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「知ること」でつながる私たちの社会— デフアスリートと共に学ぶ共生社会のかたち

最終更新日:2025年9月30日

デフアスリートと学ぶ「共生社会」— 府中第六中学校で特別授業を実施

令和7年11月15日から11月26日までの12日間にわたり、日本初開催となる第25回夏季デフリンピック競技大会(東京2025デフリンピック)が開催されます。
この大会を契機として、府中第六中学校では第1学年を対象として、デフバレーボール競技で活躍するデフアスリートと、府中市聴覚障害者協会の講師をお招きし、特別授業を実施しました。
授業では、まず府中市聴覚障害者協会の講師から聴覚障がいに関する基礎知識や日常生活での工夫についてお話がありました。続く質問コーナーでは、生徒たちから次のような質問が寄せられました。
〇手話の難しいところは何ですか?
→ 地域によって方言のように違いがあること
〇好きな手話の動作はありますか?
→ 「努力」という表現
〇街のバリアフリーで助かると感じるものは何ですか?
→ ピクトグラムなどの視覚的なマークが増えたこと
生徒たちは積極的に質問を行い、聴覚障がいへの理解を深めていきました。

続いて、日本デフバレーボール代表監督である川北さんからは、デフリンピック競技の特徴について紹介がありました。
「デフリンピックの競技は、基本的に通常の競技とルールは同じです。ただし、陸上ではスタートランプが使われたり、サッカーでは笛の代わりに旗が使われたりするなど、聴覚障がいに配慮した工夫がされています。聴覚障がいのある人も、ちょっとした工夫で何でもできるのです。」
この言葉を通して、生徒たちは「ちょっとした工夫があれば、誰もが同じように活動できる」という共生社会の考え方を実感し、デフアスリートの話を真剣に聞いていました。

デフアスリートと楽しむ「サイレントバレー」

授業の後半では、「サイレントバレー(声を出さないバレーボール)」の体験が行われました。代表生徒とデフアスリート3名によるミニゲームでは、声を使わずにアイコンタクトやジェスチャーで連携を図る難しさと楽しさを感じることができたようです。
体験後、生徒からは次のような感想が寄せられました。
「声を出さないと、コミュニケーションをとることが難しかった。」
「声をかけられないなど、いつもと違うこともあったけれど、スポーツを楽しむことは同じだと思った。」
「コミュニケーションでは、相手を「見ること」がとても大切だと学びました。」

今回の特別授業を通して、生徒たちは聴覚障がいへの理解を深めるとともに、「ちがい」を受け入れ、「ちょっとした工夫」で誰もが共に生きることができる社会のあり方について考える貴重な機会となりました。東京2025デフリンピックの開催を前に、共生社会の実現に向けた学びが、すべての府中市立小・中学校で始まっています。

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