2017年4月11日　市長コラム59　「ターフつながり」

桜色の輝きから緑色のまぶしさへ。身近に緑の多い府中は一年で最も良い季節を迎えようとしています。大國魂神社の例大祭や、来週から週末ごとに大きなレースが開催される東京競馬場を訪れる方々でにぎわいも見せ、活力にあふれます。

競馬場のスタンドから見る景色にはファンならずとも感動するでしょう。ほかでは見られない広大さと芝コースの緑が私も大好きです。馬場の芝はターフとも称されることから、コース内の世界最大級の映像スクリーンはターフビジョン、日本中央競馬会（ＪＲＡ）のイメージキャラクターの名前はターフィーくんです。

このターフのご縁で去る2月9日、兵庫県宝塚市と災害時に職員の派遣や救援物資の提供などを行う相互応援協定を結びました。阪神競馬場がある宝塚市とはこれまでも競馬場所在都市として連携し、年に1回以上は市長同士が顔を合わせる関係でもあり、阪神大震災の時には直接的な支援も行いました。平成28年熊本地震から1年。復興はまだ緒(しょ)に就いたばかりですが、今や、国内のどこにいつ大きな地震が来ても不思議ではなく、同時に被災する可能性が低い遠隔地の自治体との協定は大変重要です。宝塚は歌劇団と手塚治虫に代表される夢のまち。人と文化の交流も楽しみに、遠くて近い関係を育みたいです。