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2026年7月1日 市長コラム158「ツバメのふるさと」
「ツバメのふるさと」
5月下旬、今年も我が家のある場所にツバメが巣を作り始めました。枯草と泥を極めて上手に固め、上が広く下が細い、円錐状の漏斗を縦に割ったような形。不思議なことに壁にピッタリくっついて落ちません。人間でも難しそうな作業をくちばしだけで行うことにいつも感動しています。そして、これがなんと10年以上続いていて、多くの雛が生まれ巣立ち、東南アジアまで渡り、帰ってくると思うとさらに感動です。
ただ、同じ個体が来ているのかどうかはわかりません。足環等の目印を付けたことがないからです。そこで色々調べてみると、どうやら寿命は長くないようでした。5年の記録もあるようですが、野生の多くは、天敵や事故、長距離移動の負担等で早くに亡くなってしまうようで、平均1年半ぐらいだとのことです。そうだとすると、毎年巣作りに来るツバメは多くて2回。ここで生まれたツバメが戻ってくることも考えられますが、ほぼ毎年違う個体が来ていることになります。
6月中旬、5羽の雛が生まれました。親鳥が餌をくわえて巣に戻ってくると、口を大きく広げて食します。そして一日に何度も何度もこれを繰り返すのです。私が様子をじっと見ていると、時折、親鳥が威嚇をしてきます。警戒も怠ることなく、ひたすら子の成長のためすべてを注ぐ姿勢にも感動してしまいました。このコラムを読んでいただく頃には巣立っていることでしょう。ツバメのふるさとを大切に残していくつもりです。
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