令和7年度第1回府中市精神障害にも対応した地域包括ケアシステム連絡会議議事録 日時:令和7年7月25日 午前10時〜12時 場所:府中市役所おもやA201会議室 委員及び出欠状況:  ・出席   委員17名   東京都立多摩総合精神保健福祉センターの職員、病院・診療所等の職員(1名)、訪問看護事業所の職員、地域生活支援センタープラザの職員、就労支援センターみ〜なの職員、作業所連絡会精神部会の代表、共同生活援助事業所の代表、指定一般相談支援事業所の代表、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、東京都宅地建物取引業協会第十一ブロックの推薦する者、地域生活支援センター等の推薦する者(当事者2名、家族会1名)、民生委員児童委員の代表、市役所の職員(生活福祉課、高齢者支援課、住宅課) 事務局7名    障害者福祉課長、障害者福祉課主査(2名)、障害者福祉課職員(4名) ・欠席 委員2名    東京都立多摩総合精神保健福祉センターの職員、病院・診療所等の職員(1名) 1 議事の概要 (1) 開会 午前10時。依頼状の交付、配布資料の確認。 (2) 議事 ア 前回連絡会議の会議録について 【資料2−1】【資料2−2】 イ 検討テーマ「不動産事業所等向けアンケート内容」についての意見交換 (グループごと)       【資料3】【資料4】 ウ 全体共有 (ア) Bグループ(会長、指定一般相談支援事業所の代表、地域生活支援センター等の推薦する者(障害当事者)、病院・診療所等の職員、市役所職員(生活福祉課)) 【指定一般相談支援事業所の代表】  基本的にはすごく丁寧に作られていますし、オンラインで対応というのもすごく良いという話が出ています。懸念点は、これをどう活用していくのか、次のアクションにどうつなげていくのかという点です。個人的にはQ6〜Q9の「イメージをお答えください」というのが、聞いた答えをどう活用していくのかがわかりづらく答えづらいと感じました。入れてはいけないというわけではないですが、聞いてどう使うのかがわかりづらいかなと思いました。不安や阻害要因を浮き彫りにする意味ではいいのかなと思いますが。具体的な対応を考えると、生活保護でも大抵同じアパートや不動産屋さんが貸してくれているという現状があり、私も実際借りに行くと、そのような状況を実感します。これを踏まえ、インタビュー形式で、例えばこんな案を考えたが実際の現場では有効だろうか、具体的にこんな声が上がったが実際どうしたら解決できるか、など、統計的なものとインタビュー形式のものと両輪でやっていった方が上手くいくのではないか、という話も出ています。民間の経営となると、経営的にプラスの施策がないとなかなか前に進まないかもしれないという意見も率直に出ています。相談窓口の掲載はすごくいいと思うのですが、一般の方にとっては、これだけの相談窓口があると結局どこに電話すべきかわからないのではないかということと、私も経験がありますが、「ここに電話をして」、「いやうちではありません」、と言われるともう二度と電話したくないなと思ってしまったりするので、もう少しシンプルに絞ってもいいのではないかと思いました。基本的にはすごく丁寧に作られていていいのではないかという意見です。以上です。   (イ) Cグループ(就労支援センターみ〜なの職員、東京都宅地建物取引業協会第十一ブロックの推薦する者、共同生活援助事業所の代表、市役所職員(住宅課)、代理) 【東京都宅地建物取引業協会第十一ブロックの推薦する者】  項目全てではないですが、対象のオーナーや不動産業者が感じていそうな項目がないので、実際にどう考えているかがなかなか引き出せないのではないかという印象を受けました。全体的に長いので、例えばオーナーには若い方も高齢の方もいますが、最後まで読み切ること自体を嫌がられるのかなという印象があり、もっと必要なものだけに絞り、アンケートの量や選択肢の数を減らした方がいいのかなと思いました。おおまかに、オーナーさんが思うことは、生活において近隣の方に迷惑をかけないか、意思疎通がちゃんととれるのか、など、おそらく第一段階はそのような点が気になるかと思います。次に緊急連絡先や親族に関して、近くにいるかどうか、すぐ連絡が取れるのか、などの点が条件になると思います。