聞きましたが、大変ではないですか? 伊藤さん:私は、仕事と民生委員の活動は別物ではなくて「一本」だと思っています。その先にある大切な何かのために働く、ということは一緒なので、私は大変だとは思っていません。   また、民生委員は誰かのために動いています。他の民生委員さんが頑張っているので、私も頑張らなきゃと思います。だからこそ時間が作れる。それが両立のコツだと思っています。 石川さん:今の話にもつながりますが、民生委員の組織も、時代に合わせて変えていきたいと思っています。以前は、昼間に動ける人でないと民生委員は難しいと言われていました。でも今は、働きながら活動している人も増えています。年齢や立場に関係なく、関われる組織にしていきたいですね。変えていいものは変えて、守るべき思いは守る。その両方が大事だと思っています。 重谷さん:最後に、民生委員をやっていて良かったと感じる瞬間はどんなときですか? 伊藤さん:「ありがとう」と言ってもらえたときですね。その方が笑顔でいる時間、それを提供できたというのが続けていてよかったと思える瞬間です。 石川さん:同じ思いを持つ仲間に出会えることも、大きな魅力です。困っている人を放っておけない人たちが集まっている。それが民生委員だと思っています。 インタビューをしてみて 重谷さん  今回のインタビューで、民生委員・児童委員という存在についてゼロから学ばせていただきましたが、知れば知るほど地域の方々にとって大切な存在だと実感しました。また、お話を伺う中でも民生委員の方々は人のために動くことのできる素敵な方々だと感じました。私自身も日ごろから近所の人と挨拶を交わし、地域のつながりを大切にしていきたいです。 梶田さん  当初は、民生委員は、身近な存在ではありませんでしたが、実際にお話を伺い、地域において人と行政をつなぐ重要な役割を担っていると感じました。特に、立場の弱い人の声は意識する人がいないと届かないという言葉が印象に残っています。その声を拾い、支え続ける姿に大きな意義を感じ、「笑顔が原動力」という言葉を体現する民生委員の方々を心から尊敬しています。 民生委員・児童委員PRイベント 5月12日は「民生・児童委員の日」 ■市長一日民生委員・児童委員委嘱 街頭広報活動 日時:5月16日(土)午後1時〜3時 場所:府中駅周辺 内容:市長による街頭広報活動ほか 活動の紹介動画「民生委員という仕事」を公開中  民生委員の実際の活動を紹介した動画を市のYouTubeチャンネルで公開しています。  ぜひ、ご覧ください。