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狭あい道路拡幅整備事業

最終更新日:2022年5月19日

私たちの生活に密着した道路は、単に通行のためばかりではなく、日照や通風などを確保し、住みやすい環境を守るとともに、災害時の避難通路などとして重要な役割を担っています。しかしながら、府中市内には幅員が4メートル未満の狭い道路が多く存在し、良好な住環境の向上を図っていくうえで大きな課題となっております。
このため、府中市では安全で快適に住めるまちづくりをめざし、狭あい道路の解消を目的とした、「狭あい道路拡幅整備事業」を行っております。
狭あい道路拡幅整備事業とは、建築基準法で定められた4メートル以上の道路幅員が確保されるよう、土地所有者の皆様のご理解とご協力を得て、道路境界確定図に基づいた道路の中心線から2メートル以上後退した線までの後退用地を寄附していただき、測量・分筆・登記は市が行います。その後退用地に塀等、門、樹木がある場合は、除却又は移設に係る工事費用の一部を助成金として交付するとともに、市がL型側溝及び舗装等の道路整備を行います。

狭あい道路の拡幅に関する条例に基づく事業を開始!

2022年4月1日から狭あい道路の拡幅に関する条例に基づく事業を開始しました。
条例化に伴い、既存事業に「事前協議制度」「後退用地等への支障物件の設置禁止」「後退用地等を市へ寄附していただいた場合、奨励金の交付」が追加となりました。また、寄附等していただいた場合、後退用地等にある塀等、門及び樹木に対する助成金の額を定めました。

事前協議制度

府中市内の建築基準法第42条第2項道路に接する敷地で建築確認申請をする際は、建築確認申請を提出する30日前までに、「狭あい道路拡幅整備事前協議申請書」を提出し、本市と協議を行ってください。
当該協議が整ったら申請者へ「狭あい道路拡幅整備協議済通知書」を交付しますので、確認検査機関等への確認申請提出書類に写しを添付してください。

【協議内容】

  • 後退用地等の範囲に関すること
  • 後退用地等の権原に関すること
  • 後退用地等の整備に関すること
  • 後退用地等の維持管理に関すること

【提出書類】

  • 事前協議申請書、案内図、公図写、登記事項証明書、配置図、注記:委任状(代理人が申請する場合)

後退用地への支障物件の設置禁止

安全で快適な災害に強いまちづくりを実現するため、後退用地等に災害時に避難・通行の支障となる「支障物件」を設置することを禁止しました。
条例では、支障物件を設置した者に対し、是正のために必要な範囲で勧告を行い、当該勧告に正当な理由なく従わない場合には勧告の内容、氏名等の公表を行います。
 【支障物件の例】

  • 自動販売機、花壇、プランターなど

奨励金の交付

後退用地等の寄附をしていただいた場合、次のとおり奨励金を交付します。

奨励金の額
区分 金額
後退用地に係る奨励金

1平方メートル当たり固定資産税路線価の10分の1に相当する額

隅切り用地に係る奨励金 1平方メートル当たり固定資産税路線価の2分の1に相当する額

助成金の額

後退用地等の寄附等をしていただいた場合、後退用地等にある工作物の除却又は移設に対する助成金について、次のとおり金額を定めました。

助成金の額
区分 内容 金額
塀等の除却費 後退用地等内にある塀等を除却することに要する費用

1m当たり 6,000円

塀等の移設費

後退用地等内にある塀等を除却し、拡幅整備に支障のない位置に塀等を設置することに要する費用

1m当たり 14,000円

門の除却費

後退用地等内にある門を除却し、拡幅整備に支障のない位置に門を設置することに要する費用

1箇所当たり 10,000円

門の移設費

後退用地等内にある門を除却し、拡幅整備に支障のない位置に門を設置することに要する費用

1箇所当たり 20,000円

樹木の移設費 後退用地等内にある樹木の移設に要する費用

高木(目通り30cm以上)
1本当たり 50,000円
中木(目通り15cm以上30cm未満)
1本当たり 10,000円
低木(目通り10cm以上15cm未満)
1本当たり 6,000円


狭あい道路整備事業の相互協力

土地所有者等のみなさまから、後退用地・隅切り用地を寄附いただいた場合は、市は次のような支援をさせていただきます。

1.測量・分筆・登記を、市が行います。

道路境界確定図に基づき、現地で立会いし、後退用地又は隅切り用地を明確にします。併せて、民地と民地の境界の確認を土地所有者様にお願いしています。

2.後退用地等に工作物等がある場合は、その工事費用の一部を助成金として交付します。

調査士に依頼して塀等・門・樹木の状況を調査させていただき、除却等に伴う助成金を算出し、その金額をお知らせします。 除却・移設の工事完了後、助成金を交付します。

3.奨励金を交付します。

事前協議を行った後退用地等を本市へ寄附していただいた場合、寄附面積に応じて、奨励金を交付します。

4.道路整備を市が行います。

後退用地と隅切り用地を道路として整備します。整備内容は、L型側溝を敷設し、舗装工事等を行います。整備の時期については、可能な限り土地所有者様のご都合に合わせて行っておりますが、ご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。

様式集

建築確認申請を伴う事前協議を行う場合

建築確認申請を伴わない寄附協議を行う場合

後退用地等を寄附等をする場合

後退用地等を寄附等せず自主整備する場合

事前協議者の責務の承継

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お問合せ

このページは都市整備部 建築指導課が担当しています。

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