「心のバリアフリー」で、高齢者や障害者など全ての人が、相互理解を深め、支え合うまちへ!【共創の窓口テーマNo.6】
最終更新日:2023年6月1日
募集内容
心のバリアフリーの認知度は50.7 %
「心のバリアフリー」とは、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」によると、「様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うこと」を意味します。
また、この「心のバリアフリー」を体現するためのポイントとして、
(1)障害のある人への社会的障壁を取り除くのは社会の責務であるという「障害の社会モデル」を理解すること。
(2)障害のある人(及びその家族)への差別(不当な差別的取扱い及び合理的配慮の不提供)を行わないよう徹底すること。
(3)自分とは異なる条件を持つ多様な他者とコミュニケーションを取る力を養い、すべての人が抱える困難や痛みを想像し共感する力を培うこと。
の3つがポイントとして示されています。
府中市としては、これまで市民協働によるバリアフリーマップの作成や心のバリアフリー普及啓発イベントなどを開催しております。令和3年度の調査では、府中市民の心のバリアフリーの認知度が50.7%であることがわかりました。
しかし、「心のバリアフリー」という言葉を知っていたとしても、実際に高齢者や障害のある人などに対して共感し、コミュニケーションを通じて確認しながら、適切な配慮を行うなど、行動で表すことが重要です。
市としては、「心のバリアフリー」という言葉の認知度を高めると同時に、「心のバリアフリー」を実践する人を増やしていく必要があると考えています。
市民協働で作成したバリアフリーマップ
「障害」を理解し、行動で示すことができる社会とは ?
すべての人が平等に社会参加できる環境とは、誰とでも一緒に移動でき、店舗やサービスを利用し、活動に参加できることです。そのためには、「障害」とは個人の心身機能の障害と社会的障壁の相互作用によって作り出されているものであり、社会的障壁を取り除くのは社会の責務であるという「障害の社会モデル」を理解し、それを自らの意識に反映させ行動することが重要です。
「心のバリアフリー」を実践する方法については様々ありますが、まずは、高齢者や障害のある人、乳幼児を連れた人、外国人などを見かけたら、相手の気持ちを想像し、何か困っている様子があれば、相手を尊重しながらコミュニケーションをとるという方法があります。
もし、府中の街の中で、全ての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うことができたら、様々な心身の特性などに関わらず全ての人が、今まで以上に心豊かに暮らしやすい街になるのではないでしょうか?このような景色を街の中に生み出すための共創アイデアを募集します!
例えば、コミュニケーションをとりやすくするためのアプリ、心のバリアフリーを学ぶイベント、心のバリアフリー協力店ステッカーなども考えられますが、既存の方法にとらわれず民間から様々なアイデアをいただいて共創内容を検討していきたいと考えています。
困っている人がいたら声をかけあえる社会になってほしい。
本当の意味で暮らしやすい社会をつくっていくために
市としては、これまでも誰もが暮らしやすい街をつくっていくために、障害者サービスの充実などに取組んできましたが、高齢者や障害のある人などにとっては、日々の暮らしの中で生じるちょっとした困りごと(例えば、電車のアナウンスが聞こえない、車椅子のため段差のある道を通れない、外国人で日本語が分からず道に迷っているなど)を誰かに手伝ってもらえるだけでも、生活の質が向上することがあります。
また、人々が助け合い、絆が生まれることによって、不便が解消されるだけでなく、助けられた人にとっても、助けた人にとっても、心の充足感を味わえる可能性があります。
府中市では、「みんなでつくる、みんなの福祉」という理念を掲げ、地域の中で様々な人たちが共生し、互いに尊重し合い、助け合いながら暮らしていくことができる社会を目指しています 。
「心のバリアフリー」の普及啓発という課題についても、市だけで解決を目指すのではなく、民間の力も活用して相乗効果を発揮して解決に繋げていきたいと考えています。
地域福祉推進課の職員。「心のバリアフリー」を普及させたい!
誰にとっても暮らしやすく、心豊かな街をつくっていくために、「心のバリアフリー」の普及啓発に繋がる共創アイデアをお待ちしています!
解決したい課題の概要 | 心のバリアフリーの認知度は現在50.7%と、令和7年度目標値の45%を既に達成している。しかし、認知度を高めるだけでなく、本当に心のバリアフリーに繋がる行動が起こることが重要であるため、心のバリアフリーの認知度向上とその実践者の増加を目指す必要がある。 |
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府中市のこれまでの取組 | ・バリアフリーマップの作成 ・心のバリアフリー普及啓発イベント 自主上映会&トークセッション「インディペンデントリビング」 ・福祉体験を行いながら、地域における防災機能を知る防災まち歩き ・福祉まつり |
解決策イメージ | ・コミュニケーションをとりやすくするためのアプリ ・心のバリアフリーを学ぶイベント ・心のバリアフリー協力店ステッカーなど |
府中市が提供できるリソース | PR協力 |
予算措置の可能性 | あり(価値共創促進事業) |
募集期間 | 2023年10月末まで(延長しました) |
募集対象 | □ 「共創事業者」の募集 ⇒テーマに関するアイデアをお持ちの共創事業者を募集するものです。 ☑ 「アイデア」のみの募集 ⇒府中市が今後の事業の方針や仕様を定めるために、テーマに関するアイデアのみを募集するものであり、共創事業者を募集するものではありません。 |
提案の選定方法 | ☑特に選定をしません(提案内容が妥当であれば採用数を絞り込まない) □審査等による選定等を実施 □提案を参考に、別途、実施事業者の公募等を実施 □その他( ) |
その他の留意点 | 提案内容によっては、採用できない場合がありますのでご了承ください。 |
価値共創促進事業とは?
価値共創促進事業とは、府中をよりよいまちにするために、民間事業者(企業、市民活動団体、教育機関など)と府中市との「共創」により、これまでにない新たな事業を実施し、多くの市民に価値を提供することを目的とした事業です。
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このページは市民協働推進部 協働共創推進課が担当しています。
