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白井美穂 森の空き地 Mio Shirai: Clearing in Woods


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  • 白井美穂 森の空き地

開催概要

開催概要
展覧会名

白井美穂 森の空き地

会期

2023年12月16日(土曜日)~2024年2月25日(日曜日)

休館日

月曜日(1月8日、2月12日は開館)

12月29日(金曜日)~1月3日(水曜日)注記:年末年始休館日

1月9日(火曜日)、2月13日(火曜日)

開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 府中市美術館2階企画展示室
観覧料

一般 700円(560円)
高校・大学生 350円(280円)
小・中学生 150円(120円)
注記:「白井美穂 森の空き地」展観覧料金で常設展もご覧いただけます。
注記:(  )内は20名以上の団体料金。
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。
注記:未就学児は無料。
注記:障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
注記:最新の開館状況については、当館ウェブサイト、またはハローダイヤル等にてご確認ください。

主催 府中市美術館
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会について

メディアを自在に横断し旺盛に制作を続ける、白井美穂の美術館初個展です。

1990年代前半に発表された貴重な立体作品を約30年ぶりに展示。

2000年代に入って華麗に展開する絵画を中心に、映像やオブジェを交えて構成し、知られざる巨人の全貌を明らかにします。


白井美穂の作品にある洗練された造形と、意味を複雑に重ねて提示する深い思考は、35年以上のあいだ驚異的な質を維持しています。  


バブル経済が終焉に向かう1980年代末から90年代に白井は、社会的慣習や風俗を巧みに引用、流用し、家具や結界など既製品を用いて華麗で大胆なインスタレーションを展開しました。艶やかな黒色や反射する硬質な物質の使用が特徴で、また写真も印象的に使われています。


平成のただなかにあった2000年代半ば以降は、ピンクや水色といった明るい色が登場し、布や糸など柔らかい素材が用いられ、また絵画が中心的役割を果たすようになります。錬金術書の挿絵や物語からとったイメージに、宇宙や生命の循環への思索が織り込まれます。


「白井美穂 森の空地」展では、貴重な初期作品を再構成し、最新作とあわせて展示します。
もの、空間、イメージがからまり生まれる迷宮の、その先に開かれる「空き地」へ、どうぞお越しください。

白井美緒作品画像
個展「Time Is Vertical」(2018年 nap gallery、東京)での展示風景  左:《From Dawn to Dusk》2018年 作家蔵  右:《反転波》2018年 府中市美術館蔵

白井美穂(しらいみお)
 

1962年生まれ。東京藝術大学美術学部で学んだ後、1980年代末から大規模なインスタレーションを旺盛に発表して注目を集める。1993年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を得てニューヨークに渡り、2006年まで同地を拠点に活動する。帰国後は住み慣れた東京西部に戻り、映像や絵画、立体作品等を制作している。1994年にファーレ立川にパブリックアート《Round Trip》と《Cut》を設置。個展のほかに、「アーティスト・ファイル2008」(2008年、国立新美術館・東京)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013年、宇野港・岡山)、「あいちトリエンナーレ」(2013年、愛知県美術館・愛知)等に参加。

関連企画

アーティストトーク

日時:2023年12月16日(土曜日)午後3時から
会場:当館2階 企画展示室(企画展観覧料が必要です)
予約不要。当日会場まで。

白井美穂映像作品上映会とアーティストトーク

2000年代の映像作品を特別上映し、白井美穂とゲストが語ります。

日時:2024年1月13日(土曜日)午後2時から / ゲスト:松浦寿夫氏(画家・美術批評)

日時:2024年2月12日(月祝日)午後2時から / ゲスト:沢山遼氏(美術批評)

   注記:いずれも開場は30分前、終了は午後3時半を予定

会場:当館1階 講座室

定員など:先着60名 無料

予約不要。当日会場まで。


アーティストトーク(対談)「豊嶋康子と見る、白井美穂展」

東京都現代美術館で個展開催中の豊嶋康子との対談。

日時:2024年2月18日(日曜日)午後2時から 90分程度

会場:当館1階 エントランスロビー (会場を変更しました)

料金:聴講無料・予約不要

注記
・混雑が予想されるため、会場を1階エントランスロビーに変更して実施します。
 (展覧会場内の移動はありません)
・したがって、対談の聴講に企画展観覧チケットは不要となります。
・座席は約80席を用意します。午後1時半からご案内予定です。
 それ以外の方は、立ち見でお願いします。
・イベントの写真撮影、動画撮影は禁止です。
・当日の記録動画を後日、期間限定で配信する予定です。


●東京現代美術館では、次のイベントを開催しました(終了)

「白井美穂と見る、豊嶋康子展」 2024年1月28日(日曜日)午後3時から

詳細:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO (mot-art-museum.jp)(外部サイト)


【申込期間終了】府中市美術館スペシャルアートナイト~『白井美穂 森の空き地』夜間特別鑑賞会~

日時:2024年2月17日(土曜日)午後4時半から午後7時
場所:府中市美術館
定員:20人(抽選)
費用:3,500円(入金後のキャンセル不可)
内容:閉館後の貸切鑑賞、白井美穂氏を囲んでの歓談
申込:1月23日(月曜日)までに外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。オンライン(外部サイト)で受付
主催:府中市(府中市生活環境部観光プロモーション課)
問合せ:府中市生活環境部観光プロモーション課 (電話:042‐335‐4095)
イベントの詳細はこちら↓
府中市美術館スペシャルアートナイト~『白井美穂 森の空き地』夜間特別鑑賞会~ 東京都府中市ホームページ (city.fuchu.tokyo.jp)

