このページの先頭です


ページ番号:202035993

2024年4月1日市長コラム131「市制周年」

最終更新日:2024年4月1日

市制70周年

 1954年4月1日、府中町、多磨村、西府村が合併して、東京都府中市が誕生しました。数少ないテレビの前に人々が群がり、「力道山」というプロレスラーを応援する昔の映像を見たことがありますが、私たちのまちが市制を施行したのはちょうどその頃です。戦後復興の道を歩む1953年に制定された町村合併促進法によって住民の機運が盛り上がり、夢と希望に満ちた勇気あふれるスタートだったことでしょう。


 本年、10年という長い歳月をかけて編さん完了を迎える新たな「府中市史」に歴代市長の市政運営に関する方針が掲載されています。初代の小林茂一郎市長が市制施行後、初めて発刊した広報紙へ寄せた文章には、「渾然(こんぜん)一体化の為努力して居る」「生まれたばかりの此の府中市を立派に育ててまいりたい」「御希望、御注意等ありましたら遠慮なく市長へ」と、歳入状況の厳しさに触れながらも強い決意が述べられています。


 70年前の本市の人口は約5万人、現在は約26万人。当時大きな課題であった都市としてのインフラ整備はだいぶ進みました。しかし一方で、農地や緑が減少し、少子高齢化が進んで新たな課題が次々と現れてきます。70周年を迎えた喜びを市民の皆様と共有するとともに、「(ふる)きを(たず)ねる」「やさしさで包む」「未来へはばたく」という3つの理念のもと、未来を見据えた市政運営にしっかり取り組むのが私の使命です。


お問合せ

このページは政策経営部 秘書広報課が担当しています。

本文ここまで