2014年10月11日　市長コラム31　「ともに未来へ」

50年前の10月8日、東京オリンピックの聖火が府中のまちを駆け抜けました。小金井街道と学園通りの交差点で小金井市から引き継ぎ、府中第二小学校と上染屋八幡神社(かみそめやはちまんじんじゃ)で走者交代。カントウ村（関東村(かんとうむら)）正門前で調布市に渡したと、昭和39年10月15日発行の「広報ふちゅう」に記載がありました。また、翌日に後楽園球場で行われた超満員の前夜祭では、府中囃子保存会(ふちゅうばやしほぞんかい)の40人が熱演したとの新聞記事も。オリンピック開会式は、半世紀前の昨日のことだったのです。

同広報には市制施行10周年を祝う記事もあります。10月1日に記念式典や祝賀パレードを行うとともに、一定期間で子どもたちの作品展もあったようです。一方、人口が10年間で2倍以上の11万人になり、全国で最も高い部類に入る人口急増に市政が追われている感も否めないとのコメントもあり、改めて、多くの人々の努力の積み重ねで現在の住みよいまちがあると思い、感謝の気持ちでいっぱいです。

市制施行60周年もいよいよメインイベント。4月から「協働」のテーマの下(もと)に数々の事業を行ってきましたが、きたる18日の前夜祭、19日の記念式典と市民パレードは数万人の皆様にご参加いただくこととなります。「うた」と「まつり」が似合うまち府中。さあ笑顔で、ともに未来へ行きましょう！