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2017年8月11日 市長コラム63 「白球を追う」

最終更新日:2017年8月11日

白球を追う

日本の夏の風物詩のひとつに全国高等学校野球選手権大会があります。今年は第99回目を迎えました。3839校の頂点に立つ学校はどこかと、連日テレビで観戦されている(かた)も多いと思います。長い歴史の中にはいわゆる名勝負や名場面も数多くあります。でも私たちの感動を誘うのは、熱風のなか全力で白球を追うひたむきな姿と、それを支え、応援する控え選手たちの汗と涙ではないでしょうか。

7月、府中市民球場で行われた西東京大会初戦の始球式に登板させていただきました。アナウンスを受け、一塁側ベンチ横からマウンドに向かって歩き出し、ファウルラインの手前で一礼。聖域に入るような感覚です。マウンドでは、青い空と太陽、選手、応援団、全てが輝いて見えました。ボールの縫い目に指をしっかり掛けて投げた球はストライクにはなりませんでしたが。

ちょっと古い表現ながら、青春を懸けて一途に打ち込むことはとても素晴らしいことです。私も中学校の校庭で白球を、高校からは楕円球を追いました。今でも忘れられない大切な思い出がありますし、それが縁でつながる仲間もたくさんいます。もちろんスポーツばかりではありません。芸術や研究に没頭するのも同様です。この夏は、何かに夢中になるっていいなと特に感じます。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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