入居される方と連絡を取りづらくても、周りにすぐ連絡を取れる方がいれば、多少は入居しやすくなるのではないかと思うのですが、いずれにしても連絡が取れる人が、24時間いらっしゃるのかは気にされるのではないかと思います。また、“バリアフリーは入居者の自己負担または公費で行うことができる“という項目がありますが、重要なのはそこではなく、退去時の原状回復費への不安が強いのではないかと思います。相談窓口や制度について、多いか少ないかはわからないですが、紹介的に載せてもいいのではと思います。 (ウ) Aグループ(作業所連絡会精神部会の代表、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、訪問看護事業所の職員、地域生活支援センター等の推薦する者(障害当事者)、民生委員児童委員の代表、市役所職員(高齢者支援課)) 【府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター】  Aグループは色々な立場の方がいるため、様々な話が出ました。マンションの元オーナーの方の立場では、安定収入があり、行政がかかわっていると安心するとのことでした。要配慮者の方が住んでいて、ご自宅を片付けるために費用を負担しなければいけなくなってしまったこともあるようで、その場合オーナーは貸したくなくなってしまいます。そうならないようにしていく必要があります。当事者の方の話では、部屋を借りる際、不動産屋には精神障害を伝えたけれど、不動産屋の判断でオーナーには伝えずに借りたことがあったそうです。伝えることによって、逆にオーナーの不安をあおることもあり、今回のアンケートも、聞けば聞くほど不安をあおることになってしまうのではないか、という懸念点が上がりました。オーナー目線では、顔が見える関係になると貸しやすい、という意見がありました。今そのような場は減っていますが、要配慮者の方でも挨拶に来てくれれば手厚く対応できる、という意見もあり、Q17の「安心につながる条件」のところでうまく拾っていけないかと感じます。色々な支援機関がかかわっているということを、オーナーさんに理解してもらい入居する場面も多々見てきたので、伝われば借りやすくなるのかなという点も、アンケートを通して探っていけたらという意見が出ました。まとめきれていませんが以上です。   【会長】  どうもありがとうございました。3グループのご意見をうかがって、いずれにしても、アンケートをきちんとやってそれをどう生かしていくのか、またCグループから出た、オーナーさん・不動産屋さんが本当に困っていることの現状が引き出しづらいのではないか、分量が長い、など、ああそうかと参考になるご意見でした。前向きにアンケートを行い、行って終わりではなくそれをどう生かすかということが重要だと思います。それでは副会長どうでしょうか。   【副会長】  はい、このアンケートを通して、決してすぐに結果が動くことはないと思うのですが、貸す側・借りる側・支援者の安心材料が少し見えてくればいいのかなと思います。分量の多さ少なさは、受ける側によっても違うと思うので、今後事務局のほうで見直してもらうといいと思います。出た内容で、精神障害を持つ方が地域で借りやすい状況をつくるというのが、この会のアンケートの目的だと思います。そこを見つけるうえで、安心はお金だけではなく、うちのグループでは“支援者が一緒にいること”など、安心材料は人によって違うという話が出たように、何かしらの安心探しができたらいいと感じます。ここで話しているだけでは見えづらいと思うので、個人的にはオーナーの方や不動産屋の方と支援者が直接話をする場もあってもいいのかな、と思いました。難しい意見も出たと思うのですが、何かきっかけづくりにこのアンケートが生かせることを、個人的には願っています。 エ 検討テーマ「地域とつながる仕組みづくり」についての意見交換    (グループごと)      【資料3】【資料5】【資料6】 オ 全体共有 (ア) Aグループ(作業所連絡会精神部会の代表、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、訪問看護事業所の職員、地域生活支援センター等の推薦する者(障害当事者)、民生委員児童委員の代表、市役所職員(高齢者支援課)) 【府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター】  どこにもつながっていない人へのアプローチについて、こちらからつながっていく方法や、本人が来やすい場所を作ったほうがいいという点、誰がつながっていない方を見つけて一緒に連れていくか、などが全体的な課題として挙がりました。