基金運用におけるSDGs債券の投資表明について
最終更新日:2024年2月21日
本市では長期運用が可能な資金の一部で債券を購入しています。
この度、第7次府中市総合計画の4つの柱の中にある「緑とともに暮らせる 快適で安全安心なまち」において、ゼロカーボンシティ(注記1)の実現に向けた取り組みを進めて行くこととしていることから、本市が当該グリーンボンド(注記2)を購入することにより、CO2削減の取組としてカーボンオフセット(注記3)に貢献するものです。
(注記1)ゼロカーボンシティ:環境省では、2050年にCO2を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された自治体を指します。
(注記2)グリーンボンド:調達資金がSDGs(環境対応、社会貢献など)に貢献する事業に充当される債券です。この債券により調達された資金は事業への充当を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献しています。この中で特にグリーンボンドは、環境分野でのグリーンプロジェクト推進を通じ、地球環境の保全や、社会・経済問題の解決への貢献を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するものです。
(注記3)カーボンオフセット:日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。
保有しているSDGs債券
〇石川県令和5年度第2回公募公債(グリーンボンド)
本債券は、環境改善効果を有するグリーンプロジェクトに調達資金の充当先を限定して発行する石川県債です。本債券の発行による調達資金は、カーボンニュートラル(注記4)の実現やトキの生息環境の保全・継承など、独自の取組を含む事業に充当されます。
ゼロカーボンシティを表明している府中市として、CO2削減の取り組みに共感し、カーボンオフセットに貢献できる債券投資を行いました。
(注記4)カーボンニュートラル:CO2をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理等による「吸収量」を差し引いて、合計を実質ゼロにすることを意味しています。
〇長野県令和6年度第3回公募公債(グリーンボンド)
本債券は、環境改善効果を有するグリーンプロジェクトに調達資金の充当先を限定して発行する長野県債です。本債券の発行による調達資金は、県内の自然災害の影響緩和と二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロなどの、独自の取組を含む事業に充当されます。
ゼロカーボンシティを表明している府中市として、CO2削減の取り組みに共感し、カーボンオフセットに貢献できる債券投資を行いました。
〇広島県令和6年度第5回公募公債(グリーンボンド)
本債券は、環境改善効果を有するグリーンプロジェクトに調達資金の充当先を限定して発行する広島県債です。本債券の発行による調達資金は、森林整備の推進をはかるために必要な林道の整備や、浅海域での藻場造成等における良好な漁業環境の保全などの、独自の取組を含む事業に充当されます。
ゼロカーボンシティを表明している府中市として、CO2削減の取り組みに共感し、カーボンオフセットに貢献できる債券投資を行いました。
その他資保有している債券(使途が限定された債券のみ)
〇兵庫県令和7年度公募公債(防災ボンド)
本債券は、阪神・淡路大震災から30年を迎える兵庫県が、県土の強靱化、防災・減災対策の推進、災害対応力の強化など、県民の安全・安心に資する事業に使途を限定する債券で、兵庫県では初めての発行となります。大規模災害への備えを着実に進め、阪神・淡路大震災の経験と教訓を兵庫県内外に発信し、創造的復興の理念を継承することを目的としております。債券の発行による調達資金は、兵庫県が取り組む事業に充当されるものです。
本債券の目的である「大規模災害への備えを着実に進めるとともに、震災の経験と教訓を内外に発信し、創造的復興の理念を継承する」という趣旨について、第7次府中市総合計画「きずなを紡ぎ 未来を拓く 心ゆたかに暮らせるまち 府中」を目指していることに繋がる内容であることから債券投資を行いました。
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