令和7年度 府中市教育委員会「学校防災の日」
最終更新日:2025年4月24日
府中市教育委員会「学校防災の日」一斉引渡し訓練を実施しました
府中市教育委員会では、保護者及び地域と連携した防災体制づくりを一層推進するため、「学校防災の日」を設定し、令和7年4月19日(土曜日)に全ての府中市立小・中学校で、一斉に児童・生徒を保護者に引き渡す訓練を実施しました。
(1)本訓練における想定
・東日本大震災と同じ震度5弱の大きな地震が発生。
・教育活動の続行が不可能となり、児童・生徒の安全確保を最優先とした対応を行う。
・交通機関もストップ。帰宅困難者で混乱が懸念される。一斉帰宅抑制のため多くの企業が待機を指示。
・交通機関が一部再開したので、保護者への引渡しを行うこととする。児童・生徒は、保護者が迎えに
来るまで学校で保護し、確実に保護者に引き渡す。
【机の下に身を隠し、自らの安全を守っている様子】
(2)引渡し訓練の様子
➀ 地震発災(避難訓練の開始) 午前10時40分
地震の発災を想定し、発災時刻を揃えて市立小・中学校が一斉に訓練を開始しました。
各教室では、児童・生徒が発災の合図で、自分の身を守るために机の下に入るなど、落ち着いて行動していました。
【防災頭巾をかぶり、避難指示を待つ児童・生徒の様子】
(2) 引渡しの開始
児童・生徒の安全が確保され、交通機関が再開し、一定の安全が確認されたとの想定で、「保護者の方々に学校に来ていただいた上で、児童・生徒を安全に下校させる」ための連絡を、配信しました。
この学校からのメールを確認した保護者の方々が学校に到着し、学校は児童・生徒と保護者のマッチングを確認した上で引渡しが始まりました。
市立小・中学校に兄弟姉妹がいる保護者には、小学校・中学校間を移動して、一緒に下校していただきました。
(3)今後に向けて
全ての市立小・中学校が一斉に訓練を実施することで、実際に災害等が発生したことを想定した実践的な訓練にすることができました。また、年度の初めに、いざというときの対応を確認しておくことや、保護者と児童・生徒が一緒に通学路を確認することができたことも効果がありました。今年度の成果と課題を分析し、次年度以降の改善に役立てていくととともに、今後も府中市立小・中学校において、防災教育の充実を図っていきます。
御協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
令和7年度府中市教育委員会「学校防災の日」の実施について
(PDF:232KB)
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