府中市けやき並木を守り育てる条例が施行されました
最終更新日:2024年12月9日
府中市けやき並木を守り育てる条例が、令和6年12月9日施行されました。
天然記念物の指定を受けた馬場大門のケヤキ並木は、市の中心部に所在し、訪れる人々を迎える表玄関にふさわしいシンボルであり、長い間大切に受け継がれてきました。
そして、この馬場大門のケヤキ並木を中心とするけやき並木は、多くの人々が行き交い、また、憩うことができる場であり、貴重な財産として、まちの発展に大きく寄与してきました。
しかし、近年は、石積みへの立入りやごみの放置などの迷惑行為が後を絶たず、歴史と風格、潤いのあるけやき並木の良好な環境が損なわれつつあります。
このため、馬場大門のケヤキ並木が大正13年に国の天然記念物に指定されてから、令和6年で100周年を迎えることを契機に、私たちは、かけがえのない財産であるけやき並木の保全及び利用に係る規範意識を自ら高めるとともに、相互の理解と連携の下、協働により美しいけやき並木を守り、育て、次世代に確実に引き継いでいくため、この条例を制定し、文化財指定日である12月9日に施行されました。
また、国天然記念物の馬場大門のケヤキ並木の、天然記念物としての危険木の伐採や捕植の取組などの保護対策については、平成20年2月に府中市教育委員会が策定した『馬場大門のケヤキ並木保護管理計画』に基づいて実施しています。
条例の概要
目的
けやき並木の保全及び利用について、様々な人々の協働による取組を推進し、もって快適な環境有するけやき並木を次世代に確実に引き継いでいくことを目的とする。
基本理念
けやき並木の保全及び利用は、市民等の理解の下、様々な人々との協働により、その魅力及び価値を高めつつ、将来に引き継ぐことを基本として、行わなければならない。
市の責務
基本理念にのっとり、けやき並木の保全及び利用のために必要な施策を総合的に講ずるものとする。
市民等の責務
基本理念にのっとり、けやき並木の保全及び利用に関する取組の重要性を理解し、市が実施する施策に協力するよう努めるものとする。
施行日
令和6年12月9日(月曜日)
府中市けやき並木を守り育てる条例
府中市けやき並木を守り育てる条例の概要 (PDF:292KB)
パブリック・コメント手続の実施結果
実施期間 令和6年2月15日(木曜日)から令和6年3月15日(金曜日)まで
提出者数・件数 43人 85件
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このページは文化スポーツ部 ふるさと文化財課が担当しています。