府中の森芸術劇場のリニューアルオープンについて
最終更新日:2025年5月1日
令和6年4月から1年間休館し、改修工事を行ってまいりました府中の森芸術劇場は、令和7年3月末に工事が完了し、5月1日にリニューアルオープンしました。
今回の工事でリニューアルした内容の一部をご紹介します。
改修のコンセプトについて
~より安全に、もっと使いやすく~
府中の森芸術劇場は開館から30年以上が経過し、施設及び設備の老朽化が著しく、耐用年数超過による不具合が発生していました。また、各ホールの天井は、建築基準法施行令に定める特定天井に該当するため、施設機能の安全性の確保が求められていました。
このため、芸術劇場全体の建築設備や電気設備、機械設備などの各項目について、早期に解消すべき不具合対策や特定天井対策を講じることを最優先としつつ、改修によって、より利用しやすい施設になるよう、工事を行いました。
主なリニューアル内容
梅の間・欅の間を一体利用・分割利用が可能な会議室へ
梅の間と欅の間は、これまで用途が来賓室としての利用などに限定されていましたが、可動式の間仕切りを設け、多目的利用が可能な会議室として生まれ変わりました。
ふるさとホールの桟敷席を椅子席へ変更
ふるさとホール左右両側の桟敷席は人気が低く、チケットが売れ残ることも多くありました。また、座ったままの姿勢で足が降ろせず立ち上がる際に大変、とのご意見もありました。このことから、椅子席への変更を行い、より座りやすい環境を整えました。
平成の間にピクチャーレールを設置
会議や講演会、レセプション等で利用されることの多かった平成の間に、新たにピクチャーレールを設置し、絵画展や書道展などの作品展の開催がしやすくなりました。
正面玄関及び各ホールのサインの更新
正面入口に新たに「府中の森芸術劇場」の表示を設置しました。また、3つのホール(どりーむホール・ウィーンホール・ふるさとホール)のホール名の表示が壁と同系色で見づらかったため、より見やすいサインへと変更しました。
バリアフリー対応
どりーむホールの2階席の通路や正面広場の階段への手すりの設置、点字ブロックの敷き直しを行いました。
ゼロカーボンシティへの取組
本市では、令和3年11月に、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを表明し、脱炭素に向けた取組を進めています。この取組に向けた改修として、舞台照明を除くすべての照明を、消費電力が少なく、長寿命のLED照明に更新しました。また、省エネ効果の高い空調等の機器へ入れ替えました。
予約方法の変更と、新たな会員サービスの開始について
3つのホールの来館による施設予約の抽選を廃止し、劇場のホームページから24時間365日申込み・抽選ができるようになりました。
また、チケットの先行予約などの特典がある新たな会員サービスを開始しました。
詳しくは、府中の森芸術劇場のホームページ(外部サイト)よりご確認ください。
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