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春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術

Art in the land of Buddha


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開催概要

開催概要
展覧会名

春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術

会期

2024年3月9日(土曜日)~5月6日(月曜日・振替休日)
前期:3月9日(土曜日)~4月7日(日曜日)
後期:4月9日(火曜日)~5月6日(月曜日・振替休日)
*全作品ではありませんが、大幅な作品の展示替えを行います。

休館日

月曜日(4月29日、5月6日は開館)

開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 府中市美術館2階 企画展示室
観覧料

一般 700円(560円)
高校・大学生 350円(280円)
小・中学生 150円(120円)
●(  )内は20名以上の団体料金。
●未就学児は無料。
●障害者手帳等(ミライロID可)をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
●府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。
●「ほとけの国の美術」展観覧料金でコレクション展もご覧いただけます。
●2度目は半額!
観覧券をお求め頂くと、本展1回限り有効の観覧券半額割引券が付いてきます。
●その他各種割引・優待についてはこちらをご覧ください。
●最新の開館状況については、当館ウェブサイト、またはハローダイヤル等にてご確認ください。

主催

府中市美術館
*本展の他会場への巡回はありません。

お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

ほとけの世界を描く めくるめく創意と工夫

毘沙門天画像

「ほとけの国の美術」という言葉から、皆さんなら、どんな美術を思い浮かべますか?天平時代の優美な仏像、平安時代の洗練された仏画、あるいは、鎌倉時代に運慶が作った端正で力強い仏像でしょうか?もちろん、どれもが素晴らしい「仏教美術」です。しかし、この展覧会でご覧いただく「ほとけの国の美術」は、それらとはちょっと違います。
例えば、江戸時代の画家、伊藤若冲が描いたユニークな白象の絵も、円山応挙や長沢蘆雪の無邪気でかわいい子犬も、仏教がなければ生まれなかった美術なのです。
江戸時代の絵画というと、現代ではそれぞれの画家の「個性」に目が向けられがちですが、当時の画家や絵を見る人たちの多くは、仏教と密接な暮らしをしていました。今回の展覧会では、画家たちの制作の根底にあった「仏教」をキーワードに、現代人の心を魅了する様々な作品を見渡します。
展示作品の中心は江戸時代の絵画ですが、昨年修理を終えたばかりの室町時代の仏画の大作、京都市・二尊院の《二十五菩薩来迎図》全17幅のほか、近世以前の仏教美術の優品も展示します。来迎図から若冲、そして応挙や蘆雪の子犬まで、「ほとけの国」で生まれた、美しく、アイディアに溢れた作品をお楽しみください。

展示内容

個性の時代に輝く「古典」の美

平安・鎌倉時代に花開いた仏画。その完成された造形美は、のちの時代にも輝きを失うことのない「古典」として生き続けました。様々なスタイルの絵画が登場した江戸時代だからこそ、仏画の美しさに真摯に向き合う画家たちも大勢いました。(いにしえ)に学ぶことから生まれた、江戸時代の優れた仏画を紹介します。

この世に現れた浄土と地獄

死んだらどこへ行くのか?昔の人々にとっても、この問題は切実でした。誰もが行きたい「極楽浄土」、そして絶対に行きたくない「地獄」。二つの世界の様子は、経典に書かれています。しかし、文字だけではなく「目で確かめたい」という人々の気持ちが、ファンタスティックな浄土や思わず目を背けたくなるような地獄の絵画を生み出しました。

作品画像
土佐行広 二十五菩薩来迎図(17幅のうち)重要美術品 京都市・二尊院蔵(前・後期展示)

作品画像
地獄極楽図(18幅のうち)金沢市・照円寺蔵(後期展示)

「上手い」「下手」ってなに?

江戸時代は禅宗が最も普及した時代で、その教えを伝えるための「禅画」も数多く描かれました。変な絵、かわいい絵、不気味な絵・・・・・・。「常識を超えよ」と説く禅のスピリットを、おかしく、そして鋭く伝える作品の数々を見てみましょう。

人気キャラも「ほとけの国」から

観音さまに羅漢さん、 寒山拾得(かんざんじっとく)、 布袋さま 。江戸時代には、真面目な信仰の対象であるはずの仏や人物が、いわばおかしなキャラクターにもなりました。「いかに変わっているか」を競う寒山拾得の絵や、絵の中で色々なことをさせられて「遊ばれる」布袋など、 多彩で楽しい作品が、 それぞれの仏や人物に備わる徳やその逸話から生まれています。

涅槃図と動物絵画の時代

現代人の心をつかむ応挙や蘆雪の子犬の絵。一見、仏教とは無関係に見えるこの創作も、実は仏教なしには生まれなかったでしょう。「動物にも人と同じ心がある」という、古くから日本の人々を包み込んできた仏の教えが、動物の命を思いやり、絵の中の動物を愛おしむ、そんな文化を生み出したに違いありません。
 

新発見 蘆雪の子犬いっぱい屏風

子犬の絵の名手として円山応挙と並ぶ人気を得た、長沢蘆雪。蘆雪の子犬の絵は、ほとんどが掛軸ですが、大きな屏風に描かれた作品が発見されました。師の応挙が描く子犬が賢そうな雰囲気を漂わせているのに対して、蘆雪の子犬は、ゆるくて、ひたすらやんちゃです。そんな蘆雪犬の魅力が詰まった作品が、本展で初公開されます。

作品画像
長沢蘆雪 子犬図屏風(前・後期展示)

関連事業

展覧会講座「ほとけの国の美術 来迎図から子犬の絵まで」

講師:金子信久(当館学芸員)
日時:2024年4月27日(土曜日)午後2時~
開場:午後1時30分
場所:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分)(外部サイト)
定員290名/予約不要・先着順(整理券の配布なし)/無料

子ども向けイベント「ほとけの国の探検隊!」会期中随時

展覧会を見ながら「探検隊ワークシート」のクイズに挑戦。
観覧料が必要ですが、府中市内の小中学生は、「府中っ子学びのパスポート」で入場できます。
年齢制限はありませんので、大人の方の参加もお待ちしております。

展示予定表

展覧会チラシ

関連動画

映像で楽しむほとけの国の美術展

アクセス

  • 京王線東府中駅北口から
    徒歩 17分
    ちゅうバス府中駅行き「府中市美術館」下車すぐ(8:05から30分間隔で運行、運賃100円)
  • 京王線府中駅から
    ちゅうバス多磨町行き「府中市美術館」下車すぐ(8:00から30分間隔で運行、運賃100円)
    京王バス武蔵小金井駅南口行き(一本木経由)「天神町二丁目」下車すぐ
    京王バス武蔵小金井駅南口行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
    京王バス国分寺駅南口行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • JR中央線武蔵小金井駅南口から
    京王バス府中駅行き(一本木経由)「一本木」下車すぐ
    京王バス府中駅行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • JR国分寺駅南口から
    京王バス府中駅行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • お車の場合は、美術館近くの府中市臨時駐車場(無料、54台収容)をご利用ください。
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