令和5年第2回府中市精神障害にも対応した地域包括ケアシステム連絡会議 議事録 1 日 時 令和6年1月18日 午前10時〜12時 2 場 所 府中駅北第2庁舎3階会議室 3 委員及び出欠状況 (1)出席   ○委員15名 東京都立多摩総合精神保健福祉センターの職員、病院・診療所等の職員、訪問看護事業所の職員、地域生活支援センタープラザの職員、就労支援センターみ〜なの職員、作業所連絡会精神部会の代表、共同生活援助事業所の代表、指定一般相談支援事業所の代表、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、東京都宅地建物取引業協会府中・稲城支部の推薦する者、地域生活支援センター等の推薦する者(当事者、家族会)(1名)、民生委員児童委員の代表、市役所の職員(生活福祉課、高齢者支援課、住宅課) ○事務局5名 障害者福祉課長、障害者福祉課主査(1名)、障害者福祉課職員(3名) (2)欠席  〇委員2名  東京都多摩府中保健所の職員、地域生活支援センター等の推薦する者         4 議事の概要 (1)開会   ・午前10時、開会。配布資料の確認を実施。 ・変更のあった委員の自己紹介。   ・障害者福祉課長、他事務局の自己紹介。 (2) 副会長の選出   ・後任の委員を副会長として選出し、全体で承認を得る。 (3)前回連絡会議の会議録について (4)各委員から報告   代表して4人の委員と事務局から選出母体での共有や取り組み状況についての報告。  ・事務局 欠席のため事務局他職員にて代読    居住支援協議会部会(府中市都市整備部住宅課)の会議報告  ・住宅課    居住支援セミナー(不動産オーナー、不動産事業所、福祉関係者向け)    「サブリースを用いた空き家空き室等の有効活用について」の実施報告  ・就労支援センターみ〜な    府中市障害者等自立支援協議会地域移行部会の会議報告  ・家族会    府中市精神保健福祉協議会講演会「ひきこもりについて考える〜当事者・家族・支援者の視点から」の実施報告  ・訪問看護事業所    訪問看護と住宅斡旋事業の取り組み事例についての報告(サブリース) (5)各委員からの報告   グループに分かれて自己紹介と前回会議で出たアイデアを所属する団体に持ち帰り検討した内容についての共有を行った。 (6)全体共有 〇グループ1(地域生活支援センタープラザ、病院・診療所等、東京都宅地建物取引業協会府中・稲城支部、民生委員、共同生活援助事業所、生活福祉課)  生活保護は制度の枠を超えての支援が難しい。枠の中でどうするかを考えていく。GHから出るとき、制度を利用して地域で生活できる方はいいが、そうじゃない人への介入、フォローが必要。制度に組み込まずともゆるやかに地域と繋がれる仕組みがあるといい。民生委員160人規模で活動、部会に分かれている。子育ての分野は地域と関われているが、精神障害の分野は自宅に出向くなどの支援が難しい。つなぎの支援をなるべくしている。 地域の生活でなじみの不動産屋を作るのはあってもいいが、オーナーの理解が得られないこともある。リスクとビジネスの関係も考えていかなくてはならない。 病院からグループホームに退院をするケースについて、病院では問題がなかったが、グループホームに入ってから色々出てくる。アパートも同じだと思う。病院と地域のギャップを埋めるための体験入居やアパート型のショートステイがあるといい。支援者側も評価ができる。 〇グループ2(作業所連絡会精神部会、地域生活支援センター等が推薦する者(家族会)、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、東京都立多摩総合精神保健福祉センター、訪問看護事業所)  ひきこもりの話が中心。未受診で障害認定されていないケースはそもそも福祉制度に乗ることが難しい。時間をかけて関わっていく必要性があるという話をした。制度に乗らない人たちをどう支援していくかが課題。地元をよく知っている保健師が減っている。アウトリーチ機能が落ちている。 ひきこもりのような分野を問わない相談の在り方が必要。重層的相談支援体制のようなよろず相談が受けられる場所の整備が必要ではないか。  ○グループ3(就労支援センターみ〜な、高齢者支援課、住宅課、指定一般相談支援事業所)  病院と地域のギャップがあることについて、その溝の埋められる研修があったらという前回の会議を受けて、病院から相談があったので病院と一緒に研修したり、体制づくりのお手伝いなどを予定している。 高齢分野では急な退院でどうしようとケース多い。つなぎのところで連携して、その人が困らないように支援していくことが大事。 住宅のリアルな話。貸しづらいオーナーもいると思うが、障害より部屋をどういう風に使うのかのビジネス的な視点での貸せる、貸せないの事情もある。 物件を借りるのにチェックリストを作り、人物像の可視化をすることについて、 不動産屋がそういう情報をもらうこと自体がデメリットになりそうだから現時点ではよくない、それよりも支援の情報や連絡先が分かったほうが貸す側としては安心という話があった。 障害者雇用の短時間就労の話も出た。B型と短時間就労を組み合わせて新しい生活が出てくるのではないか。 (7)府中市からの提案   これまでの連絡会議の振り返りと意見交換の中で出た「できそうなこと」のアイデアを具体的に形にしてみたらどんなことができるか、特に「住まい」についての市からの提案を行った。(時間の関係で説明を一部省略) (8)令和6年度の検討テーマについて【資料3−1】【資料3−2】【資料4】   グループに分かれて来年度の検討テーマについて地域アセスメントシートの構成要素のうち、どのテーマについて検討したいか意見交換を行った。 (9)希望の検討テーマについて全体共有  〇グループ1(地域生活支援センタープラザ、病院・診療所等、東京都宅地建物取引業協会府中・稲城支部、民生委員、共同生活援助事業所、生活福祉課)  「地域の助け合い・教育」。 前回のテーマ(住まい)が非常に難しかった。地域で支えていくことを考えると地域の助け合い教育をテーマに話し合ってもいいのではないか。  〇グループ2(作業所連絡会精神部会、地域生活支援センター等が推薦する者(家族会)、府中市社会福祉協議会地域福祉コーディネーター、東京都立多摩総合精神保健福祉センター、訪問看護事業所)  主にひきこもりについて意見交換をした。希望のテーマは「地域の助け合い・教育」「社会参加」「保健・予防」。 ひきこもり支援の構成要素、引きこもりをどう支援していくか。これらを整えることでどこに相談来てもうまいこと適切につなげることができるのではないか。  〇グループ3(就労支援センターみ〜な、高齢者支援課、住宅課、指定一般相談支援事業所) 「地域の助け合い・教育」 ひきこもりの支援について、地域の目や気づきで長期化する前に対応できる地域づくりができれば、障害がある方もない方も安心して生活できるのではないか。 「住まい」。 住宅関係の代表として委員が参加していることもあり、議論に参加しやすいのではないか。 「地域移行」。自立支援協議会でもテーマとなっている。具体的に話を進めていけるとよいのでは。 (10)事務連絡 ・令和6年度委員改選について ・今回の内容について、選出母体での共有・検討等お願いしたい。 (11)閉会