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2015年2月11日 市長コラム35 「ENZO」

最終更新日:2015年2月11日

ENZO(えんぞー)

「ENZO」は「エンゾー」と読みます。昨年10月に全国市長会関係の会議で四国の宇和島から高知へ移動するJR予土線車内で会った20代前半のオランダ人男性の名前です。お遍路の格好で一人列車に乗る彼と偶然隣り合わせたので、片言の英語で話しかけてみました。夏休みを利用して9月中旬に来日し、寺院の境内などで寝泊りしながら約4週間で八十八ヶ所(はちじゅうはっかしょ)を回る予定とのこと。歩き続けで足が痛いけれども、学生時代のよき思い出づくりに最後まで頑張ると話してくれました。

務田駅(むでんえき)で下車したENZOは(えんぞーは)、四十一番の龍光寺(りゅうこうじ)と四十二番の佛木寺(ぶつもくじ)を巡礼し十数日後に目的を果たして帰国したと思いますが、ほんの10分少々の出会いが強い記憶として残っています。確かに昨年は四国八十八ヶ所(はちじゅうはっかしょ)霊場ご開創1200年で例年よりPRされていましたが、極東の日本を、しかも弘法大師ゆかりの厳しい修行の地をなぜ選んだのか。日本人として素直に嬉しい気持ちになったと同時に、もう二度と会うことのないであろう青年の輝く瞳から多くを学んだ気がしています。

日本では間もなく卒業の季節。受験勉強真っ最中の人も多いかと思いますが、残り少ない日々を大切に過ごしてください。特に、4月から社会人になる皆さんには人生の新たな出発点を前に、夢を大きく持って欲しいです。

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