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平成29年度文化センター圏域自主防災連絡会の活動

最終更新日:2018年4月10日

文化センター圏域自主防災連絡会創設に至るまでの経緯

大規模な災害が発生した場合、市や消防、警察など行政による「公助」による災害対応のみでは全ての被災者に迅速に対応することが困難となります。このため、近所の助け合いや地域の協力による「共助」と一体となった災害対応・復旧・復興が重要になっております。
このことから、府中市では、災害に対して地域で支えあい、安心して生活できる「まち」を目指し文化センター圏域毎に自治会・町会・管理組合を対象とした自主防災連絡会を発足しました。
府中市は、平成27年度に3回の説明会・準備会をとおして、自治会等を対象に事業の趣旨・目的・活動内容についてご説明させていただきました。

活動計画

概ね3年間の計画で活動を進めていきます。

平成28年度(地域の防災課題の整理)

様々な災害や防災に係る情報を活用することで、防災力や災害対応上の強み・弱みを明らかにしたうえで、圏域の防災上の課題を整理する。

平成29年度(課題解決のための対策の立案・検討)

明らかとなった課題を踏まえて、地域の強みを活かした効果的な対策を検討する。

平成30年度(対策の実施)

平成29年度に地域で計画した対策を企画・実施・実践し、その後は評価・改善を繰り返しながら継続的に地域防災力を向上させていく。

平成29年度文化センター圏域自主防災連絡会の活動内容

平成29年度は各文化センター圏域で3回の自主防災連絡会を開催しました。
平成28年度に整理した地域の課題に対して、対策を検討し、次年度以降どのように防災活動を進めていくか行動計画を立てました。

平成28年度の活動の振り返り

平成28年度の自主防災連絡会の活動を振り返りました。

圏域で取り組むテーマの設定

地域での防災活動といっても、その活動内容は初期消火、救出救助、避難誘導、在宅避難支援、避難所の運営など多岐にわたります。一度に全ての活動を進めていくことは不可能ですので、重点的に取り組むテーマを圏域ごとに設定しました。
各圏域で取り組むテーマは違いますが、「安否確認活動」については、全圏域で取り組むこととなっています。
「安否確認活動」を全圏域の共通テーマとした理由は、

  • 平成28年度に災害対応力を団体ごとに自己診断したところ、「安否確認」の項目が最も重要と考えている団体が多かった。
  • 平成28年度に地域の課題を抽出した結果、住民の防災への関心が低いこと、防災訓練への参加者が少ないといった意見が多かった。「安否確認」の活動は、地域住民が全員で取り組まなければならないので、多くの住民を防災活動に巻き込みやすい。
  • 「安否確認」は共助の取組の最初の活動なので、次の活動(救出救助や避難誘導)につながりやすい。

今後、全市的に地域の「安否確認活動」に重点的に取り組み、市もできる限りの協力、支援をしていきます。

メンバーの検討

防災活動には多様な主体が係ることが重要です。どのような人達と連携して防災活動を進めていけば効率的な活動ができるかを検討しました。
既に一部の圏域では、民生委員や老人会、地域包括支援センターの方に自主防災連絡会に参加してもらっています。

先進事例の学習

既に安否確認などの活動に取り組んでいる自治会の方にお話を聞き、活動内容を共有しました。また、全国の自治会などの先進的な防災活動の事例を学習し、今後の防災活動のヒントを学びました。

行動計画の立案

平成30年度以降、どのように防災活動を進めていくかという計画を団体ごとに立案しました。既に活発に防災活動をしている団体もあれば、これから始める団体もありますが、まずは第一歩を踏み出すことが大事です。

その他の活動

そのほか、文化センター圏域ごとに独自の活動に取り組みました。

四谷文化センター圏域では、圏域内の第八中学校で既に避難所の開設・運営に取り組んでいたことから独自の避難所運営ゲームを作成しています。

是政文化センター圏域では、圏域内ですでに活発に防災活動している団体の訓練を見学しに行きました。
安否確認訓練や救出訓練、応急救護訓練を見学した後、連絡会参加者で意見交換を行いました。

住吉文化センターでは、防災意識の啓発の意味も込めて、圏域全体で防災に関するアンケートを作成・実施する計画を立てています。

お問合せ

このページは総務管理部 防災危機管理課が担当しています。

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