同時開催

常設展

「コレクション選 江戸から現代まで」ほか

公開制作

公開制作88 髙田安規子・政子「くり返すカタチ」
当館1階公開制作室 観覧無料

鑑賞教室などのお知らせ

下記日程に、小学生などの団体鑑賞が予定されています。
なにとぞご理解、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

<時間帯> 午前:10時から12時頃  / 午後:1時から3時頃
<日程>
12月19日(火曜日)午前
1月12日(金曜日)午前・午後
1月16日(火曜日)午前
1月25日(木曜日)午前
1月27日(土曜日)午前・午後 注記:常設展示室で行われます。
2月6日(火曜日)午前・午後
2月14日(水曜日)午前
2月20日(火曜日)午前
2月21日(水曜日)午前
2月22日(木曜日)午後

府中の森芸術劇場出張コンサート~弦楽四重奏の調べ~

日時:2月4日(日曜日)午前11時15分開演 正午終了
会場:当館1階エントランスロビー
出演者:日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏
料金:無料
主催:府中の森芸術劇場
問合せ: 府中の森芸術劇場事業係 (電話:042‐335‐6210)
イベントの詳細はこちら↓
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。府中市美術館連携企画 出張コンサート ~弦楽四重奏の調べ~|公益財団法人府中文化振興財団 (fuchu-cpf.or.jp)(外部サイト)

展覧会チラシ

関連動画

白井美穂 森の空き地展アーティストトーク(対談)

「豊嶋康子と見る、白井美穂展」

開催日:2024年2月18日(日曜日)
場所:府中市美術館1階エントランスロビー

主催:府中市美術館

白井美穂が、同時期に東京都現代美術館で個展「豊嶋康子 発生法––天地左右の裏表」開催中の豊嶋康子と語りました。最後に、会場にいらした美術家の髙柳恵里氏に、特別にコメントをいただきました。(外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。1:17:20(外部サイト)

公開期間 2024年4月17日から6月30日まで

時間:1時間37分
撮影編集:中川周
撮影助手:大石一貴

登壇者略歴

■ 豊嶋康子(とよしま・やすこ)
1967年生まれ。1993年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了。1990年田村画廊にて初個展。その後、秋山画廊(東京)、M画廊(足利市)、ガレリア フィナルテ(名古屋)、Maki Fine Arts(東京)などで継続的に個展を開催。近年の個展に、「公開制作27 豊嶋康子『色調補正』」(2005年 府中市美術館)、「資本空間 スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸vol.1」(2015年 ギャラリーαM)ほか。グループ展に「ART TODAY 1990」(1990年 高輪美術館)、「傾く小屋」(2002年 東京都現代美術館)、「第9回恵比寿映像祭 マルチプルな未来」(2017年 東京都写真美術館)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ2017」(2017年 旧・名古屋税関港寮)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(2019年 国立新美術館)ほか多数。東京造形大学教授。
■ 白井美穂(しらい・みお)
1962年生まれ。1988年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画専攻修了。1993年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を得てニューヨークに渡り2006年まで同地を拠点に活動。東京在住。1994年にファーレ立川にパブリックアート《Round Trip》と《Cut》を設置。展覧会に、「ART TODAY 1989」(1989年 高輪美術館)、「ザ・サイレント・パッション 日本の女性アーティストたち」(1991年 栃木県立美術館)、「第7回インド・トリエンナーレ」(1991年)、「アーティスト・ファイル2008」(2008年 国立新美術館)、個展「Forever Afternoon」(2008年 Northern Gallery for Contemporary Art イギリス「)、瀬戸内国際芸術祭」(2013年 岡山宇野港)、「あいちトリエンナーレ」(2013年 愛知県美術館)、「佐賀町・エキジビット・スペース1983-2000 現代美術の定点観測」(2020年 群馬県立近代美術館)など。東京造形大学教授。

<特別ゲスト>

■髙柳恵里(たかやなぎ・えり)
1962年生まれ。1988年多摩美術大学大学院美術研究科修了。1990-1991年イタリア政府給費留学(ミラノ国立美術学院在籍)。個展に「CURATOR’S EYE vol.2」(1991年 ギャラリーNWハウス、東京)、「近作展28 髙柳恵里」(2003年 国立国際美術館)、「このようにしてあると思える突然の瞬間」(2011年 藍画廊、東京)、「油断」(2014年 上野の森美術館ギャラリー)、「事実」(2017年 TALION GALLERY、東京)など。主なグループ展に、「第10回ハラアニュアル」(1990年 原美術館、東京)、「彫刻の遠心力−この十年の展開」(1992年 国立国際美術館)、「MOT アニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(1999年 東京都現代美術館)、「20世紀美術探検−アーティストたちの三つの冒険物語−」(2007年 国立新美術館)、「百年の編み手たちー流動する日本の近現代美術」(2019年 東京都現代美術館)。多摩美術大学教授。

注記:登壇者の背後に来館者が映り込んでいる場面があり、一部の方について必要な手続きをとることができませんでした。お心当たりの方は、府中市美術館までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

アクセス

  • 京王線東府中駅北口から
    徒歩 17分
    ちゅうバス府中駅行き「府中市美術館」下車すぐ(8:05から30分間隔で運行、運賃100円)
  • 京王線府中駅から
    ちゅうバス多磨町行き「府中市美術館」下車すぐ(8:00から30分間隔で運行、運賃100円)
    京王バス武蔵小金井駅南口行き(一本木経由)「天神町二丁目」下車すぐ
    京王バス武蔵小金井駅南口行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
    京王バス国分寺駅南口行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • JR中央線武蔵小金井駅南口から
    京王バス府中駅行き(一本木経由)「一本木」下車すぐ
    京王バス府中駅行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • JR国分寺駅南口から
    京王バス府中駅行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
  • お車の場合は、美術館近くの府中市臨時駐車場(無料、54台収容)をご利用ください。
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