2015年6月11日　市長コラム39　「未来をつくる」

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）女子ワールドカップが開幕しました。4年前、未曾有の大震災で失意のどん底だった日本に優勝という輝きで未来への元気を与えてくれたのが「なでしこジャパン」でした。中でも、本市出身の澤穂希選手の活躍は今でも強く目に焼き付いています。そして今回も代表選手。6大会連続出場は男女を通して世界最多です。カナダまで届くように、市民皆さんの大きな応援をお願いいたします。

さて、世界レベルといえば市内の企業も私たちの誇りです。ＮＥＣの府中事業所(ふちゅうじぎょうしょ)敷地内では、昨年7月から人工衛星の組み立てや評価・試験などを行う「衛星インテグレーションセンター」が稼動しています。高い最先端技術力で、人と、地球と、豊かな未来のために人工衛星の自社一貫生産体制が確立しているのです。

また、東芝の府中事業所内(ふちゅうじぎょうしょない)には、本年4月「水素エネルギー研究開発センター」が開所。屋根に設置した太陽光パネルで発電した電力を使い水素を製造・貯蔵し、最新型燃料電池で集中発電するのです。この過程で二酸化炭素は発生しません。一貫した水素エネルギーシステムは世界初だそうです。

情報通信機器、電気機器、食料品をはじめとする本市の製造品出荷額は都内第一位です。まさに「未来をつくる協働のまち」と言えると思います。