資源として出たご意見は、高齢者支援課からは、熱中症の対策として、あまりつながっていない高齢者に物を配布しているものだったり、5人程でグループを作りゲームをする「みんちゃれ」というアプリを使ってつながりを作っていたりするようでした。企業では、JAさんの組合の中にサークルが色々あり、知らない人がつながっていて、企業の中にもそのような資源があるという話が出ています。企業以外にも、自主グループや色々な資源が地域の中にあって、例えば金魚を育ててコンクールに出すというものなど、社会的にあまり強くない人も引っ張って誘い定着している事例もあり、年齢関係なく誰でもできるような活動が地域の中に色々あるのだと教えていただきました。引っ張ってくれる人がたくさんいるといいねという話になりました。紙飛行機を作って滞空時間を競う活動も、武蔵野公園でやっているとのことで、地域にはいつ誰が来ても仲間になれるような資源が、まだまだ見えていないところにあるという話が出ています。当事者の方からは、デイケアや作業所につながるのがファーストステップで、知らない軍団に入っていく怖さや、一緒に行ってくれる人がいたり人づてに聞いたりするほうが入りやすい、というご意見をいただいています。府中市でも自助グループや居場所が立ち上がっていて、情報交換もしました。クエストさんや、大芽さんで最近行っている居場所の「こづえ」など、皆さんのなかなか知らないところでも市内で色々な活動が行われており、貴重な情報交換の場にもなりよかったです。 (イ) Cグループ(就労支援センターみ〜なの職員、東京都宅地建物取引業協会第十一ブロックの推薦する者、共同生活援助事業所の代表、市役所職員(住宅課)、代理) 【共同生活援助事業所の代表】  府中市における社会資源ということで、昔のことも知る方のご意見では、昔は市にあった保健所が音頭を取ってくださっていて、作業所なども少なかったので、行くなら保健所という感じだったそうです。保健所も地域のことを把握していてアウトリーチをしてくださったり、自治会の人が教えてくださったところに行けるということがありました。今は数多く事業所ができ、NPO法人で活動されているため、個々が広げている部分があり、それはそれでよかったけれど、逆に引きこもりなどを抱える方は見つけにくく、手の届かない部分をどうしていくかが課題になるという話でした。具体的に、見つけたらチラシをこまめに入れたり、本人は困っていると思っていなくても近所の方が「ゴミ出しができないのでは?」と気にかけたり、声が聞こえるときに、“その情報が入ったということはご本人も困っているだろう”と捉え、支援が入れたらいいのかなと思います。社協の困りごと相談は、窓口を広げて些細なことも相談できるようにしているということですが、来所した方に支援ができるものなので、引きこもりや相談できない方がいらっしゃるとこぼれてしまう点が、課題になるという話でした。府中市でカフェや空き家を上手く活用できないか、という点について、貸す側としては儲けがあるほうが貸しやすいので、避暑地などのほうが空き家を活用できるけれど、交通が不便な土地では利用者さんたちも通いづらく、難しい問題だという話をしました。色々な手段でつなげるのは大事なので、窓口を広くとり、そこからつなげていきたいと話していました。 (ウ) Bグループ(地域生活支援センタープラザの職員、指定一般相談支援事業所の代表、地域生活支援センター等の推薦する者(障害当事者)、病院・診療所等の職員、市役所職員(生活福祉課)) 【指定一般相談支援事業所の代表】  日本は相談先がものすごく多く、その中でどこにもつながらない人は、そもそも相談の必要性を感じていなかったり、あえてつながりたくないという選択をとられている方もいます。相談先や居場所など、今皆さんがそれぞれ色々な形で作られ、情報もとりやすくなっているので、あえて新しいものを作るだけでなく、今あるものを活用することが大事なのではないかという話になりました。その中で、自然に利用できなんとなくつながっていく場所がいいのではないかと考えました。