第二地区
最終更新日:2013年4月15日
美しくよみがえるまちに府中駅南口第二地区市街地再開発事業
事業の経過
府中市のほぼ中心に位置し、市の玄関口として、京王線府中駅南口、大国魂神社、けやき並木に隣接しています。
この地域も一時は商店街として活況を呈していましたが、建物などの老朽化や周辺競合地域の再開発の波の中で、いつしか賑わいを失いかけていました。
こうした状況の中で、昭和40年代から地元で再開発の気運が高まり、昭和49年3月に、地域関係者による府中駅南口再開発連絡協議会が発足し、本格的に事業がスタートしました。
その後、昭和51年12月に準備組合を、平成元年2月には組合設立に至りました。本組合設立後8年の歳月を経て、平成8年3月に施設建築物が完成しました。この間には、バブル経済の崩壊等さまざまな社会環境の変化に遭遇しましたが、組合員の熱意と団結、また関係者のご協力ご支援を得て乗り切ることができました。
完成した当再開発地区は、府中を象徴するけやき並木に面し、市の表玄関としての位置に在ることから、「府中フォレストサイドウォーク」と命名されました。
この事業は、関係権利者を含めた組合員数が160人を超え、資金量も500億円を上回る、全国でも屈指の規模の再開発事業となりました。
再開発事業の効果
キーテナントである伊勢丹、専門店街フォーリスの進出により、ファッション感覚に満ち溢れ、多種多様の衣類、食料品、雑貨等を確保する利用客が集まるようになり、地域の商業活動が活性化されました。
また、公共施設として駐車場や道路整備が図られたことによって、歩行者が安心して通行できるようになり、けやき並木と調和した美しい都市デザインによる格調高い景観が、市民の憩いの場となり親しまれています。
再開発事業により、この地域が市の中心的機能を十分に発揮し、地域の商業活性化と文化の発展に貢献したことは明らかであり、今後も社会環境変化等の価値観の多様性に対応して、さらなる発展に大きく寄与できるものと確信しています。
府中駅南口第二地区市街地再開発事業概要
1.事業名
府中駅南口第二地区第一種市街地再開発事業
2.施行地区
府中市宮町一丁目地内
3.施行者
府中駅南口第二地区市街地再開発組合
4.施行地区面積
約1.74ヘクタール
5.主な経緯
- 準備組合の設立 昭和51年12月11日
- 促進区域の決定 昭和53年9月16日(3.1ヘクタール)
- 都市計画決定 昭和57年12月2日(全体は3.8ヘクタール3街区)
- 組合設立認可 平成元年2月16日
- 権利変換計画認可 平成4年12月17日
- 本工事着手 平成5年12月29日
- 施設建築物及び公共施設の完了 平成8年3月26日
- 再開発ビルオープン 平成8年4月3日
- 再開発組合解散認可 平成9年3月31日
6.施設計画等
施設建築物整備(延べ床面積 約92,100平方メートル)
- 店舗 地下3階から地上9階、床面積 約74,700平方メートル 核店舗の伊勢丹及び専門店(地元店を含む)が出店
- 業務 地下1階から地上13階、床面積 約17,400平方メートル 明治生命(参加組合員)が取得
- 駐車場 建物と道路の地下を合わせて約500台設置 内425台が公共駐車場
道路整備
府3・4・9号府中銀座通り線 一部拡幅整備
府3・4・19号府中駅南口線 新設
府3・4・21号府中国分寺線 一部拡幅整備
府7・5・2号宮町西線 一部拡幅整備
府8・6・2号府中駅南線 新設
7.総事業費
約547億円
8.権利者数
167名
土地所有者57人(権変56人、転出1人)
借地権者18人(権変13人、転出5人)
建物所有者2人(権変2人、転出0人)
借家権者90人、(権変(再入居15人)、転出(実質75人))
9.参加組合員
明治生命保険相互会社(保留床の取得)
10.キーテナント
伊勢丹
お問合せ
このページはまちづくり拠点整備推進本部 分倍河原駅周辺整備担当が担当しています。
