官製談合再発防止対策について
最終更新日:2024年8月2日
本市職員が入札に関する秘密事項を市議会議員に教示した「入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律」違反事件を受け、官製談合の再発防止対策を策定しました。
各対策について準備が整い次第、順次実施していきます。
対策の内容
契約制度の見直し
- 条件付一般競争入札の対象拡大
より公正な競争を確保するため、条件付一般競争入札の対象となる工事請負契約の設計金額を7億円以上から5,000万円以上に引き下げ、広く入札参加者を募ることができるよう条件付一般競争入札の対象を拡大します。
- 予定価格の事前公表及び総合評価方式による入札の実施
予定価格等の秘密情報を不正に入手しようとする働き掛けを防止するため、設計金額500万円以上の工事請負契約については、予定価格を暫定的に入札執行前に公表するとともに、工事の品質等を確保するため、価格と品質を数値化した上で落札者を決定する総合評価方式による入札を実施します。
- 不正行為に対する厳罰化
- 指名停止期間を最大36か月間とする見直しを行います。
- 違約金の額を契約金額の10分の1から10分の3に見直します。
- 入札等監視委員会の設置
不正行為の防止や恒常的に契約制度の改善を図るため、入札及び契約の過程を第三者が意見具申する入札等監視委員会を設置します。
- 不正な働き掛け等への対応手順の策定
不正行為に迅速かつ適切に対応するため、不正な働き掛け等への対応手順を定めます。
職員倫理の向上
- コンプライアンス関連研修の拡充
コンプライアンス関連研修を拡充し、職層に応じて体系的に行います。
- 倫理月間の創設
職員倫理月間を創設し、事件の再発防止に係る意識の風化を防ぐための継続した取組を行います。
- 倫理規程の制定
職務に関する倫理感を強固なものとするために、市職員として改めて遵守すべき事項を定めた倫理規程を制定します。
議員との関わり方の見直し
- 要望・申出等を記録し、公表する仕組みの構築
議員からの要望・申出等を記録し、公表する仕組みを構築します。
- 通話録音装置の配備
通話録音装置を配備し、必要に応じて録音できる環境を整備します。
- 職員が相談しやすい仕組みの構築
弁護士の常置、外部の相談窓口の設置等を検討し、不当要求等があった際に、職員が相談しやすい仕組みを構築します。
- 議員への対応に係る基準の作成及び公表
議員への対応に係る基準を作成し、公表します。その際、執務スペースへの入室、職員個人が所有する携帯電話及び新聞購読契約それぞれの扱いについても明記します。
情報管理の徹底
秘密情報について管理方法等の基準を定め、情報管理の一層の徹底を図ります。
お問合せ
契約制度の見直しに関するお問合せは総務管理部 契約課へ
その他に関するお問合せは総務管理部 法制文書課へ