固有名詞を出してしまいますが、えりじあさんの運営するB型作業所のパルテさんでやっているパン屋と駄菓子屋の横に、フリースペースがあり、お子さんたちが集まっています。何を書いてもいいノートが置かれていて、子どもたちが自由に「こんな風に言われて嫌だった」などの悩みを吐き出す場になっており、メンバーさんもお子さんとつながり、すごく自然な形で、相談できる場所や居場所になっています。結果的には障害を知るきっかけにもなっていて、いい取り組みだと感じ、モデル事業のようにできないのかなあ、と思いました。自然に街の中にある場所でそういう仕掛けを作っていく方がいいのではないかというのが1つの考えです。もう1つはぽろっと話したことをどう拾うかが、どこにもつながっていない人を拾うために必要なのではないかと思います。おしゃれなライセンスではないけれど、小中学生がとってみたいと思うような府中市独自のシステムを作って、どこに相談すればいいかをつないでいく人を増やしていけたらいいのではないかと考えました。以上です。   【会長】  皆様色々ありがとうございました。うかがっていて共通に仰っていたこととしては、今既存のものとしてはつながる場所はあるのだということ、その情報をどのようにとっていくのかがなかなか難しいなということと、当事者の人を引っ張る人、お連れする人が必要なんだろうなというのはあって、引っ張る人や地域の人、人を作るということが大事なのかなという風に思いました。まだまだ手が届かないところがあり、制度を作ると狭間でどうしても1人ぼっちになってしまう方がいらっしゃるという課題はずっと続いていくので、自然な形で解決できるといいのですが、もう少し仕組み的にも何か解決できるものがあるといいかなと思いました。簡単ですが。 【副会長】  はい。うちのグループで出たのは、人とつながっていくことは簡単なようですが、なかなかドアをノックしてそんなすぐにつながっていけるものではなく、今このご時世で直接顔を合わせるのが苦手な人や、望まない人もいるので、バーチャルなど方法は様々あるというところです。決して箱を作らず、社会支援という仰々しいものではなく、先ほど話題に出た飛行機やゲームなど様々、興味を持ったことにはつながっていける時代だと思います。地域にある自助グループや集まりは、支援者や当事者の方も含め、知らないとなかなか行く機会もないし、こういうところがあるとも言うこともできないので、既存の資源を吸い上げて知っていくことが第一歩かなと思います。知っていくうえで人とつながっていくと、何かあったときにはこういうところでこういう人が紹介できる、と動くことができます。その場ですぐに動けるようなグループってなかなか今ないと思いますが、知っていれば、何かしらきっかけづくりの瞬間があると思うので、そういうところにつなげられるような人とのつながりや情報を、この場を通して皆さんが持ち帰り地域で還元できるのが何よりかな、と個人的には感じました。   カ 事務連絡 (1) お知らせ 【事務局】  3点、事務連絡をさせていただきます。1点目ですが、不動産事業所向けアンケートの内容につきまして、今回色々ご意見をいただきありがとうございました。今回会議で出た意見を参考に事務局で修正いたしまして、不動産事業所などに向けてアンケートを実施していく予定にしています。またご報告させていただきます。2点目ですが、当会議以外で、府中市主催の会議に参加されている委員の方がもしいらっしゃいましたら、お手数ですが、会議の後で事務局にお声掛けください。お願いします。3点目になります。次回の会議の日程についてなのですが、令和8年1月30日(金)午前10時から12時で、府中市役所の会議室にて開催を予定しております。また近くなりましたら、詳細についてのご連絡をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 【会長】  どうもありがとうございました。他に何かこの場でご発言、ご希望等ございますでしょうか。ないようでしたら、委員の皆様は本日の内容を各団体、選出母体に持ち帰って、それぞれの活動に生かしていただいたり、新たなご意見をいただく等、共有検討をお願いいたします。 キ 閉会 【会長】  それでは令和7年度第1回府中市精神障害にも対応した地域包括ケアシステム連絡会議を終了いたします。皆様お疲れ様でございました。ありがとうございました。