このページの先頭です


ページ番号:114728016

市長室へようこそ

2025年7月1日 市長コラム146「府中小唄」

「府中小唄」 

 7月の第一土曜日に、大國魂神社境内で府中市青年会連合会主催の盆踊り大会が開催され、これを皮切りに、8月下旬まで毎週のように市内各所で納涼祭りが行われます。本市の夏の風物詩です。そして、どこからも聞こえる名曲が「府中小唄」。大正後期から昭和十年代にかけて起きた全国的な新民謡ブームの影響か、昭和4年6月、宮西町の松本旅館(現・HOTEL松本屋)にて発表されました。

 この曲の誕生を呼んだのは当時の青年団。熱き情熱をもって、吉祥寺に住んでいた野口雨情さんに作詞を依頼し快諾を得た後、当代最高コンビであった中山晋平さんに曲づくりをお願いしています。お二人による作品は、「シャボン玉」「証城寺の狸囃子」「兎のダンス」等、数々の名曲がありますので、かなりの盛り上がりだったことでしょう。振付の藤間久枝さん、学校、芸料組合等の代表が集まって発表と講習の会が催されたと記録にあります。

 現在の「府中小唄」は、21年前、市制施行50周年を記念して北島三郎さんに歌っていただいたものです。これもすばらしいことです。最高の歌声に合わせて踊る夏が今年もやってきました。私も各所で皆さんの輪に入って踊らせていただきます。ちなみに、本人は全く知らずに入庁したようですが、中山晋平さんのひ孫が本市職員として、現在、奉職しています。尊いご縁にも感謝です。

府中市長 高野律雄

市長と話そう!

本文ここまで

サブナビゲーションここから
サブナビゲーションここまで